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2023-06-13

三沢光晴が虎マスクと決別、ジャンボ鶴田に劇的勝利! 天龍源一郎が全日本退団&SWS旗揚げ! 新生UWF崩壊、史上初の電流爆破、橋本真也「時は来た!」…1990年のプロレス界【週刊プロレス】

タイガーマスクと決別する直前の三沢光晴

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テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』が放送開始となり主題歌の『おどるポンポコリン』(B.B.クィーンズ)が大ヒット。『スラムダンク』の連載がスタートし、勝新太郎の逮捕やティラミスブームが話題となる中、バブル景気が崩壊した1990年。プロレス界では天龍源一郎が全日本を退団し、新団体SWSの旗揚げに参加し衝撃を呼んだ。人気絶頂だった新生UWFは金銭面のトラブルで選手とフロントが対立し崩壊へ。そんな中、SWSによる引き抜きで危機に立たされた全日本では、虎のマスクと決別した三沢光晴ら若い力が奮起。また、FMWが史上初の電流爆破マッチをおこなったものこの年だった。


〔1990年の主な出来事〕

1月2日 全日本・後楽園で小橋健太が七番勝負第1戦。谷津嘉章を相手にムーンサルト・プレスを初公開。

1月4日 新日本・後楽園に獣神ライガーが、マスクに角を生やした獣神サンダー・ライガーとして初登場。翌日の後楽園では橋本真也と“初対決”。

1月16日 新生UWF日本武道館で髙田延彦が前田日明に裏アキレス腱固めで初のギブアップ勝ち。

2月10日 新日本・東京ドームのメインで坂口征二と組み橋本真也&蝶野正洋と対戦したアントニオ猪木が、試合前のインタビューで進退問題について問われ「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」とアナウンサーをビンタ。一方、橋本は「時は来た! それだけだ」とコメント。試合は猪木が蝶野に勝利。

2月10日 新日本・東京ドームのセミファイナルで元横綱・双羽黒の北尾光司がクラッシャー・バンバン・ビガロとのデビュー戦に勝利。

3月1日 ユニバーサルが後楽園ホールで旗揚げ戦。浅井嘉浩が日本デビュー戦でラ・ケブラーダを披露。

3月2日 新日本・後楽園にてパニッシャー・ダイス・モーガン(のちのジ・アンダーテイカー)が日本デビュー戦。タッグマッチでAWA王者のマサ斎藤から金星。

3月10日 FMW後楽園に元全女の天田麗文、工藤めぐみ、豊田記代が乱入しFMW女子への参戦をアピール。

3月15日 新日本・久留米で坂口征二が引退試合。

3月23日 新日本・後楽園で坂口が引退エキシビションマッチ。

4月9日 全日本・岡山で小橋健太が2代目タイガーマスクとのコンビでカンナムエキスプレスからアジアタッグを奪取。初戴冠。

4月13日 WWFが新日本、全日本と合同で「日米レスリングサミット」東京ドーム大会を開催。メインでハルク・ホーガンがアックスボンバーでスタン・ハンセンに勝利。ジャイアント馬場はアンドレ・ザ・ジャイアントと初タッグ。

4月15日 新生UWF博多で船木誠勝と鈴木みのるが初対戦。

4月26日 天龍源一郎からの辞表を全日本が受理し、退団が決定。

4月27日 新日本・千葉NKホールで武藤敬司&蝶野正洋がマサ斎藤&橋本真也からIWGPタッグを奪取。

5月10日 メガネスーパーが記者会見でSWS(メガネスーパーワールドスポーツ)の設立を発表。

5月14日 全日本・東京体育館の試合中に2代目タイガーマスクがマスクを投げ捨て素顔の三沢光晴に。

5月28日 新生UWF仙台で前田日明と鈴木みのるが初対戦。

6月2日 FMW後楽園。悪質な野次に大仁田厚が激怒し、客席にマイクを投げる。

6月8日 全日本・日本武道館で三沢光晴がジャンボ鶴田との一騎打ちでピンフォール勝ちの快挙。

6月12日 新日本・福岡で馳浩が後藤達俊のバックドロップを受け一時、意識不明にとなり緊急入院。

6月17日 全日本女子・後楽園で豊田真奈美が7人参加の「ジャパン・グランプリ」ワンデートーナメントを制し初優勝。

7月22日 FMWが日南市柚津港にて世界初の洋上プロレスを開催。

7月27日 全日本・松戸。三冠王者のテリー・ゴーディが急病で倒れ、スタン・ハンセンvs三沢光晴の王座決定戦を急きょ開催。三沢は初の三冠戦。

8月4日 FMW汐留にて大仁田厚とターザン後藤が史上初のノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ。大仁田がKO勝ち。

8月13日 新生UWF横浜アリーナ。船木誠勝が髙田延彦にドクターストップで初勝利。

9月1日 全日本女子・大宮にてブル中野とアジャコングが女子史上初の金網デスマッチ。

9月7日 新日本・大阪でグレート・ムタが日本マット初登場でサムライ・シローに勝利。

9月7日 全日本・福井で小橋健太&ジョニー・エースがトミー・ロジャース&ボビー・フルトンの“ファンタスティックス”とのアジアタッグ王座決定戦を制し、同王座史上初の日米混成タッグ王者に。

9月25日 藤波辰爾が「ドラゴン・ボンバーズ」の設立を発表。メンバーは越中詩郎、獣神サンダー・ライガー、ブラック・キャット、飯塚高史。

9月29日 SWSが福井でプレ旗揚げ戦。

9月30日 新日本・横浜アリーナにてアントニオ猪木がデビュー30周年記念試合でタイガー・ジェット・シンとタッグを結成。ビッグバン・ベイダー&アニマル浜口に勝利。

9月30日 全日本・後楽園でジャイアント馬場がデビュー30周年記念試合。アブドーラ・ザ・ブッチャーとタッグを結成し、アンドレ・ザ・ジャイアント&スタン・ハンセンと対戦。日本マットで初となるアンドレとの大巨人対決が実現。

10月18日 SWSが横浜アリーナ2連戦で旗揚げ戦。初日のワンナイトタッグトーナメント決勝でジョージ高野が天龍源一郎からジャーマン・スープレックス・ホールドで殊勲の勝利を挙げ、ジョージ&高野俊二が優勝。2日目には天龍がジョージとの一騎打ちに勝利。

10月26日 FMW美濃で日本マット初のミックストマッチ。ターザン&デスピナの後藤夫妻がリッキー・フジ&工藤めぐみに勝利。

11月1日 新日本・日本武道館で馳浩&佐々木健介が武藤敬司&蝶野正洋を破りIWGPタッグ初戴冠。

11月7日 新日本・岩出町で金本浩二が小原道由戦でデビュー。

11月14日 全日本女子・横浜文体でブル中野とアジャコングが金網デスマッチで再戦。ブルが金網最上段からのギロチンドロップで勝利。

12月1日 新生UWF松本。分裂の噂が広がる中、メインを締めた船木誠勝がフロント批判により出場停止中の前田日明をリングに呼び込み全選手で万歳。団結をアピール。

12月3日 アントニオ猪木がイラク・バグダッドで「平和の祭典」を開催し、人質解放に貢献。

12月26日 新日本・浜松にて橋本真也が異種格闘技戦でトニー・ホームにTKO負け。

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週刊プロレスNo.2249 (2023年6月28日号/6月14日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙は11年ぶりに開催された「ALL TOGETHER」のメイン後、オカダがダー!で締めたあとの出場選手集合写真です。新日本&全日本&NOAHの3団体が集結して、プロレス界としてコロナからの復興をアピールした大会。増刊号一冊分とほぼ同じ40ページ超ボリュームでリポートします。大日本の岡林裕二が7月からの無期限休業を発表。これまで大日本のストロング路線を関本大介との二枚看板で支えてきた岡林が今回の決断に至った理由はなんなのか? 会見後にインタビューして話を聞いています。「ALL TOGETHER」の真裏、新木場ではFREEDOMSが大会を開催。インディーの意地を見せるべく大日本と2AWからも選手が参戦。主要3団体興行では決して見られないデスマッチで新木場に熱狂を生み出した裏オールトゥゲザーを詳報。企画ものでは拳王がYouTubeで定期配信して好評を博している「拳王チャンネル」を特集。収録現場の潜入リポートなど人気配信番組の裏側に迫ります。「ALL TOGETHER」翌日の新日本・幕張とNOAH横浜、翌々日の全日本・郡山でも各団体さまざまな動きあり。新日本は真夏の「G1 CLIMAX」注目のブロック分け&対戦カードも発表されているので要チェック。そのほかスターダム大阪、GLEAT後楽園、ドラゲー福岡、DDT松山、大日本・横浜、東京女子・後楽園、666新宿など掲載。【注意】発送後の返品・返金は原則不可とさせていただきます。送料は無料ですが、第三種郵便での発送となります。約1週間でのお届けとなります。土日祝日の配送がありません。また、事前に購入されても発売日にお届けすることは、お約束できません。ご了承ください。

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