毎年恒例のスポーツカード大賞、2022年のスポーツカードを各部門ごとに総まとめ! ディーラーズ座談会で決定します。連載第1回は、ベストアイテム部門から<ベースボールカード>編をお届けします。参加ディーラー佐伯 篤(SAトレーディング)写真・左高橋高弥(ミント新宿店)写真・中安野弘道(ミント池袋店)写真・右
カードファンの皆様、遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。
今回も無事にディーラーズ座談会が開催されました。昨年末にBBM本社会議室にて行われたこの座談会も区切りの15回目を迎えました。15年連続の参加となった
佐伯篤氏をリーダー役にして、今回も大いに盛り上がりました。
ミントからは、新たに就任した池袋店の
安野弘道店長が初参加。移転した新宿店を任されることになった
高橋高弥店長は、さらに貫録を増しました。
果たして、大賞に輝くのは、一体どの作品か? 今回も各部門別に2022年のスポーツカードシーンを振り返っていきましょう!
2022年のスポーツカードはどうでしたか?
佐伯 この座談会もなんと15回目を迎えました。あらためて今年もよろしくお願いします。
高橋 よろしくお願いいたします。
佐伯 ミント池袋店の安野店長は初めての参加ですね。
安野 少し緊張気味ですが、よろしくお願いいたします。
佐伯 緊張をほぐすためにも、まずは軽く安野店長に伺いましょうか。2022年のスポーツカードについてどう感じていますか?
安野 2020年にコロナが流行り出してから、本当にこの約3年から2年半ぐらいの期間で、トレーディングカード業界は激動の時代が流れたなと感じています。特に最近お店に立っていて思うのは、本当にコロナの前と後で、お客さんのカードの買い方も変わってきたということですね。
佐伯 それは、新しいお客さんが増えたということでしょうか?
安野 確かに、新しいお客さんは増えているんですけど、一方でこれまでの常連さんでコレクションをやめられていってしまった方もいて、むしろ、お客さんの買い方が変わってきたと思うんです。特に海外カードの価格が著しく高騰している中で、買ったボックスを未開封のまま取っておく方が結構いらっしゃいました。国内の製品でも一部でそういった傾向が見られていて、BBMから年末に出たばかりの「CROWN」もおそらく未開封のままにしておく人が出てくるのではないかと思います。
BBM オールスポーツカードプレミアム 2022 CROWN佐伯 特に人気の高い海外カードなんて、ボックスを開封せずに取っておけば、2倍くらいの価値になることもありましたからね。その傾向は、コロナ禍よりちょっと前、いわゆる“中国バスケバブル”のころからありましたが、特にここ最近は確かに顕著だったように思います。高橋店長はどうでしたか。
高橋 ボックス価格の高騰で海外製品がなかなか買いづらい状況にあったので、その反面、国内アイテムは値段が安定していたこともあって、これまで海外カードを買っていたお客様もBBMをはじめ日本のカードを開けてみようという方が増えたように思います。
佐伯 確かに、2022年もカードはよく売れましたよね。それでは、2022年のスポーツカードシーンを部門ごとに振り返っていきましょう。まず【ベストアイテム部門・ベースボールカード】からになります。高橋店長、よろしくどうぞ。
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