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2023-05-28

長州力らが全日本離脱&新日本復帰! 全日本では天龍源一郎が“革命”開始!! 新日本は海賊男、TPGで暴動発生、アントニオ猪木vsマサ斎藤の巌流島決戦、前田日明の顔面襲撃事件も…1987年のプロレス界【週刊プロレス】

前田日明が長州力の顔面にキック

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後楽園球場が解体され、BOØWYが解散、光GENJIがデビューし『ガラスの十代』がヒット、俵万智の『サラダ記念日』がベストセラーとなった1987年のプロレス界では事件が続発。長州力らの全日本離脱や新日本への海賊男の乱入、全日本で天龍革命の狼煙が上がり、新日本ではニューリーダーズとナウリーダーズの抗争が勃発。アントニオ猪木とマサ斎藤の巌流島決戦や、前田日明の“顔面襲撃事件”、TPG登場による暴動も発生する波乱の1年だった。

〔1987年の主な出来事〕

1月14日 前年秋からの遺恨を引きずる藤波辰巳と木村健吾が新日本・後楽園にて史上初のワンマッチ興行。

1月30日 “入れ墨モンスター”クラッシャー・バンバン・ビガロが新日本・神戸大会にて初登場。

2月20日 長州力が右腕にできたガングリオン(瘤状の膿)を理由に全日本・後楽園を欠場。新日本復帰説が流れる。

3月2日 前年12月にホノルルで武藤敬司を襲った海賊男が新日本・草加大会に乱入し再び武藤を襲撃。

3月26日 新日本・大阪城のアントニオ猪木vsマサ斎藤に海賊男が乱入。ファンが怒り暴動が発生。

3月28日 長州力ら9選手が全日本・後楽園での「チャンピオン・カーニバル」開幕戦をボイコット。

4月27日 新日本・両国のアントニオ猪木vsマサ斎藤の再戦を長州力らリキ・プロ軍団が客席から観戦し、試合後にフェンスの外から猪木、藤波辰巳に宣戦布告。

4月27日 全日本女子・大阪のWWWA世界タッグ戦で宇野久子(北斗晶)がコーナー2段目からの雪崩式ツームストーン・パイルドライバーを受け頸椎骨折の重傷。

5月13日 新日本・札幌大会にて長州力がついにリングインし、藤波辰巳vsマサ斎藤戦に乱入。サソリ固めで藤波が左足脛骨剥離骨折を負う。その後、長州は6月1日の名古屋大会で2年8カ月ぶりに新日本マット復帰を果たす。

6月4日 天龍源一郎と阿修羅・原が名古屋のシャンピアホテルで共闘に合意し6日より“龍原砲”を始動。天龍革命をぶち上げ正規軍と全面抗争へ。天龍は長州力離脱の全日本に危機感を持ち5月にジャンボ鶴田との鶴龍コンビを解散していた。

6月9日 全日本・日本武道館にてジャイアント馬場がパキスタンに伝わるバンドー空手の使い手、ラジャ・ライオンと生涯唯一の異種格闘技戦。

6月12日 新日本・両国にてアントニオ猪木がマサ斎藤を破りIWGP4連覇を達成。ここからIWGPは正式にタイトル化され、猪木が初代王者として認定される。試合後、長州力がリングに上がり「オレたちには今しかないぞ! 噛みつかないのか!?」と藤波辰巳、前田日明らに世代闘争の開戦を呼びかけ、猪木らナウリーダーズ(旧世代軍)と長州らニューリーダーズ(新世代軍)による抗争が勃発。

7月18日 ジャパン女子・大和大会で神取しのぶがジャッキー佐藤にケンカマッチを仕掛け、ジャパン女子との決別を宣言。

8月19日 新日本・両国にて旧世代軍と新世代軍が5対5イリミネーションマッチ。マサ斎藤の代打で武藤敬司が旧世代軍で出場。

8月20日 新日本・両国にてIWGPジュニア王座決定トーナメント決勝戦。小林邦昭が髙田延彦に勝利し初代王者に。

8月31日 全日本・日本武道館にて天龍源一郎がジャンボ鶴田と天龍革命後初の一騎打ち。リングアウト勝ちで鶴田からシングル初勝利。この年のプロレス大賞ベストバウトに。

9月17日 新日本・大阪大会にて2度目の新世代軍vs旧世代軍5対5イリミネーションマッチ。旧世代軍が勝利するが、試合後にアントニオ猪木とマサ斎藤が仲間割れ。齋藤は巌流島での対決をアピール。

10月4日 アントニオ猪木とマサ斎藤が巌流島でノーピープルマッチ。2時間5分14秒の死闘を猪木がKO勝ちで制す。

10月5日 2日前の全日本・伊勢崎大会に乱入したブルーザー・ブロディが鹿島町大会に出場し全日本復帰。

10月9日 新日本事務所にTPG(たけしプロレス軍団)のガダルカナル・タカとダンカンが挑戦状を持参。

10月19日 新日本・富士大会で藤波辰巳と長州力が試合中に仲間割れし、新世代軍が空中分解。ナウリーダーズとニューリーダーズの世代闘争は3カ月で終了。

10月30日 全日本・千葉大会にてジャンボ鶴田と谷津嘉章が五輪コンビを初結成。ロード・ウォリアーズのインタータッグ王座に挑戦。

11月7日 全日本・後楽園で天龍源一郎が輪島大士との初シングルで圧勝。

11月19日 新日本・後楽園の6人タッグマッチで前田日明が暴走。長州力の背後から顔面にキックを入れる“顔面蹴撃事件”により長州は右目眼窩底打撲、前田は無期限出場停止処分に。

12月27日 新日本・両国にてアントニオ猪木が長州力戦のあと、TPGからの刺客ビッグバン・ベイダーとの試合を強行するも2分49秒で敗戦。観客が怒り暴動が発生。同大会では馳浩が凱旋帰国し国内デビュー戦で小林邦昭を破りIWGPジュニア王者に。

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新日本プロレス旗揚げ50周年記念シリーズ③70年代編 不滅の闘魂伝説(B.B.MOOK1583) | 週刊プロレス powered by BASE

70年代プロレスとは何か?創立50周年を迎えた新日本プロレスの原点がここにある。1972年3月6日、東京・大田区体育館で旗揚げ。当初はテレビ放映も大物外国人のブッキングルートもなく、苦戦を強いられた。だが、翌73年に坂口征二が合流し、NETテレビ(現テレビ朝日)が中継をスタート。そこからは右肩上がりの成長を遂げていった。アントニオ猪木が前面に立って闘いを繰り広げた70年代の新日本を大特集する。【CONTENTS】COVER STORY◎アントニオ猪木「ジャイアント馬場を超えるために」 藤波辰爾インタビュー「明日を夢見て」CLOSE-UP◎カール・ゴッチ「旗揚げ1年目の大黒柱」 SPECIAL REPORT◎坂口征二と新日本の夜明け(文・流智美) アントニオ猪木名勝負セレクション1972-1979(vsカール・ゴッチ&ルー・テーズ、vsジョニー・パワーズ、vsストロング・小林、vs坂口征二ほか) 夢とロマンの異種格闘技戦PLAY BACK 1976-1980 SPECIAL REPORT◎ドラゴンブームとは何か? 新日本プロレス70'sクロニクル 70's外国人列伝~タイガー・ジェット・シン、アンドレ・ザ・ジャイアント、スタン・ハンセン、ボブ・バックランドほか 70年代新日本 忘れじのシリーズ~1975年のワールドリーグ戦、1979年の闘魂シリーズ 船橋慶一氏インタビュー「NETテレビ中継開始の舞台裏」 1972-1979新日本プロレス年表【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、通常2~4日でのお届けとなります。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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