マスターズスイマー・原田さんのとっておき~チームラインジャージ~水泳のトップブランドである「arena」は、今年、50周年を迎えた。
そのアイテムは、トップスイマーはもとよりジュニア選手など競泳選手だけではなく、マスターズスイマーたちからも絶大な信頼を得ている。
そんな水泳愛好家たちに、とっておきの一品を紹介してもらうこの特別企画。
今回はマスターズスイマーとして泳ぎ続ける原田さんのとっておきを聞いた。
「運動神経はよくなくて、走ればクラスで下から1番か2番目でした」という原田さん。ただ、小さな頃から水遊びが好きで、高校時代は九州大会にも出場。その後は水泳から離れた時期もあったが、現在ではマスターズチームを率いるほど水泳にどっぷりとハマっている。――原田さんが水泳を始めたのはいつだったのでしょうか。
原田さん もともと水遊びが大好きだったらしく、保育園のころはプール、と言っても水を溜めた池のようなところでしたが、そこで楽しく遊んでいました。しかし、小学校に上がって体育の授業で水泳があったのですが、平泳ぎは泳げたけどクロールは泳げなかった。自分としては「そんなバカな!」と思いました。それで小学3年生のとき、家の近くのインターハイで優勝する選手がいるような名門高校が、夏限定で小学生向けの水泳教室をやっていたので通うようになりました。だけど泳げないし、泳げる種目も遅いし、友達が格好良くバタフライを泳いでいるのを見てうらやましく思ったものです。
――そこから水泳にハマったわけですね。
原田さん そういうわけではないんです。中学で水泳部に入っていたわけではありませんでしたから。ただ、高校に進学したときに小学生のころの記憶がよみがえって水泳部に入りました。運動神経も良くなかったですが、高校3年間やり遂げて九州大会にまで出場できるようになりました。大学ではインストラクターのアルバイトをして、就職で水泳から離れた形です。
――それでは再び泳ぎ始めたきっかけは?。
原田さん 10年少し前になりますが、50歳を前にして何か運動をしなくては、と考えたところ、できる運動が水泳だけでした(笑)。最初は市民プールの水泳教室に通っていましたが、今では週3回、1回2000m程度、泳いでいて、マスターズチームの代表も務めているんです。
原田さんのお気に入りのチームラインパーカーと、「今の泳ぎを作ってくれた」というショートフィン今ではマスターズチームの代表も務める原田さん。仲間たちにインターネットなどで仕入れた情報をかみ砕いて教えることもあるという。そんな原田さんの目標とは?――原田さんがアリーナの商品を愛用するようになったきっかけは何だったのでしょうか。
原田さん 高校生の頃、私の地元では他社メーカーのものしか手に入らなかったんです。だけど県大会や地区大会にいくと、アリーナのチームラインの入った水着を着ている選手が決勝に残っていて格好良く見えました。それで大学生になり、インストラクターのアルバイトをしているころにアリーナ製品も入ってくるようになって。それで初めて買ってからはアリーナひと筋です。
――あのアリーナのロゴマークが並んだチームラインの水着は確かに格好良いですよね!
原田さん だけどアリーナは格好良いだけじゃないんですよね。デザインに遊び心がある。初めて買ったアリーナ製品はTシャツでしたが、少しリアルなカエルがクロールを泳いでいるイラストの描いてあるものでした。あと、お気に入りでかぶっていたキャップが、猫が星を背負って「ITSUKA NIPPON NO HOSHI NI NYARU(いつか日本の星ににゃる)」と書いてありました。これは破れてしまったのですが捨てられませんでした。あとは歌舞伎役者になったアリーナくんが描かれているタフスーツは、ここぞという練習のときに着る勝負練習水着にしています。
――水泳は何歳までもできる競技ですから、これからもアリーナ製品で泳ぎ続けていくわけですね。これからの目標はありますか?
原田さん そうですね。80歳になっても、90歳になっても杖をつきながらでもスタート台に上がって、飛び込んだらスイスイ泳げる格好良い年寄りになりたいです。あと、孫も7人いまして、水泳をやっているのもいます。育成コースに上がったらディズニーのタフスーツを買ってあげる約束もしました。水泳を好きになってくれて、いつかマスターズの大会に一緒に出場できたら楽しいでしょうね。