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2024-06-09

【マリーゴールド両国カウントダウン対談vol.1】ジュリアvs後藤智香~後編~目指すは“プロレスラーごちかの確立”。そしてマシュマロへの感謝【週刊プロレス】

70分を超えるトークバトルを展開したジュリアと後藤智香

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ロッシー小川新団体「マリーゴールド」初のビッグマッチ7・13両国国技館大会が1カ月後に迫った。当サイトでは、5月20日の旗揚げ戦に向けてスターダム出身を中心にした6人と団体のエース、ジュリアがトークバトルをおこなったが、両国カウントダウンとしてアクトレスガールズ編がスタート。

 その第1弾ゲストはゴチカの愛称で知られる後藤智香。愛されまくりのイジられまくりで知られるゴチカはトークバトルでもポンコツぶりを存分に発揮。その一方で、腹をくくって飛び込んだプロレスと真摯に向き合う姿勢ものぞかせるなど、ジュリアだから引き出せたゴチカの魅力が満載だったトークバトル後藤智香、後編をお届けします!
2人のトークは70分超の大盛り上がり
――後藤さんはなぜ人前に出る仕事に就こうと思ったんですか?

後藤「とにかく人前に出るのが好きなんです。小学校の時、学芸会ってあるじゃないですか。やっぱり主役がやりたくて、手をあげて」

――そういうシチュエーションで手を挙げられるタイプなんですね!

ジュリア「いいね〜」

後藤「手を挙げたんですけど、主役落とされて。主役になった子とバチバチ、ケンカするみたいな」

ジュリア「プロレスラーだ!(笑)」

後藤「あとから考えると『私、理不尽だな』って思うんですけど、でもちゃんと仲直りしてるので」

ジュリア「散々やり合ったあとに、わかり合うんだ(笑)。ますますプロレスラーじゃん」

後藤「根っからのプロレスラーだったのかな(笑)」

ジュリア「まぁまぁ、それはこれからわかると思うけど」

後藤「あ~ん」

――でも、その素質は十分あるような気がしますね!

ジュリア「うん、おもろい」

後藤「(突然手を挙げて)私、今日ジュリアさんにお話したいエピソードがひとつあって」

――急に挙手制!

 ジュリア「アハハ!」

後藤「エピソードっていうか感謝を伝えたいなって。合宿なんですけど」
対談でも話題に上がった合宿2日目のマシュマロを食べさせられた場面
 ――5月11日&12日に神奈川・三浦海岸でおこなわれた旗揚げ直前合宿ですね!

後藤「あの合宿が私のなかですごくアツい思い出になっていて。浜辺でやった特訓とかいろいろ感謝しかないんですけど、一番はマシュマロ!」

ジュリア「そこ!?」

――合宿2日目にバーベキューをやった際、ジュリアさんが焼きマシュマロを愛情たっぷりに後藤さんに食べさせていました!(https://x.gd/EpSwd)。

ジュリア「アレのどこに感謝するの…?」

後藤「週プロさんのSNSに動画が上がったじゃないですか。あれ見て、お父さんもお母さんもめっちゃ喜んでて『智香のこと、わかってる~』って。両親だけじゃなく、友だちとか智香を知ってるまわりの大人たちみんなが喜んでくれたんです。でも、あの時、私、ずっと嫌な顔してたんですよ、ホントはうれしかったのに。だから、2人で撮った写真、この記事が出たら引用であげますね!(にっこり)」

ジュリア「好きにしてください(遠い目)。でもね、あの合宿の時、どういうポジションが自分にとってオイシイか分かってる人だなと思った、ゴチカは」

――浜辺特訓でのスイカ割りなど随所で後藤さんの愛されぶり、イジられぶりが出てましたよね。

ジュリア「出てたねぇ。合宿終わったあとに、ジュリ番と私の2人で話してたの。集合写真とかを振り返ってみると、ゴチカは必ず私とかウタ(林下詩美)のそばにいるし、写真のド真ん中に必ずいる!…って」

後藤「違う、ウソです…!」

――初日のビーチ特訓から宴会、合宿2日のBBQ。基本、後藤さんはセンターにいましたね。

後藤「すいません…気づいたら詩美さんとジュリアさんの間にいちゃうんです…」

――言おうかどうか迷ったんです、『後藤さん、センターじゃなくて端っこに行ってください』…って。

後藤「言ってください!(苦笑)」

――なんの予備知識もない人にあの写真を見せて「このメンバーの中心人物は誰だと思う?」と聞いたら、大半が後藤さんを指さすと思いますよ。

後藤「あ~ん(苦笑)。…結果良かったってことですよね、アピールできて」

ジュリア「そうそう(笑)。ナチュラルなのか計算なのか分からないけど、センターを取るのも才能だと思うよ。気づいたらいつも端っこにいる、影にいるみたいな人だっているわけだし」

――なんたってプロレスラーですからね!

後藤「でも、浜松大会の試合後、ジュリアさんからテレがあったよって言っていただいて」

ジュリア「ゴチカの試合中の動きの中に、ちょっとテレが見えたんだよね。迷いがあったり、テレがあるとそれって伝わるから。どんなにつまんないことでも、間違ったことしてても、超堂々と、私スーパースターですから〜!みたいな感じでやったら、お客さんだって何だかよく分からないけど、すごいもの見てるんじゃないかなって気になるだろうし。逆はもったいないよね」

後藤「私はスーパースターです!って思いなさいって言われて。(ICレコーダーに向かって)私はスーパースターです! なります!」

ジュリア「うん、それでいい。いいと思うよ」

――バカになれるのも才能です。

ジュリア「思い込むのは大事。あとは、それに伴う努力をちゃんとして、努力を続ける。そしてその思い込みに見合うような自分になれれば、頭一つ抜けるんじゃないですかね」

――2、3年後、センターゴチカが当たり前になってるかもしれませんよね。

後藤「わー! 見ててください!」

ジュリア「少し前、(ロッシー)小川さんと話した時、『エースってどんな人ですか?』って聞いたことがあって。『この子がウチのエースですって誰かに紹介した時、胸を張って紹介できる子。恥ずかしくない子』って言っていて。ゴチカはね、めっちゃいいキャラなんだけど、たまにウザいんですよ(苦笑)。グイグイ来すぎる時があるんですよ」

――グイグイいくのも大事だけど空気を読むのも大切ですからね。

ジュリア「空気を読んだうえで、空気を読んでないように見えることをするのはいいと思うんだけど」

――ホントにわかってないとの、わかったうえでわかってないふりをするのは全然違いますからね。

ジュリア「そうそう。アンタはめっちゃいいキャラだけど、たまに落ち着けって思うことがあるから(笑)」

後藤「(その時は)止めてください…!」

ジュリア「(その時は)殴る」

後藤「あーん…!」
得意技はジャイアントスイング。独特の入り方に注目
 ジュリア「(笑)。でもこういう子が団体にひとりいるって大きいよね」

――ムードメーカー感がハンパないです。

ジュリア「いまはこの感じでぜんぜんいいと思う。貴重な存在。だけど、この先、後輩ができてきたり、キャリアを重ねることで今度は、ゴチカがみんなを引っ張っていかなきゃいけない立場になったり、背負うものが増えてくるから。あっという間だからね。その時、どんな人になってるかなって。それは楽しみですね」

後藤「ご指導よろしくお願いします。でも、わたし、マリーゴールド内で元アクトレス、元スターダムってなってるのをブチ壊したい気持ちがすごいあって」

ジュリア「いいじゃん、ブチ壊そうよ」

後藤「また合宿の話になっちゃうんですけど、部屋割りが元スターダム、元アクトレスで完全に分かれてたんですよ。でも『混ぜるぞ!』ってジュリアさんが言ってくれて。それでシャッフルされたんですけど、そしたらジュリアさんと一緒でした(ニッコリ)」

ジュリア「だからなんなんだよ(苦笑)」

後藤「お部屋に行って、寝る場所を決めようってなったんです。ベッドが2つ、お布団が4つ。皆さん、当然ベットがいいですよね。トランプで決めようってなって、ジュリアさんと詩美さんがベッドになったんですよ。なのに、ジュリアさんが私のお布団で寝始めたんですよ! これは私と一緒に寝たいのかな?って思ったり、入ってこいっていうフリなのかなとか。だから最初、お布団めくったりいろいろしてみたんですけど、普通に寝てる…って思って(笑)」

ジュリア「私、3月ぐらいから全然休みがなくて。合宿前日も明け方まで(合宿のプランを)いろいろ考えたり、当日の朝も買い出し行かなきゃいけないから早めに出発して。(三浦海岸に)着いた時点ですでに疲れ果てて、脳がフワフワしてたんだよね。そんな状態で海で動いて、終わって風呂入って宴会でお酒飲んで。ビール一杯飲んだだけで一気に眠くなっちゃったんだけど、みんなとコミュニケーション取りたいし、楽しくやりたかったんでちょっと頑張ってたんだけど、気づいたら寝てた。何も覚えてないもん」

後藤「やっぱり私を待ってたわけじゃなかった…?」

ジュリア「なわけねーだろ! たまたま力尽きた場所がゴチカの布団だったってだけ」

――ただ、ブッ倒れるまでジュリアさんが頑張ってくれたから後藤さんにとって忘れられない合宿になったわけですもんね。

後藤「ホントに。ありがとうございました!」

ジュリア「やった甲斐があったかな」

後藤「ああいうの、年イチでやりたい気持ちです。ここから試合が増えていったら、そんなことも言っていられなくなるかもしれないけど、またみんなでグッと近づける機会はほしいなって」

ジュリア「やったほうがいい、絶対。年に一回はやろう!」

――今回はジュリアさんが音頭をとりましたが、次回は?

後藤「任せてください、合宿番長になります!」

ジュリア「が…合宿番長?(笑)」

――鍋奉行みたいですね(笑)。

ジュリア「こういう時、だいたい『ジュリア考えて』って丸投げされることが多いんだけど、やってくれる人がいたらありがたい」

後藤「私が合宿番長の時は(飲食店をやられている)父がお弁当作ります!」
対談後に自撮りをしていた2人の様子
ジュリア「それ嬉しいね。このお店にもマリーゴールドのみんなで来たいよね」

後藤「あ、ちょっと前に松井のお誕生日をかねて何人かで来てくれたことはあるんですよ」

ジュリア「私、誘われなかったな」

後藤「あ~ん、そこはなかなか…誘っていいんですか?」

ジュリア「全然誘ってくれない!」

――ドンドン誘ったほうがいいですよ、ジュリアさんは世界一気軽なスーパースターですから。

ジュリア「世界一気軽なの、私?(苦笑)」

後藤「ドンドン誘います!」

ジュリア「ゴチカはさ、目標とかあるの?」

後藤「さっき『いま私はどこに向かってるんだろう?』って迷う時があるって言ったんですけど、いま一番思うのはプロレス楽しいなって。試合もですし、セコンドで汗びっしょりになるぐらい駆け回ってて。でも、一番近くで見れて、応援できて、吸収できる場所にいて。エースになりたいとかチャンピオンになりたいとか、いろいろあると思うんですけど、それよりもいまはプロレスラーとして自立っていうか、プロレスラー後藤智香として認めてもらえるように」

――みんなから認められるプロレスラーに。

後藤「私、エゴサとかよくしちゃうんですけど、後楽園の時はマイナスなコメントもときどきあって。でも大阪&浜松のあと、『こんな泥臭い試合するんだ』『思ったより頑張ってた』って。たぶん、みんな下に見てたと思うんです。その分、がんばればオッ!って思ってくれるのかなって。それをもっと積み重ねて自立したいです。マリーゴールドのゴチカっていうのをもっと知ってもらうことがいまの目標。団体を引っ張っていくとか海外にとか、そこまではまだ」

ジュリア「プロレスデビューして3戦目、まだ想像できないよね。ただ、いまの話を聞いて思ったのは、その初心はずっと忘れないでほしいなって。プロレスってホント終わりがないし、正解のない世界。だからこそ何年かやった時、良くも悪くも慣れちゃって成長が止まっちゃうことがある」

――あるあるですね。

ジュリア「いまのゴチカなら、きっと一気に成長するんだろうなって気がする。伸びしろがあるっていうか。だからその気持ちをずっと忘れないで頑張ってほしい、これでいいやなんて思わずに。上を見たらきりがない世界だからさ」

後藤「はい! でも、私こう見えてビビりなんです。だから気持ちは前向きでも、怖くて体が動かないことがあって」

ジュリア「例えば?」

後藤「コーナーに立つとか怖くてできないんです」

ジュリア「そんなの練習すればいいことだよ。次の合同練習の時、一緒にやろう!」

後藤「はい!」

ジュリア「できなかったら、『立てテメー! できるできないんじゃない、やるんだよ!』って指導してあげる(ニッコリ)」

後藤「あ~ん、がんばります…!」
旗揚げ戦でコールを受けた後藤
――170センチの後藤さんがコーナーに立ったら見栄えしますね!

ジュリア「ホントだよね。長身って絶対的な武器だからね。技術を教えることはできても、160センチの選手を170センチにすることはできないから。うらやましいよ」

後藤「父と母に感謝ですね。2人ともそんなに大きくないんですけど(笑)」

――皇希さんと2人並んでる姿は絵になるなと思いました。

ジュリア「皇希はどんな存在なの?」

後藤「私はライバルだと思ってます。同じ高身長って言われながらやってきたけど、やっぱり皇希の方が目立つというか、取り上げられることが多いので。じゃあ私は皇希にないものを見せていくしかないし、このキャラクターでドンドンやってくしかないって」

――マリーゴールド旗揚げ戦の5月20日が2人のプロレスデビュー記念日になりました。

ジュリア「同期がいるってことはいいことだからね。私も同期のなかに、こいつ、マジでブッ飛ばしてやる!ムカつくんだよ!みたいな人いたな(笑)。でも、そういう存在がいてくれたから現在があると思うし」

後藤「はい。やっぱり心の奥底にはライバルっていう気持ちが私はあります。いまは皇希のほうがって思われてると思うんですけど、大丈夫、ひっくり返します!」

――後藤さんは何事も言い切るのがすばらしいなと思います。

ジュリア「そうだね。必ずやってみせる!って言ってほしいんだよ」

後藤「お父さんの影響で子どもから少年野球をやってたからだと思います。おじいちゃん、お父さんから『がんばりたいと思います、じゃなくて、がんばりますって言え』って」

ジュリア「それホントに大事」

後藤「記者会見の時、私、カミカミのゴモゴモだったんですけど、『輝きたいと思います』って出かけたところで『輝きます!』って言い切ったんです。自分にプレッシャーじゃないけど、言ったからにはやらなきゃいけないって」

ジュリア「ゴチカの原点はここ(後藤家)なんだね」

後藤「はい、そうだと思います。お父さん、お母さんに感謝ですね。あ、もうこんな時間。延長しますか、あと1時間ぐらい?」

――予定があるから、もう出なきゃいけないんですよね?

後藤「ひーん、そうなんです(涙)」

ジュリア「ぶっちゃけさ、アクトレスから来た6人のなかでゴチカって完全にノーマークだった」

――ファンの中にもそういう人、多かったと思います。僕もそうでしたが、ダイヤかどうかわかりませんが、何かの原石だな、こんなおもしろい人がいたんだなっていまは思ってます。

後藤「おもしろいだけじゃ終わらないので。ちゃんと強くなります!」

ジュリア「おー。ちゃんと目を見て言えるのもいいよね。真っすぐ目を見て言うから、気持ちが伝わるよ。」

後藤「ありがとうございます! マリーゴールドのセンターになります!」

――その日はくると思いますか?

ジュリア「ゴチカ次第ですよ」

後藤「やります! がんばります!」

――ゴチカエース体制になった時、またジュリア×後藤智香対談やりましょう!

後藤「すぐにでもやりましょう! あ、でもすぐはあれかな」

ジュリア「がんばれ、がんばれ! すぐだっていけるよ。全部自分次第なんだから」

――デビュー1年足らずで未来のエースになって、1年ちょっとでベルト取って、3年目には女子プロレスグランプリ&女子プロ大賞まで取った最高のお手本が目の前にいるんですから。

後藤「わー! 頑張ります! その日を楽しみにしててください! ジュリアさん、今日はありがとうございました!」

ジュリア「こちらこそ。がんばって! じゃあジュリ番、ゴチカもいなくなることだし、ちょっとごちそうになっていこうか」

――写真撮ったら「後とう」のお食事、いただきましょう!

後藤「あ~ん…! 今度私も誘ってください! 絶対ですよ!」
6・11後楽園では青野&皇希と組み、ボジラ率いるガイジントリオと激突
「Marigold Grand Opening Wars 2024」
★6月11日(火)東京・後楽園ホール(18:30)
▼パッション注入スペシャル◎林下詩美vs高橋奈七永
▼真エースvs未来エース激突◎ビクトリア弓月vsSareee
▼石川奈青vs野崎渚
▼青野未来&天麗皇希&後藤智香vsボジラ&マイラ・グレース&ゼイダ・スティール
▼桜井麻衣&松井珠紗vs翔月なつみ&CHIAKI
▼南小桃デビュー戦◎MIRAIvs南小桃
【チケット】https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=50528

「MARIGOLD Summer Destiny2024」
★7月13日(土)東京・両国国技館(14:30)
▼ジュリアvsSareee

【配信情報】
6月10日(月)午後7時より、5・20後楽園ホールで開催されたマリーゴールドの旗揚げ戦をYouTubeにて一夜限りで無料公開される。
配信URL:
https://youtu.be/twZDKQwO06o?si=RvIuk0NuVECwWKeR

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