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2023-04-15

2度の手術失敗の絶望を乗り越え、ジャングル叫女が万感の休業前ラストマッチ【週刊プロレス】

休業前ラストマッチを見事に闘い抜いた叫女

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14日、都内・新宿FACEにておこなわれたノマズ新宿大会にて、ジャングル叫女が休業前ラストマッチをおこなった。

叫女は’15年11月にスターダムでデビュー。持ち味のパワーを生かしたファイトで活躍も、'20年10月に両ヒザと肩の負傷により長期欠場へ。手術をおこなうもこれが失敗となり、紆余曲折を経て'21年9月にスターダムを退団。

その後フリーとなって'22年9月にアメリカで復帰戦をおこない、今年には国内での復帰を果たすも、2度目の手術失敗により後遺症が日常生活に支障をきたすほど深刻に。後遺症の原因究明と治療を理由に、再びリングを離れることを決意した。

ときには「生きる意味も見つけられず、生きることも頑張れない」と絶望し続けたと語る叫女だが、フリーランス転向から新たな出会いもあり、「フリーランスサミットNOMAD'S」のリングを休業前ラストマッチの舞台に。


対戦相手にスターダム旗揚げメンバーの高橋奈七永、同じ小学校の水波綾、対戦を熱望していた山下りなを迎え、サプライズでセコンドにKAIRIもつく中、叫女はヒザの重症を感じさせないパワフルなファイトでリングを躍動。

最後は奈七永、水波、山下のフィニッシュ3連弾の前に3カウントを聞くも、叫女は「私のあこがれの人たちは本当に強くて、復帰できると思わなかったし、自分を迎え入れてるリングがあると思ってなかったから。私はプロレス人生で今日が一番幸せな瞬間でした」と万感のメッセージ。

あくまでもリング復帰の可否は今後の治療の行方次第となるが、バックステージでは「ここから長い闘いが待ってると思ってて、今日は負けそうでも逃げ出さないという勇気をもらえる試合でした。山下りなさんにも『今日からオマエはライバルだ』と言っていただけたので。プロレスの力を信じて、戻ってきたいと思います」と前を向いていた。

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