close

2024-01-29

【令和6年春場所予想番付】

幕下西筆頭で全勝優勝した若隆景は関取復帰が確実

全ての画像を見る
若隆景、伯桜鵬と、37歳の北磻磨が関取復帰

初場所で琴ノ若が二ケタ勝利を挙げて大関昇進、横綱・大関にも二ケタ勝利が3人出た。さらには関脇以下に休場者が5人も出たため、関脇以下と平幕は「あまり下がらず、大きく上がる」という、力士に優しい傾向の番付になる。
 
三役には若元春と阿炎が返り咲き。もう一人は錦木か朝乃山か難しいところだ。あるいは、6勝の宇良の小結据え置きというウルトラCもあり得る⁉
 
前頭上位になる明生、王鵬、隆の勝あたりもかなり大きく上昇することになりそうだ。王鵬、平戸海、剣翔が自己最高位を更新する見込み。初場所に新入幕で旋風を巻き起こした大の里は、前頭6枚目前後になりそうだ。
 
難しいのは幕内と十両の入れ替えだ。幕内は“優しい番付”の傾向になりそうなので、そことバランスを取ると、本来なら十両落ちの成績の力士がいくらか幕内に残留となる可能性が出てくる。一方、十両の上位は人がダンゴになって「あまり上がらず、しっかり落ちる」という“厳しい番付”になりそうなので、そことバランスを取ると、あまり幕内に上がっていけないことになる。そのあたりの線引きをどうするか。宝富士と尊富士の新旧伊勢ケ濱勢と北青鵬あたりの処遇がどうなるかは微妙。尊富士はもし入幕となれば、十両1場所通過になるが……。
 
十両では、上位は“厳しい番付”になるが、十両尻近くは緩くなってくるので本来落ちる人が救われそう。千代丸と千代栄の九重勢はどちらが救われるか。
 
また、幕内経験者の元関脇若隆景は3場所ぶりに関取復帰。幕下筆頭での全勝なので、ある程度高い位置に戻りそうだ。伯桜鵬も幕下1場所で関取に返り咲き。さらには37歳の北磻磨が、実に21場所、約3年半ぶりに関取に復帰することが濃厚だ。

春場所予想番付

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事