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2024-02-15

北海道文教大学スポーツアリーナ新築工事【1F雨天体操場の照明、防球ネット、人工芝 Part3】

珪砂、黒ゴムチップの充填剤をほぼ撒き終わったスポーツアリーナ1F雨天体操場

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ジョイントテープに接着剤を塗って、2枚の人工芝の継ぎ目を貼り付ける

 人工芝全体のサイズが決まったので、次は貼り付け作業に移ります。人工芝の継ぎ目をめくりあげて、そこにジョイントテープを敷き、接着剤を塗って人工芝を貼り付けていきます。ラインを入れる場合は、人工芝と人工芝の間にラインを入れてジョイントテープに貼り付けます。



 スポーツアリーナの四隅にホームベースとバッターボックスを白いラインで作成します。ジョイントテープも細かく切って貼り付けます。人工芝に接着剤がつかないように、透明のテープを貼って保護してから、慎重に接着剤を塗っていきます。

白いラインで作ったホームベースとバッターボックス

 ホームベースとバッターボックスが完成しました。ホームベースの中央には、塁ベースをはめ込むための金具が埋め込まれています。練習によってホームベース、塁ベース(一塁or三塁)と使い分けるそうです。

スポーツアリーナの中央には点線

 スポーツアリーナの中央に白い点線を入れます。ひとつ一つの点線をきちんと測定して、長さ、間隔を正確に揃えます。

スポーツアリーナ中央に見える点線

 ジョイントテープで白の点線をすべて貼り付けました。

充填剤の珪砂(左)と黒ゴムチップ(右)

 人工芝をすべて張り終えたら、充填剤を散布します。スポーツアリーナのすぐ外で、フレコンバッグに保管してあった珪砂(左)と黒ゴムチップ(右)です。珪砂は濡れて固まってしまうと、散布したときに人工芝の間へ入り込まないので、雨で濡れないようにブルーシートでカバーしておきました。

トラクターで人工芝に珪砂を散布

 まず、トラクターで珪砂を高さ2cm分、全面に散布します。

トラクターで黒ゴムチップを散布

 珪砂を撒き終えたら、黒ゴムチップを高さ2cm分撒きます。人工芝の芝の長さが6cmに対して、充填剤は珪砂が2cm、黒ゴムチップが2cm。これで、人工芝の表面の芝は頭出し2cmになります。

珪砂、黒ゴムチップの充填剤をほぼ撒き終わった状態のスポーツアリーナ

 珪砂、黒ゴムチップを撒き終わりました。ムラがないかチェックして、少ない個所には追加、多いところは均していきます。

人工芝のアップ

 人工芝をアップにすると、こんな感じに見えます。芝がしっかりと立っており、この状態を長くキープできる耐久性の良い人工芝です。

4隅のホームベースは、塁ベースをはめて使用することができる

 スポーツアリーナの四隅に、白ラインで作成したホームベースがあります。そのままホームベースとして使用する場合は、上写真のように人工芝とゴムチップの入った蓋をします。塁ベースとして使用する場合は、蓋を取り外し、塁ベースをはめ込みます。様々な場面を想定して練習できる作りになっています。

スポーツアリーナの外側に文字を貼り付ける作業

 スポーツアリーナの外では、壁に文字を貼り付ける作業が行われていました。

英語で北海道文教大学スポーツアリーナ。Bunkyoのロゴはチームカラーのブルーとオレンジ

 こちらが、完成した文字です。Bunkyoの文字はチームカラーのブルーとオレンジです。この文字の下には照明が取り付けられ、夜間も遠くから文字が浮かび上がって見えます。

ライトアップされたBunkyoの文字

 こんな感じです。

Part1はこちらから
Part2はこちらから
2Fブルペンの人工芝工事はこちらから

施工業者:ベースボール・マガジン社、株式会社オータニ、東芝エレベータ株式会社、新太平洋建設株式会社

文◎池田晋 写真◎BBM

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