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2024-02-08

北海道文教大学スポーツアリーナ新築工事【1F雨天体操場の照明、防球ネット、人工芝 Part1】

1F雨天体操場の人工芝の下地となるアスファルトコンクリート舗装

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 2023年10月、北海道文教大学スポーツアリーナの2階ブルペンが完成したので、ここからは1階の雨天体操場の作業工程についてお伝えします。その前に、一度時計の針を同年8月に巻き戻します。

スポーツアリーナの建物ができる前に、防球ネットを支えるアンカーを地面に打ち込む

 まだ、スポーツアリーナの影も形もなく、地面に砕石が敷き詰められただけの状態です。建物ができる前に、地中に防球ネットを張るためのアンカーを打ち込みます。

左がアンカー、右は地面に穴を掘りアンカーを打ち込むところ

 地面に穴を掘り、アンカーを地中に埋めます。

打ち込んだアンカー

 アンカーが地中から出ている部分には、目印にピンクのテープを付けました。今度は、時計の針を1カ月進めて2023年9月にワープします。

スポーツアリーナの鉄骨が組み立てられ、天井まで出来上がり、照明を設置

 約1カ月間でスポーツアリーナの鉄骨が組み立てられました。天井が出来上がったところで、照明を付けていきます。縦10列、横9列で合計90基のLED照明が取り付けられます。

スポーツアリーナの床となる地面に砕石を撒き、ロードローラーで平らにしていく

 照明や配線など天井の内側の作業が終わると、次はスポーツアリーナの床の下地作りです。砕石を撒いてから、ロードローラーで平坦にしていきます。

木枠を並べ、その間に熱々のアスファルトコンクリートを流し込み、平坦にしていく

 平坦になった砕石の上に細い木枠を並べ、熱々のアスファルトコンクリートを流し込み、均していきます。

転圧機でアスファルトコンクリートを均す

 アスファルトフィニッシャが入れないスポーツアリーナの端は転圧機を使い、人力で平坦にします。アスファルト面に足跡が残らないように、耐熱靴の上に接地面積が広い木製のゲタのようなものを履いています。

アスファルトフィニッシャでアスファルトコンクリートを流し込みながら平坦にしていく

 端を仕上げたら、アスファルトフィニッシャでアスファルトコンクリートを流し込みながら、平坦にしていきます。

ロードローラーでアスファルトコンクリート舗装の仕上げ

 ロードローラーでアスファルトコンクリート舗装を仕上げます。

アスファルトコンクリートが固まる前に、アンカーの高さ、位置、角度を最終調整

 アスファルトコンクリートが固まる前に、事前に打ち込んであったアンカーの位置、高さ、向きを調整しておきます。

アスファルトコンクリートを入れる前に、塁ベースをはめるための金具を設置

 左上がアスファルトコンクリートを流し込む前に、打ち込んであった塁ベース用の金具です。人工芝を敷設した後、ここに塁ベースをはめ込みます。この時点でピッタリはまるかどうか、チェックしておきます。

アスファルトコンクリートと砕石の断面

 アスファルトコンクリートと砕石の層の断面です。これが人工芝の下地になります。この下地が綺麗に平坦に仕上がっていれば、人工芝のグラウンドも平坦で怪我をしにくい、安全なものになります。

アスファルトコンクリート舗装完成

 アスファルトコンクリート舗装が完成しました。作業車などが塁ベースの金具にぶつかって破損しないように、カラーコーンを被せてあります。

Part2に続く

施工業者:ベースボール・マガジン社、株式会社オータニ、東芝エレベータ株式会社、新太平洋建設株式会社

文◎池田晋 写真◎BBM

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