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2023-01-24

【2022スポーツカード大賞】#01 ベストアイテム部門<ベースボールカード>

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高橋 はい。ベースボールカードの候補としましては、まずBBMの「1stバージョン」ですね。2022年から価格を含めて仕様が変わったということで、発売前はお客様の反応を心配した面もあったんですけど、ふたを開けてみれば佐々木朗希選手の活躍もあって、店頭にほぼ並ぶことなく完売するというような状況だったので、大変人気が高かったと思います。続いて、トップス社の「トップス・シリーズ1」。これは何が話題になったかというと、エンゼルスの大谷翔平選手がボックスの表紙を飾っていたんですよね。


2022 BBM ベースボールカード1stバージョン


MLB 2022 TOPPS SERIES 1

佐伯 トップスの場合は、カードコレクターからの投票で、その年のメインで扱われる選手が決まりますからね。

高橋 それがスポーツ紙などで大きく報道された影響からか、普段野球カードを買われない方でもこの商品を買っていかれる状況があって、日々お店にも電話などで問い合わせが多くあったということで選ばせていただきました。そして、3つ目は私の大本命ですけど、 佐々木朗希選手の完全試合を記念したセット商品「PERFECT GAME」です。これはBBMさんに、よく作っていただけたと感謝したいくらいのカードセットで、お店に在庫がいくらあっても足りないくらいの人気でした。とにかく売れ行きがすごくて、 お1人様1個限定という方式を取っていても、まだ足りないぐらいでしたからね。非常にタイムリーでしたし、多くの皆様に喜んでいただけた商品だったのではないかと思っています。


2022 BBM ベースボールカードセット佐々木朗希~PERFECT GAME~

佐伯 4月に完全試合を達成して、8月には発売されたわけですけど、4カ月ぐらいの割と短いタイムラグで出てきたのがよかったと思います。これがもし夏場以降の秋口とか、シーズン終盤に達成していたら、年内の発売に間に合わなかったでしょう。そういうことも考えると、シーズン序盤に達成して、そのシーズンの真っ盛りに出せたというのは大きかったですよね。確かに、この商品は爆発的に売れました。価格も5000円と安かったですからね。

高橋 記念に1個という感じで買われる方が非常に多かったと思います。

佐伯 安野店長はどうですか?

安野 私もかぶってしまうんですけど、まず最初に挙げさせていただきたいのは、佐々木選手の「PERFECT GAME」ですね。この商品が発売される前から、佐々木選手のカードに対するお客様の関心が非常に高まっていたという状況があって、今まで野球にはあまり興味がなかったような方が野球カードを買う場面を結構見かけたんです。それで、そういうお客様に話を聞いてみると、「きっかけは佐々木朗希」という方がかなり多くて。これまで興味がなかった層まで巻き込む形でカード業界全体を盛り上げられる存在になったという意味では、MLBの大谷選手はまた別格なんですけど、佐々木選手以上のスターは、国内ではあまり見かけることがなかったと思います。

佐伯 佐々木選手は2020年がルーキーイヤーでしたが、1年目は実戦登板がなく、2年目も一軍で3勝こそしましたが、同期の奥川恭伸選手や宮城大弥選手には後れを取りました。それが3年目で一気に大ブレークして、やっぱり“令和の怪物”はモノが違うと、多くの野球ファンが再確認できたんだと思います。

安野 完全試合を達成した直後は、本当にお店の佐々木朗希カードが軒並み売れちゃったんですよね。なんていうことはないノーマルのレギュラーカードでも、ネットオークションで2000円、3000円と値段がついていましたから。本当にすごい存在だと、現場にいて肌で感じました。

佐伯 潜在能力は確かにすごいけど、ケガに弱いイメージもあって、ちょっと危うい雰囲気も開幕前には漂っていましたからね。それを一気に覆す活躍で、2022年のスポーツ界を非常に盛り上げてくれたと思います。他に候補は何かありますか?

安野 エポック社の商品なんですけど、「東京ヤクルトスワローズ・プレミアエディション」も挙げさせていただきたいです。こちらは村上宗隆選手の存在が非常に大きかったと思います。実際に皆さんの期待値も大きかったですし、発売前に公開された5打席連続ホームランのインサートカードの反響がすごかったです。枚数は少ないですが、直筆サイン版もあって、このカードが欲しいから、今回は思い切ってカートンで買いますというお客様も非常に多かったんですよ。もともと村上選手のカードは、ヤクルトのアイテムでは大当たりという認識で皆さんも買っていらっしゃったんですけど、2022年の球史に残るような大活躍によって、そのステータスがより一層高まったという印象があります。

佐伯 確かに、2022年に出たエポックの「プレミアエディション」の中では、ヤクルトが一番よく売れましたよね。

安野 シーズン前半に発売されたチームはセールスの動きもちょっと鈍い面があったんですけど、このヤクルトに関しては本当によく売れたと思います。

佐伯 村神様々でした。候補はそれくらいですか?

安野 そうですね。

佐伯 私もイチ押しは2人と同じく佐々木朗希セットです。確かにBBMの「1stバージョン」もよく売れましたし、「トップス・シリーズ1」ももちろんよかったんですけど、やっぱり佐々木選手の「PERFECT GAME」は飛び抜けていたと思います。商品の内容はもちろん、価格もお手頃でしたし、発売のタイミングもよかった。文句なしでした。

高橋 2022年のプロ野球を象徴する選手でしたよね。佐伯さんはヤクルトファンでいらっしゃったと思いますけど、エポックの「ヤクルト・プレミアエディション」に関しては話をしておかなくて大丈夫ですか。

佐伯 特には大丈夫(笑)。ヤクルトに関しては、BBMの「ヤクルトヒストリー」の方が個人的にはよかったんですよね。こちらも非常に魅力的なアイテムでした。実は他にもスワローズの商品はたくさん出ていて、どれもよかったと思います。でも、今回ばかりは佐々木セットを選ばないといけないと思います。

高橋 承知しました。私も無論、異議なしです。

☆2022 BBM ベースボールカードセット佐々木朗希~PERFECT GAME~☆



「佐々木朗希選手はカードに興味のなかった層まで巻き込んで業界全体を盛り上げた」(安野

【その他の候補】
☆2022 BBM ベースボールカード1stバージョン☆
☆MLB 2022 TOPPS SERIES 1☆

▶︎▶︎▶︎次回は、ベストアイテム部門<ベースボールカード以外>編です!

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