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2024-02-10

棚橋弘至新社長が“大仁田”とタッグ!? ABCテレビ「朝だ!生です旅サラダ」生出演【週刊プロレス】

番組終了後にアシスタントの大仁田美咲アナと。“愛してます”と“ファイアーポーズ”での2ショット。“愛炎コンビ”は実現するのか?

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昨年暮れ、新日本プロレスの新社長に就任した棚橋弘至が10日、ABCテレビ「朝だ!生です旅サラダ」に生出演した。

プロレスラーといえば全国を巡業するだけでなく海外にも頻繁に遠征するなど、旅は生活の一部。まさにうってつけの起用だが、実は試合と移動に追われ、ゆっくりと観光や食事を楽しむことは少ない。番組では勝俣州和さんのガイドでマイナス10度の中で滝に打たれ、スノーモービルを楽しみ、スイーツや地元の名産、海鮮料理に舌鼓を打って、冬の北海道(小樽、札幌)を満喫するVTRが流されたが、実は多忙な中を縫っての出演だった。

前夜、茨城・古河大会の第5試合に出場した棚橋は、翌朝の出演に間に合わせるべく試合後すぐにに会場を飛び出して大阪へ移動。しかし、東京発の最終ののぞみ号に間に合わないため名古屋まで移動して“途中泊”。あらためて出演当日、始発の新幹線に乗って、8時の番組オープニングに間に合わせた。

翌日にエディオンアリーナ大阪でビッグマッチが控えているとはいえ、プロモーションのためそこまでして番組に出演しなくても……と思うが、棚橋社長にとって大阪には特別な思いがある。

「もともと僕は大阪ではなかなか受け入れてもらえず、ブーイングも飛んだりで、アウェー感が強かったんですよ。それでも2000年代半ばから、とにかく大阪でビッグマッチを開催するたびにプロモーションさせていただきました。ABCさんをはじめ、大阪のラジオ局には本当に大変お世話になりました。そのうちだんだん大阪でも応援されるようになって、うれしかったですね」と振り返る。

一方で個人的なことだけでなく、「2000年代って新日本プロレスにとって暗黒期といわれてて、後楽園ホールですらなかなか埋まらない時代で。だけど大阪府立、第2競技場だったんですけど、そこが確実に埋まり始めて。仮面ライガーショーとコラボするなど、いろんな仕掛けもできるようになりました。それと合わせるように、棚橋弘至も受け入れられるようになって。僕がベルトを巻いてから何回か連続で大阪府立が満員になるようになって、大阪から新日本プロレスに火がついたっていう意識が残ってるんですね。今、オカダをはじめ、ウィル・オスプレイやタマ・トンガなど主力が退団することで、ファンの方は心配な部分もあると思うんです。ここでもう一度、新日本が復活するには、あの時と同じように大阪から火がつけば面白いんじゃないかって」と、自らの成功体験から導き出されたものだった。

実際、芸能を含めたエンターテインメント業界では“大阪を制するものは全国を制す”といった風潮は、いまも根強く残っている。

以前から棚橋は、プロレスファンに対してよりも、プロレスを知らない人に対して、ていねいに説明して魅力を伝えることを心がけてプロモーションに努めてきた。その積み重ねが新日本のV字回復につながった。

今回の出演は、トップ団体で久しぶりに誕生した社長レスラーという点も見逃せない。番組エンディングではMCを務める神田正輝さんから、「今日が第1回ということで」と、次回出演の公開オファーを受けるなど、評判も上々。

棚橋自身も「『旅サラダ』っていうメジャー番組に出させていただいてうれしかったです。ロケをご一緒した勝俣さんは以前からプロレスラーと親交があって、プロレスラーって何たるかをよくご存じなので、うまく扱っていただきました。たくさん食べてたくさん遊んできました。その影響が体に出てますけどね(笑)」と仕事を忘れて楽しんだ。

アシスタントを務める大仁田美咲アナは、「初めてプロレスラーにお会いしたんですけど、大仁田としてうれしいですね。厚さんより前に棚橋さんにお会いできて光栄です。胸板が厚いのにびっくりして。私の2人分あるぐらいで。ロケのVTRを見て、甘いものが好きっていうところにギャップを感じて、好きになりました。のちのち、ご一緒できるラジオ番組を持てたらいいですね。大仁田&棚橋で勘違いされるかもしれませんけど(笑)」と感想を語ると、それを聞いていた棚橋社長は「(番組)スポンサー、お願いします」とレギュラー番組獲得に意欲を見せた。“棚橋・大仁田タッグ”実現なるかに期待がかかる。

橋爪哲也

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