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2023-03-06

全女魂継承「高橋奈七永はいまのスターダムの救世主」ジュリア物語8最終回【週刊プロレス】

昨年10月に高橋奈七永と対戦したジュリア

現在ワールド・オブ・スターダム王者として女子プロレス界の頂点に君臨しているスターダムのジュリア。2017年10月29日、プロレスラーとしてデビューし、キャリア5年と少し。その時間はあまりに濃密であり、波乱万丈という言葉でも足りないほどさまざまな経験を積んできた。そんなジュリアのデビューから丸5年間の濃密過ぎる日々の記憶をB.B.MOOK「ジュリアお騒がせ症候群」のインタビューから抜粋してお届けしていく。最終回の第8回は今後の話。


――自分がやめたあとスターダムが終わってしまったら…。

ジュリア 私が好きなだけやって、そこそこお金ももらって、はい引退します、バイバイって、それはいちばんダメだと思います。私はもっともっと長いスパンを見てます。

――次の世代だけでなく、自分がこの世からいなくなっても…。

ジュリア そうですね。何十年後とかにどれだけいまの状態からもっと大きくなってるか。もしくは小さくなってるか、消えてしまっているのか。それは我々がどう行動していくかも絶対関係してくると思うので。女子プロレスをなくしちゃいけない。残していかないと。

――評価はあとからついてくるものですから、いつかジュリア選手が女子プロレス界の歴史上の人物になっているかもしれません。

ジュリア それを考えるといまの高橋奈七永は必死にやってるなって思います。体を張ってやってくれている。全女からやってきてあの年齢キャリアであの元気さは異常です(笑)。

――ダメージの蓄積も…。

ジュリア 絶対あるのにあれだけ動けて強い。高橋奈七永はいまのスターダムの救世主くらいに思います。闘いを見せてくれる選手って絶対必要。全女魂を持っていて、それは経験できない選手もいるので。私たちはいましあわせなんだと思います。彼女が体を張って私たちに叩き込んでくれているので。

――いつかジュリア選手がその役目を担うのかもしれませんね。

ジュリア プロレスは闘いなんでね。闘いとは何なんだって、私ももっと追求していきたい。なによりやっぱり女子プロレスを残していきたい。それが夢? そう聞かれるなら、それが夢です。
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