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2024-05-20

【マリーゴールド旗揚げ記念対談vol6】ジュリアvs林下詩美~後編~業界トップを走るマリーゴールドのトップを走り続けたい【週刊プロレス】

ジュリアと詩美。マリーゴールド2トップだ

5・20後楽園で旗揚げするロッシー小川新団体「マリーゴールド」のエース、ジュリアがホスト役となり、所属選手とトークバトルをおこなう特別企画。最終回のゲストは林下詩美! その後編では、お互いがマリーゴールドという新たな道を選んだことにどんな思いを抱いていたのか。そして、3年半ぶりのタッグ結成が実現する旗揚げ戦に関して2人は何を思うのか。さまざまな話題が飛び出したジュリア×詩美トークバトル後編です!
ジュリアと詩美

――そういう詩美さんだから「マリーゴールドという同じ団体にいてくれてよかった」という言葉につながるんでしょうか?

ジュリア「いてくれてなんて、私が言うのはちょっと変かもしれないけど、おー、詩美もいるんだってワクワクしたよ、やっぱり」

――その当時は移籍ウンヌンのお話、何かしたんですか?

ジュリア「まったく」

詩美「してないっす」

――詩美さんはどう思いました、ジュリアさんが新団体に合流するということを聞いて。

詩美「いるって聞いた時、ジュリアがいるなら大丈夫だろうなって感じがありました」

――それはなぜですか?

詩美「ジュリアの、ほかの人にはないカリスマ性」

ジュリア「おぉ褒められた!」

詩美「カリスマ性がすごいし、いるだけで存在感すごいから。ぜんぜん大丈夫だなって。…ふふ(なぜかテレる)」

ジュリア「なんでテレるの(苦笑)」

詩美「あとは発言とか見える観点が違ったり、発信のすごさ」

ジュリア「でも、マリーゴールドになって最近会う機会が増えて思ったのは、ウタのワードチョイスがおもしろいなって。口数は少ないし、カメラとかレコーダーが回ってるとちょっと(自分を)押さえてる気がするけど」

――よそいきの詩美さんだと。

ジュリア「そう。すごいこと言ってる、って思うことあるもん」

――じゃあ一応(と言って、そっとICレコーダーを裏返す)。

詩美「あはは!」

ジュリア「裏返った(笑)」
詩美とジュリア
詩美「でも昔からこんな感じなので。ひとに頭よく見られたいって願望があって。だから人前では頭悪いところを見せないようにはしてました。バレちゃうから」

ジュリア「普段はけっこう良い意味で毒舌なんだなって。先輩後輩関係なく。おもろ!かっこいい!と思って」

詩美「思想が強いから、私。違うと思ったら言いたくなっちゃう」

――そういう詩美さんだからマリーゴールドのエースの期待がかかるわけですね。ジュリアさんには海外挑戦のウワサが付きまとっていて、いつまでこのリングに上がっているか予想できませんからね。

詩美「(ジュリアが)いなくなった後のことは考えます、やっぱりすごいデカい存在がいなくなることになっちゃうんで。そのぶん、もっと自分が頑張らなきゃいけないと思うし、ほかの選手にもいまのうちからもっと自覚を持ってほしい、自分がマリーゴールドを支える存在になるんだって全員で」

ジュリア「そこで思わぬ選手が上がってきたり、おもしろい存在になるのがプロレスだからね。上が抜けたら抜けたで、誰かが出てくる。だからそんなに心配してない。これだけのメンバーがいるし、ウタがいるからね!」

――そんな2人で旗揚げ戦はSareee&ボジラ組と対戦します。

ジュリア「やっとSareeeと戦える。本当に気合い入りまくりですよ!ボジラがちょっと怖い存在だよね。ぜんぜん知らない相手だし、180センチ、90キロって男子のヘビー級みたい」

詩美「コンニチワ、ニホン!(※SNSでの告知動画でボジラが叫んでいた)。すごかったなぁ、あれ(笑)」

――個人的にはジュリア対Sareeeの5年ぶり遭遇もですが、詩美対Sareeeも楽しみなんです!

詩美「私もです」

――初対決ですよね?

詩美「とても初です。楽しみな部分で言いますと、Sareeeさんはジュリアのことしか見てないと思うし、詩美はボジラと当たっとけぐらいにしか思ってないかもしれないですけど、『林下詩美こんなすごかったのか!?』って思うことになるのが楽しみです」

ジュリア「やったるぞ!」

詩美「ええ。グッと持って、ポンですよ」

――Sareee選手のエルボーは相当ゴツいと思いますが?

詩美「ええ、存じております。でも私、体強いから」

――ドンとこいと?

詩美「エルボーだろうが、頭突きだろうが、全部ジュリアが受けます!」

ジュリア「もちろん、ドンとこいや!…っておい!」
ジュリアと詩美のタッグは2020年12月に一度だけ実現している
詩美「まじめに言うと、私に少しでも気持ちを動かさせたいですね。試合が終わった時には、ジュリアなんてもういい、林下詩美とやりたい!って言ってるかもしれないよ」

ジュリア「いいじゃない、それもそれで。でも、私は私でSareeeに対する気持ちっていうのがあるから。それで旗揚げ戦を闘って、ジュリアなんていいや、やっぱ詩美だなって思ったら、それは私の力不足だろうから。もちろん、そうはさせないけど」

――ちなみにマリーゴールドをどんな団体にしていきたいみたいなイメージはありますか?

詩美「これまでを見てもわかるように盛り上がりは常にあると思うので。旗揚げ以降もその勢いを続け、女子プロレストップの団体に。当たり前にそれはやっていきたいです。そのトップを行く団体のトップを走り続けたいです、私は」

ジュリア「おお!バナナが入ってたって喜んでた人とは思えない頼もしさだね。だんだん人間に見えてきたよ」

詩美「あはは!」

ジュリア「ウタって口数が少ないよね?」

詩美「自分の考えてることはあるんだけど、それを言葉に変えるのが得意じゃないかも。言葉にするってむずかしい」

――プライベートもそんな感じなんですか?

詩美「家族は読み取ってくれるので。でも他人と話す時、自分が思ってることを言葉にするにはすごく難しいなって。だから(ジュリアが)うらやましいですね。力強い言葉選びするから、私は語彙力が少ないから普通のことしか言えないけど。すごいなと思いますね」

ジュリア「ウタの場合、そのぶんひと言が重いし、強いんだよね。言葉もそうだし、自分とウタって真逆にいる感じだとあらためて思ったけど、そんなウチらが共通してるのはここに、マリーゴールドに来たこと」

――大きな共通項ですよね!

ジュリア「いままであんまりかかわることがなかったけど、いまはなんだろうな、同志かな。どう接していいかいまだにわからない部分はあるんだけど」

詩美「私もまだ(コミュニケーションが)取りずらい」

――言っちゃった…!

ジュリア「(苦笑)。別にね、みんな仲良くしなきゃいけないわけじゃないから」

――ちなみに恋愛だとどうなんですか? 瞬間的に好きになるのか、時間をかけて恋に落ちるのか。

詩美「私はパッと思っちゃう型ですかね。だんだんとかはないかも」

ジュリア「私も会った瞬間タイプだ」

――ジュリア、詩美もだんだん関係が深くなることはなさそうですね(苦笑)。旗揚げ戦ではタッグを組みますが、今後は闘うことも出てくるでしょうし。

ジュリア「自分がずっとイメージしてたのは、ウタとは闘っていくだろうってことだったから。いずれやるでしょうね」

詩美「自分もですね。ジュリアとは闘いたい」

ジュリア「たださ、旗揚げ戦はそうも言ってられないから。ウチら2トップがそろうわけで、すごく大事だと思うから。やるしかない!」

詩美「おう」

――では最後にそれぞれにメッセージを。

詩美「(ジュリアとは)人種も、お互いがいる場所もぜんぜん違うかもしれないけど、向いてる方向は一緒だと思うから。そこに向けて頑張ってほしい。もちろん私も頑張るけど、私だけ頑張ってもダメだと思うし、そこはジュリアだけじゃなく、みんなで頑張っていきたい」

ジュリア「自分とウタはみんなに背中を見せていかないといけないから。お手本になろうとは思わないけど、まずはみんなが安心してついていけるような背中を見せないといけないし。それだけじゃなくて、イチプレイヤーとしてまだまだ目指すものがたくさんあるから。切磋琢磨していきたいですね。我々ががんばらないとね、マリーゴールドだけじゃなくて、プロレス界の中心人物でこれからもい続けなきゃいけないので。旗揚げ戦やるぞ!」

詩美「おう! やるぞ、オラ!」
マリーゴールド旗揚げ戦5・20後楽園の大会ポスター
マリーゴールド旗揚げ戦
「Marigold Fields Forever」
★5月20日(月)東京・後楽園ホール(18:30)
▼マリーゴールド最強タッグ伝説◎ジュリア&林下詩美vsSareee&ボジラ
▼アクトレス・ニュータイム◎翔月なつみ&松井珠紗vs天麗皇希&後藤智香
▼World beauty showdown~世界美女決戦~◎桜井麻衣&ゼイダ・スティールvs野崎渚&マイラ・グレース
▼The Power Contest◎MIRAIvsCHIAKI
▼A対Iイデオロギー対決◎青野未来vs石川奈青
▼starting over~パッション注入2024◎高橋奈七永vsビクトリア弓月
※大会はレッスルユニバースでも放送
https://www.wrestle-universe.com/ja/lives/wzTsbvrPsfRe8vHzLQUDpS

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週刊プロレスNo.2301 (2024年5月29日号/5月15日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

今週号の表紙は「ALL TOGETHER」日本武道館大会のメインで勝利した清宮海斗を中心とした出場選手の集合写真です。日本プロレスリング連盟発足記念&能登半島復興支援チャリティーとしておこなわれた大会は、6団体が集結してふだんは見られないカードが実現。巻頭から詳報します。全日本は春の祭典「チャンピオン・カーニバル」優勝戦を男子プロレス初進出となる横浜BUNTAIで開催。宮原健斗が“ゼンニチ超新時代”の一人、斉藤ジュンを破り5年ぶり2度目の優勝。そのほか世界ジュニア戦など注目カードをリポート。新日本は「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」が開幕。優勝候補の高橋ヒロムとエルデスペラードが揃って黒星発進となる波乱の幕開け。そのほか公式リーグ戦を詳報。新日本関連では巻末言で木谷高明オーナーに新日本がスターダムを子会社化する理由を直撃。いよいよ旗揚げ目前となったマリーゴールド。今週は選手が士気を高めるためにおこなった合宿リポート、元アクトレス勢紹介など始動直前のマリーゴールドに迫ります。また木村花さんメモリアル大会に参戦するジュリアにその思いも聞いています。企画ものとしてはNOAHで結成された清宮海斗&拳王中心の新ユニットクローズアップも。そのほかスターダム後楽園、DDT横浜、ドラゲー後楽園、東女後楽園など掲載。

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