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2023-06-14

アントニオ猪木が参院選初当選、ジャンボ鶴田が三冠統一、天龍源一郎がジャイアント馬場から歴史的勝利、新生UWFに藤原喜明&船木優治&鈴木実が合流で躍進【週刊プロレス】

アントニオ猪木

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ドイツでベルリンの壁が崩壊、中国で天安門事件が発生し、アメリカとソ連が冷戦終結を宣言。昭和から平成へと年号が変わったこの年、プロレス界も大きな節目を迎えた。新日本ではアントニオ猪木が参院選に出馬し、全日本ではジャイアント馬場が天龍源一郎に敗れ日本人選手から初の完全敗北。新日本が東京ドームでプロレス初興行をおこない、全日本ではジャンボ鶴田が三冠統一。新生UWFが藤原喜明、船木優治、鈴木実を加え老舗2団体を脅かす勢いを見せ、大仁田厚のFMWも誕生するなど、革新的な1年だった。


〔1989年の主な出来事〕

1月8日 7日に天皇陛下が崩御したことに伴い新日本が後楽園大会を順延。アントニオ猪木以下選手、社員がホール入り口に並びファンにお詫び。

1月10日 新生UWF初の日本武道館大会は観衆1万4130人(超満員)。ダブルメインは前田日明vs髙田延彦、山崎一夫vsトレバー・パワー・クラークの異種格闘技戦。

3月10日 イギリス遠征中の新日本・船木優治がUWF移籍を表明。二十歳の決断。

3月15日 新日本・名古屋の第1試合でアントニオ猪木vs鈴木実。猪木は2・22両国で長州力に敗れて以降「一から出直したい」と第1試合への出場を続けていた。

3月27日 新日本・鈴木実が契約更改の席でUWF入りの意思表示。デビューから9カ月での決断。

4月14日 新生UWFが後楽園で1周年記念興行。船木優治と鈴木実の入団を発表。鈴木は移籍初戦で串刺しドロップキックを披露。

4月18日 全日本・大田区にてインター王者のジャンボ鶴田がPWF&UN王者のスタン・ハンセンを破り、史上初の三冠王者に。

4月20日 全日本・大阪で百田光雄が仲野信市を破り世界ジュニア初戴冠。

4月24日 新日本が東京ドームでプロレス界初のドーム興行。メインではアントニオ猪木が円形リングで異種格闘技戦をおこない、柔道家のショータ・チョチョシビリにKO負け。獣神ライガーがデビュー。

4月30日 日本インディーの先駆け・パイオニア戦志が後楽園ホールで旗揚げ戦。所属選手は剛竜馬、アポロ菅原、高杉正彦の3人。メインは剛vs大仁田厚。

5月6日 全日本女子が女子初となる横浜アリーナ大会。長与千種が引退試合。

5月21日 新生UWFが千葉のNKホールでプロレス初興行。田村潔司が鈴木実戦でデビュー。

5月25日 新日本・大阪城で獣神ライガーが馳浩からIWGPジュニア奪取。初戴冠。

6月2日 元横綱・双羽黒の北尾光司が記者会見でプロレス転向を発表。

6月5日 全日本・日本武道館で天龍源一郎がジャンボ鶴田を破り第2代三冠王者となる。

6月20日 アントニオ猪木が参院選出馬を正式発表。「スポーツ平和党」の党名もお披露目。

7月24日 アントニオ猪木が参院選に当選し日本初のプロレスラー国会議員に。

7月25日 全日本新城にて川田利明が初開催の「あすなろ杯争奪リーグ戦」最終戦で高野俊二を破り優勝。

7月28日 FMW設立会見に青柳政司が乱入し大仁田厚を襲撃。大仁田は救急車で搬送される。

8月18日 都内ホテルにて新日本・坂口征二社長の申し出で全日本・ジャイアント馬場社長との新日本&全日本両巨頭の歴史的会談が実現。

10月6日 FMWが名古屋・露橋スポーツセンターで旗揚げ。メインで大仁田厚が青柳政司との異種格闘技戦に敗れる。

11月29日 全日本札幌の最強タッグ公式戦、ジャイアント馬場&ラッシャー木村vs天龍源一郎&スタン・ハンセンで、天龍が馬場からパワーボムで初フォール勝ち。歴史的1勝に天龍は「ドームより重い」。

11月29日 新生UWFが東京ドームで6大異種格闘技戦。前田日明がウィリー・ウイルヘムに勝利。鈴木みのるはモーリス・スミスに敗れる。国内プロレス興行最多動員記録(当時)の6万人を動員。

12月6日 全日本・日本武道館で「世界最強タッグ決定リーグ戦」最終戦。天龍源一郎&スタン・ハンセンがジャンボ鶴田&谷津嘉章を破り全勝優勝。

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週刊プロレスNo.2249 (2023年6月28日号/6月14日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙は11年ぶりに開催された「ALL TOGETHER」のメイン後、オカダがダー!で締めたあとの出場選手集合写真です。新日本&全日本&NOAHの3団体が集結して、プロレス界としてコロナからの復興をアピールした大会。増刊号一冊分とほぼ同じ40ページ超ボリュームでリポートします。大日本の岡林裕二が7月からの無期限休業を発表。これまで大日本のストロング路線を関本大介との二枚看板で支えてきた岡林が今回の決断に至った理由はなんなのか? 会見後にインタビューして話を聞いています。「ALL TOGETHER」の真裏、新木場ではFREEDOMSが大会を開催。インディーの意地を見せるべく大日本と2AWからも選手が参戦。主要3団体興行では決して見られないデスマッチで新木場に熱狂を生み出した裏オールトゥゲザーを詳報。企画ものでは拳王がYouTubeで定期配信して好評を博している「拳王チャンネル」を特集。収録現場の潜入リポートなど人気配信番組の裏側に迫ります。「ALL TOGETHER」翌日の新日本・幕張とNOAH横浜、翌々日の全日本・郡山でも各団体さまざまな動きあり。新日本は真夏の「G1 CLIMAX」注目のブロック分け&対戦カードも発表されているので要チェック。そのほかスターダム大阪、GLEAT後楽園、ドラゲー福岡、DDT松山、大日本・横浜、東京女子・後楽園、666新宿など掲載。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。約1週間でのお届けとなります。土日祝日の配送がありません。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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