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2023-05-21

前田日明らUWF勢、長州力ら維新軍…新日本から離脱者続出! クラッシュ・ギャルズ大人気、三沢光晴タイガー誕生、ジャンボ鶴田が日本人初のAWA戴冠…1984年のプロレス界【週刊プロレス】

前田日明と長州力

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ロサンゼルス五輪の柔道で山下泰裕が左足を負傷しながらも金メダルを獲得し、グリコ・森永事件が混乱を巻き起こしたこの年、プロレス界では新日本からの離脱者が続出しUWFとジャパン・プロレスが勃興。全日本では2代目タイガーマスクがデビューし、全女ではクラッシュ・ギャルズが台頭するなど新時代の芽吹きも。そんな1984年のプロレス界で起こった出来事を振り返っていく。

〔1984年の主な出来事〕

1月18日 前年の引退宣言以来沈黙を保っていた佐山聡がタイガーマスクとしてテレビ朝日「欽ちゃんのどこまでやるの」に出演。番組中に虎のマスクを脱ぎ、素顔を公開。近い将来のリング復帰を宣言した。

1月29日 新日本の剛竜馬が巡業先で失踪。のちにUWF移籍組が続々と同様の行動を起こすが、これが最初。

2月3日 新日本札幌の藤波辰巳vs長州力のWWFインターヘビー級戦で、藤原喜明が入場時の長州を花道で急襲。長州が負傷したため試合は不成立に。藤波は「こんな会社、辞めてやる!」と吐き捨て会場をあとに。

2月23日 全日本蔵前にてインター・ヘビー級王者のジャンボ鶴田がAWA世界ヘビー級王者のニック・ボックウインクルとのダブルタイトルマッチを制し、日本人初のAWA世界王者に。

3月2日 前田明(日明)とラッシャー木村が新日本浅瀬大会を無断欠場。

4月11日 大宮スケートセンターにてUWFが旗揚げ。前田はこの日からリングネームを本名の「日明」としてメインイベントに出場しダッチ・マンテルに勝利。

4月26日 ジャイアント馬場が前日の試合でスタン・ハンセン&ブルーザー・ブロディの合体パイルドライバーにより首を負傷したため、全日本大宮大会を欠場。1960年9月のデビュー以来の連続出場記録が3764でストップ。

6月14日 新日本蔵前でアントニオ猪木vsハルク・ホーガンのIWGP決勝戦。2度の延長戦の末、長州が乱入し両者にラリアットを打ち込む混乱の中、猪木がリングアウト勝ち。この結果に観客が怒り暴動に。

6月27日 藤原と髙田伸彦(延彦)がUWF入団を発表し新日本を離脱。

7月16日 UWFが東京・世田谷区大蔵で道場開き。

7月23日 UWF後楽園にて佐山がザ・タイガーとして354日ぶりに復帰。髙田伸彦と組み前田日明&藤原喜明と対戦。

7月31日 全日本蔵前にて2代目タイガーマスク(三沢光晴)が初お披露目。

8月2日 蔵前国技館にて新日本がプロレス最終興行。猪木が長州にグラウンド・コブラツイストで勝利し、この年のプロレス大賞ベストバウトに。

8月25日 全日本女子後楽園にて長与千種&ライオネス飛鳥のクラッシュ・ギャルズがジャンボ堀&大森ゆかりを破りWWWA世界タッグを奪取。ビューティ・ペア以来となる久しぶりの女子プロレスブームがスタート。

8月26日 全日本田園コロシアムにて2代目タイガーマスクがデビュー戦。ラ・フィエラに勝利。

9月3日 全日本広島にてジャンボ鶴田&天龍源一郎がブルーザー・ブロディ&クラッシャー・ブラックウェルとの王座決定戦に勝利し、インターナショナル・タッグ王座を獲得。全日本の看板タッグに。

9月11日 新日本の木戸修が突然のUWF移籍表明。

9月21日 維新軍の長州力、アニマル浜口、谷津嘉章、小林邦昭、寺西勇が新日本を離脱。元新日本営業部長の大塚直樹氏が設立した新日本プロレス興行(10月15日にジャパン・プロレスに社名変更)への移籍を発表。25日には永源遥、栗栖正伸、保永昇男、新倉史祐、仲野信市、27日にはキラー・カーンも新日本から新日本興行に移籍。

11月14日 全日本が新日本のMSGタッグリーグ戦出場をキャンセルしたダイナマイト・キッド&デイビーボーイ・スミスの「84世界最強タッグ決定リーグ戦」参加を発表。“爆弾移籍”に衝撃が走る。

12月2日 全日本後楽園にて大仁田厚がマイティ井上のNWAインターナショナルジュニアに挑むも敗れ、戦前の公約通り引退を表明。これがレスラー人生最初の引退で、5年後に復帰。

12月4日 ジャパン・プロレスが高松で事実上の旗揚げ戦となるチャリティー興行を開催。長州はメインで怪覆面X(正体は渕正信)に勝利。

12月5日 UWF後楽園にてスーパー・タイガーが藤原喜明とフォールナシの特別ルールで対戦し、キックの雨を降らせてKO勝ち。衝撃を呼ぶ。

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新日本プロレス旗揚げ50周年記念シリーズ③70年代編 不滅の闘魂伝説(B.B.MOOK1583) | 週刊プロレス powered by BASE

70年代プロレスとは何か?創立50周年を迎えた新日本プロレスの原点がここにある。1972年3月6日、東京・大田区体育館で旗揚げ。当初はテレビ放映も大物外国人のブッキングルートもなく、苦戦を強いられた。だが、翌73年に坂口征二が合流し、NETテレビ(現テレビ朝日)が中継をスタート。そこからは右肩上がりの成長を遂げていった。アントニオ猪木が前面に立って闘いを繰り広げた70年代の新日本を大特集する。【CONTENTS】COVER STORY◎アントニオ猪木「ジャイアント馬場を超えるために」 藤波辰爾インタビュー「明日を夢見て」CLOSE-UP◎カール・ゴッチ「旗揚げ1年目の大黒柱」 SPECIAL REPORT◎坂口征二と新日本の夜明け(文・流智美) アントニオ猪木名勝負セレクション1972-1979(vsカール・ゴッチ&ルー・テーズ、vsジョニー・パワーズ、vsストロング・小林、vs坂口征二ほか) 夢とロマンの異種格闘技戦PLAY BACK 1976-1980 SPECIAL REPORT◎ドラゴンブームとは何か? 新日本プロレス70'sクロニクル 70's外国人列伝~タイガー・ジェット・シン、アンドレ・ザ・ジャイアント、スタン・ハンセン、ボブ・バックランドほか 70年代新日本 忘れじのシリーズ~1975年のワールドリーグ戦、1979年の闘魂シリーズ 船橋慶一氏インタビュー「NETテレビ中継開始の舞台裏」 1972-1979新日本プロレス年表【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、通常2~4日でのお届けとなります。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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