プロレスGP2022ベストマッチはG1決勝のオカダ・カズチカvsウィル・オスプレイ! エル・デスペラードvs葛西純との大接戦制す【週刊プロレス】

週刊プロレス本誌のハガキおよび週刊プロレスmobileにて2022年11月30日～2023年1月8日に実施した「プロレスグランプリ2022」。対象期間は2022年1月1日～2022年12月31日におこなわれた大会。総投票数1万2148票を集計した結果、該当期間中、日本国内でおこなわれた大会でもっとも素晴らしかった試合（タッグマッチ、その他の試合形式含む）に贈られる「ベストマッチ」は新日本８・18日本武道館のオカダ・カズチカvsウィル・オスプレイだった。

新日本の真夏の最強戦士決定戦「Ｇ１クライマックス」決勝戦がベストバウトに選ばれた。２年連続で決勝戦に進出したオカダ・カズチカと、初めてファイナルまでコマを進めたウィル・オスプレイの一戦は、過去のシングルと比べてもより以上に激しいものとなり、オカダの底力もあらためてクローズアップされる掛け値なしの好勝負となった。

１位とわずか86票差で２位になったのは、エル・デスペラードと葛西純の一騎打ち。試合内容もさることながら、互いの思いが深く交錯した闘いとして、多くのファンの記憶に残る一戦となった。

オカダ＆オスプレイのコメントは以下。

オカダ「東スポのプロレス大賞はプロレスをあまり見ていない人にもわかってもらえるものだと思うんですけど、週プロはコアなファンの方が多いと思うので、そのなかで“やっぱりプロレスっていいよね”って思ってもらえるような、いい試合プラスαの部分が評価されるというか。

プロレスがスゴく好きだからこそ感じてもらえるような試合が、（週プロでは）ベストバウトになっているのかなと思いますね。ボクもあらためてそういう試合をしないといけないと思いますし、物語としても楽しい試合、プロレスの良さが詰まったベストバウトという感じがします。

オスプレイとは去年、１・５（ドーム）でも闘って、大きい場所で２回闘ったこともそうですし、ボクが新日本に呼んだ選手なので、やっぱり特別な思いはありますね。ボクが棚橋さんをなかなか倒せなかったように、オスプレイのなかではボクがそういうふうになっているのかなと思います」

オスプレイ「2022年の数ある試合のなかで、ファンそして読者の皆さんがこの試合を選んでくれたことを非常に光栄に思うよ。特にＧ１前の自分は病気（腎臓感染症）を患って体調は万全とは言えず、この逆境を乗り切り決勝まで到達したんだ。そういう意味でこの試合は、自分自身にとっても感慨深い闘いだったね」