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2023-03-20

武藤敬司引退後のNOAHは激動の連続! ジェイク・リーGHCヘビー初戴冠、対全日本、軍団再編…【週刊プロレス】

イケメン集団のグッド・ルッキング・ガイズ(GLG)。左からアンソニー・グリーン、タダスケ、新GHCヘビー級王者のジェイク・リー、YO-HEY、ジャック・モリス

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19日、NOAH横浜武道館大会は激動の連続だった。あらためて時系列的に整理していく。

まず第2試合後、金剛のタダスケが誤爆をきっかけにして敗北を喫して軍団内で孤立。そこにYO-HEYが駆けつけて救出。タダスケのNOAHジュニア正規軍入りかと思われたが、YO-HEY&タダスケは正規軍にも攻撃して2人で引き揚げた。

第5試合では谷口周平が杉浦貴とのシングルで勝利。これまでマイバッハ谷口時代に2勝しているが、素顔では17度目の一騎打ちで初めての先輩超えだ。試合後、谷口は「杉浦先輩! もう一度だけチャンスをください」と杉浦に語った。

第6試合ではジャック・モリスがGHCナショナル王者のイホ・デ・ドクトル・ワグナーJrからタイガードライバーでピンフォール勝ち。試合後に同王座への挑戦をアピール。大会後に4・16仙台大会でのタイトルマッチが発表された。

第7試合ではランセロットがGHCジュニア王者のAMAKUSAからブロークン・ボム(ラストライド式バッククラッカー)で3カウントを奪取。同王座の挑戦をアピールした。大会後に3・26むつ大会でのタイトルマッチが発表された。

第8試合のGHCタッグ選手権では拳王が来場を呼び掛けていた全日本プロレスの諏訪間幸平専務(ブードゥ・マーダーズの諏訪魔)が来場せず。試合も王者組のマサ北宮&稲葉大樹が意地を見せて防衛に成功。挑戦者組の拳王&征矢学はこの日のGHCタッグ王座奪取、2日後の全日本大田区大会で青柳優馬&野村直矢から世界タッグ王座を奪取したあかつきに、両タイトルを統一して「GHC世界タッグ王座」の新設を宣言していたが、夢物語に終わった。

試合後、リングに全日本プロレスの“満場一致で最高の男”宮原健斗がテーマ曲に乗って踊りながら登場。全日本3・21大田区大会で宮原&安齊勇馬&井上凌の対戦相手が「NOAH選抜3選手」のまま決まっていないことについて北宮に対して「オマエがグダグダグダグダしてるからNOAHも困ってんだよ」「北宮光洋、さっきモニターで見たらオマエ今、名前違うんだって? マサを名乗るのは100年早いんだよ」などと説教。北宮は「全日本プロレスと絡んだって、何のメリットもないのは重々承知の上で、恥をしのんでおめおめと後輩からの呼びつけに駆けつけてくださったから、明後日、大田区行ってやるよ」と返答した。

大会後に全日本3・21大田区総合体育館大会における「全日本vsNOAHスペシャル6人タッグマッチ」として宮原&安齊&井上vs北宮&稲村愛輝&岡田欣也の一戦が発表された。さらにバックステージで谷口が杉浦とともにGHCタッグ王座挑戦を表明。王者組も受諾して4・16仙台大会でのタイトルマッチが決まった。

セミのGHCジュニアヘビー級タッグ選手権は王者組の小川良成&EitaがHAYATA&クリス・リッジウェイの挑戦を退け2度目の防衛に成功。試合後、小川がHAYATAと握手。Eitaは小川と不協和音。HAYATAはクリスにも小川との握手を促すがクリスは拒否。小川&HAYATAが一緒に退場し、そこに距離を空けながらもクリスも続く。一人リングに取り残されたEitaは小川&HAYATA&クリスと反対方向へ引き揚げ「小川、なんだ最後の握手? HAYATAと握手したよな? 小川、目を覚ませ」と語っていた。

メインではジェイク・リーがモリス&アンソニー・グリーンとともにYO-HEY&タダスケを引き連れて登場。グッド・ルッキング・ガイズ(GLG)はジュニア勢が加入し5人体制となった。

試合では清宮海斗のGHCヘビー級王座に挑戦し、35分36秒の激闘の末に串刺しフロント・ハイキックで勝利を収めた。清宮は5度目の防衛に失敗。第42代王者となったジェイクに中嶋勝彦が「本物のNOAHをオレが見せてやるよ。オレがNOAHだ」と挑戦表明。ジェイクは「オレが一番闘いたかった相手だ」と受諾し「オレがNOAHの舵を取る」と宣言して大会を締めた。両者のタイトルマッチは4・16仙台大会でおこなわれる。

ジェイクのGHCヘビー級王座初戴冠&中嶋の挑戦表明を皮切りにタイトル戦線が次々と決まり、対全日本プロレスも激化。さらにYO-HEY&タダスケのGLG入り、小川&HAYATA&クリスが元鞘に収まり、小川とGHCジュニアタッグ王者を保持するEitaが孤立、杉浦&谷口の合体と軍団再編の動きもあった。さっそく3・24秋田大会から次期シリーズも開幕する。武藤敬司&NOSAWA論外&原田大輔が引退し、小島聡が撤退したNOAHだが、すでに新しい闘いが始まりつつある。

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週刊プロレスNo.2236 (2023年4月5日号/3月22日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙は東京女子、今年最初のビッグマッチ有明大会メインで見事勝利を収めて、プリプリ王座初奪取した瑞希です。メインだけでなく3大タイトルマッチはすべて王座移動となった激動の大会を詳報するほか、巻末言では甲田哲也代表に東京女子のこれまでとこれからを聞いています。巻頭カラーはNOAH横浜武道館大会をリポート。清宮海斗を破り、ジェイク・リーが新GHCヘビー級王者となった試合のほかタイトルマッチ中心に詳報。NOAH関連では先ごろ引退した武藤敬司&グレート・ムタかWWEの殿堂入り。武藤に感想を聞いています。先ごろ、WWE退団、アメリカから帰国して主戦場を日本に移す決意を固めたSareeeにインタビュー。あらためて帰国を決意した真相のほか、猪木イズム継承者としてIWGP女子への関心も告白します。女子の企画ものとしては引退表明したスターダムのひめかが師匠と仰ぐ秋山準との対談を企画。引退を控えたひめかがなにを語るのか必読です。新日本は締め切りの関係上、決勝戦は入らないが「NEW JAPAN CUP」準決勝までをリポート。とくに準々決勝で内藤を破りロス・インゴ離脱を表明したSANADAの試合は注目。そのほか全日本・後楽園&新宿、ドラゲー和歌山、みちのく矢巾、大日本・新木場、GLEAT新宿、FREEDOMS茅ヶ崎、スターダム大阪&山口、マーベラス新木場など掲載。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。通常約1週間でのお届けとなります。土日祝日の配送がありません。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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