女子プロレス「マリーゴールド」は7月13日、東京・両国国技館で初のビッグマッチを開催。当サイトでは、世界最大のプロレス団体「WWE」移籍がウワサされるジュリアがMCとなり、元アクトレスガ―ルズの選手とトークバトルをおこなうスペシャル対談を実施。後藤智香、CHIAKI、天麗皇希、翔月なつみとバトルしてきたジュリア。両国直前スペシャルとして今回は青野未来、松井珠紗を相手に“3WAYマッチ”で激突。ジュリアとは2017年デビューの同期でもある青野。2人の1年後輩になる松井。それぞれバックボーンもキャラクターもまるで違う2人を相手に様々な話題が繰り広げられたジュリアvs青野vs松井のトークバトル前編をお届けします!

ジュリ番「今回は両国直前スペシャル!ということで、青野未来さん、松井珠紗さん、2人のゲストに登場していただきます!」
青野&松井「よろしくお願いします!」
ジュリア「しかも今回はリモートっていう初の試みで」
ジュリ番「最初に謝らせてください…! 1週間、スケジュールを見誤っておりました!」
ジュリア「おーい!(苦笑)。でもね、ケガの功名で今回は近くに小川さんもいます(笑)」
ジュリ番「小川さんもスペシャルゲストとして登場していただけると?」
ジュリア「小川さん、アリですか?」
ロッシー「ノーギャラだから喋らない」
ジュリア「(無視して)小川さんも含めて、ドンドンブッ込みます!」
ジュリ番「早速ですが、旗揚げ会見から2カ月、青野さん、松井さんの人となりは知れましたか?」
ジュリア「まだまだだね。もっと知りたいね。2人は仲悪いの?」
青野&松井「(苦笑)」
ジュリ番「のっけからブッ込みますね!」
青野「前は良くもないって感じだったけど、いまは仲良しです」
松井「この1、2年ぐらいで仲良しになって、最近ようやく飲みに行きました」
ジュリア「2人で?」
松井「2人ではなかったです(笑)」
ジュリ番「青野さんのほうが先輩ですよね」
青野「はい、1年上ですね」
松井「1年上ぐらいが一番怖いんです」
ジュリア「何かされたの?」
松井「未来さんには何もないんですけど、すっごい怖い人はいました」
青野「わー」
松井「メチャクチャ怒られたこととかありましたし」
ジュリア「(青野とジュリアは同期だから)私も1年先輩になる」
松井「一番怖いです(笑)」

ジュリ番「松井さんの印象は?」
ジュリア「すごいハキハキしてる。気持ちがいい。パワフルっていうか、場の雰囲気が明るくなる感じがしますね」
ジュリ番「陽キャですよね」
ジュリア「そう思う。でも、こないだなつみさんと対談した時、時々陰キャが出るみたいなこと言ってて」
ジュリ番「自分を卑下しがちだと」
松井「卑下しがち…? なんて言うことでしょう」
ジュリア「実際どうなの? ホントにちょっとネガティブな部分があるけど頑張って陽キャを見せてるのか。好感度を取りにいくために、あえて陰キャを出してるのか。私は後者だと予想したんだけど」
青野「あはは」
松井「普通に生きてるだけというか。え、頑張って陽キャしてるのかな?でも、好感度狙うんだったら、私、普通に陽キャしてると思います」
ジュリア「確かにね(笑)。明るくて元気で、イエローって感じ、オーラが」
ジュリ番「青野さんは?」
ジュリア「青野さんは大人っぽいお姉さん。年齢も自分より少し上で」
青野「はい、ちょっと(笑)」
ジュリア「並んだ時に(青野が)大人っぽくて、私はいつまでこんな感じなんだろうって思ったりします(笑)」
青野「私はジェラシーです。プロレスラーとして外から見てた時からジェラシーがあったんですけど、一緒の団体になってもすごいなっていうのをいろんなところで感じるので。憧れちゃうんです、同期なので」
ジュリ番「どういう部分ですか?」
青野「いっぱいありますよ。旗揚げ戦の試合をみてもそうだし、人を引き付けるものがいっぱいあるし、リーダーシップもある。欠点を探したいぐらい。悔しいです。でも全然タイプが違うのはわかっていて、私はジュリアさんを目指すのはたぶん違うと思うので。憧れててマネしたくなりそうだから、それは思わないようにしようって心がけてます。自分の良さはそこじゃないから、ちゃんと自分を持とうって思ってます」
ジュリア「自分に限らず、ずっと同じ場所にいれるわけじゃないから。もし自分がいなくなった時、みんなをまとめる役を誰がやるのかな、やってくれる人がいるのかな?って。奈七永さんもいるけど、それじゃダメじゃないですか。それが誰になるんだろうっていう感じで見てます」
ジュリ番「その役割を青野さんが担ってもいいわけですよね?」
ジュリア「誰がやってもいいと思う。でも、最低でもひとりは必要だから」
青野「そうなりたいです」

ジュリ番「リーダー、ホントにやりたいですか?」
青野「え、向いてなさそうですか?(苦笑)」
ジュリ番「いや、やっぱり大変だと思いますし」
青野「大変だとは思います。でも、大変なのも楽しいじゃないですか」
ジュリ番「超個人的な印象なんですが、アクトレス時代含めて、青野未来は青野未来、リーダーとか誰かを引っ張るとかそういう次元にいないというか。圧倒的青野未来!っていうんですかね? リーダー的立場に立ちたいなんて思ってるの、意外でした」
ジュリア「たしかに一匹感あるよね。リーダーだったかもしれないけど、リーダーじゃないっていうか」
青野「えー、でもなりたいとは思います」
ジュリア「私は、やらないで済むならやりたくはない(笑)」
青野「でも、なりたいと、なれるは違うなっていうのもわかっていて。なんだろうな、ジュリアさんみたいにはたぶんなれないですよ。どういう意味で引っ張れるか。引っ張るにしても、いろんなタイプがあると思うし、いろんな役割があると思うので。どこかで引っ張る部分はちゃんと自覚持ってやっていきたいなと思ってます」
ジュリア「そもそも引っ張るってなんですかね?」
青野「なんですかねぇ。でも、引っ張ってますよね、ジュリアさんは」
ジュリ番「たしかに引っ張ってる感ありますよね」
松井「カリスマだなと」
ジュリア「カリスマ!?」
ジュリ番「どういう部分でカリスマ性を感じますか?」
松井「………」
ジュリア「ないんかい! ジュリ番も答えずらい質問するんじゃないよ」
松井「あります(笑)。ひと言で全部、場を制しますよね。ジュリアさんが黒と言ったら、白も黒なんだなって」
ジュリ番「パワハラ上司(笑)」
ジュリア「それダメじゃん!(苦笑)」
松井「いやいや(笑)。でも、言葉に説得力とか重みがあるなって。グッとくるなって。めっちゃかっこいい」

ジュリ番「松井さんはジュリアさんに怒られたこととかないんですか?」
松井「………いまのところない」
ジュリ番「すごい間がありましたね」
ジュリア「私が怒るのはいつも決まってるから。ゴチカ!(笑)」
ジュリ番「後藤さん! なんとなくわかってましたが(笑)」
ジュリア「つい先日も…(以下自粛)」
青野「ベソかいてましたね(笑)」
ジュリ番「同じようなシチュエーションになった時、青野さんだったらどんな怒り方してると思いますか?」
青野「怒るけど、泣かせられないな、私は」
ジュリア「泣かせなくていいです(笑)。いろんな人がいたほうがいいから。私みたいなのばっかりだと、下の子たちも嫌になっちゃうだろうし。上の人たちでそれぞれ役割ができたらいいと思う」
松井「自分はけっこう“あいだ”だなと思っていて。上ってほど上じゃないし、下ってほど下じゃなくて。中途半端だなって」
ジュリア「上ですよ、上」
ジュリ番「ジュリアさんや青野さんの1年下っていうと…」
松井「6年目です」
ジュリ番「詩美さんと同期でしたよね」
松井「そうです」
ジュリア「じゃあ完全に上ですね、マリーゴールドでは。そういう意味ではMIRAIも。桜井と石川が真ん中。松井さんはハキハキしてるから、まとめたりとかやってくれそうって勝手に思ってます」
ジュリ番「そういう役割、やってきた人生ですか?」
松井「けっこうやってきたほうではあると思います。年齢が皆さんより下だしなって思って、ちょっと引く部分があるかもしれないです、いまだに」
ジュリ番「松井さん、何歳でしたっけ?」
松井「24歳です」
ジュリ番「若いっすね!」
松井「そうなんですよ」
ジュリア「十代だろうと、なんだろうとやる人はやるから」
ジュリ番「仕事に年齢は関係ないっちゃ関係ないですからね」
ジュリア「マリーゴールドは練習生や新人選手が多いので。(松井も年齢関係なく)言ってくれてるなとは思います」
松井「ちょいちょいは。気づいた瞬間に、いまやろうよって」

ジュリ番「アクトレスメンバーだけじゃなく、元スターダムの皆さんにも?」
松井「そうですね。そこはもう特に何もないので、隔たりみたいなのは」
青野「私もあんまりもう感じてないですね。なくしたいって思ったし、いまはマリーゴールドとしての感じになってるので」
ジュリア「最初は確かにお互い気を使い合ってる部分ってあったけど、みんな自分の事でそれどこじゃなくなってるっていうか」
ジュリ番「取材する側としては、アクトレスのアイツが…スターダムめ…みたいなエピソードがあったほうが面白いんですが、もうそういうのもなくなってきたんですね(ガッカリ)」
ジュリア「なんでそんなに残念そうなんだよ!(笑)。今でいうと、桜井が牙出してるね。あいつが思う不満も分からなくは無い」
ジュリ番「世間と闘う女ですもんね!」
ジュリア「桜井は常に何かと闘ってるから」
ジュリ番「桜井さんと言えば旗揚げ直前合宿があったじゃないですか。あの時、収録された桜井×松井対談がなかなかパンチ効いてたなと」
松井「ありがとうございます(苦笑)」
ジュリア「へー、YouTubeの動画?」
ジュリ番「そうですそうです。お互いまだ隔たりがめっちゃある感がヒシヒシ伝わってきて、見ていてニヤニヤしてしまいました(笑)」
ジュリア「なに喋ったの?」
松井「アクトレスを辞めた理由とか、ギリギリライン攻めました」
ジュリ番「攻めてましたね!」
松井「2、3年ぶりぐらいに麻衣ちゃんと喋った時、(当時)自分が敬語だったのかタメ口だったかも何もかも忘れていて。そこからやり直しだったから距離感もおかしくて、なのに、ギリギリトークしてるからすごいチグハグになった気がします(笑)」
ジュリア「いまは桜井とはどんな感じですか?」
松井「普通に接してくれてると思うんですけど、(客観的に見て)どうですか?」
ジュリア「桜井は、個人的には(思うところは)あるんじゃないですか?不満が原動力だから(ニヤリ)」
ジュリ番「あれを見て、松井さんの覚悟を感じたんですよね。マリーゴールドという場所でやっていく以上、わだかまりがあろうと、過去に何があろうと、ここは踏み込むべきだと思ったんだろうなって。ちゃんと頭を下げたりして」
松井「しましたね。麻衣ちゃんがアクトレスを辞めた時、めっちゃ自分、キレてたんですよ。でも、だいたい同じことしてるから。回り回ってくるなって思ったし」
ジュリ番「でも、そういう時謝れないじゃないですか、大人になればなるほど」
ジュリア「そうだよね。プライドが邪魔しちゃうからね」
ジュリ番「でも、あれを見て、松井さんってステキだなと思いました」
松井「ありがとうございます!(笑)」

ジュリ番「あの時、ジュリアさんと青野さんも対談してましたよね?」
ジュリア「しましたね」
ジュリ番「合宿でヘロヘロに疲れて、なおかつお酒飲んでさらにヘロヘロになりながら(笑)」
ジュリア「あったね。ヘロヘロになりながら、『お互い敬語やめませんか?』『やめましょう』って言いながら、すぐ敬語使ってた(笑)」
青野「同期だしって言って(笑)」
ジュリ番「いまはどうなんですか?」
ジュリア&青野「敬語です(笑)」
ジュリア「距離感は保たれてます」
青野「(苦笑)」
ジュリ番「青野さんは誰に対しても丁寧ですもんね」
青野「そうですかね? でも、壁を取っ払うの苦手かもしれないです。珠紗とだって、こんなに長くいるのにここ1、2年でやっとですから」
松井「ずっと敬語でしたもんね」
ジュリア「未来さんが松井さんに対して敬語だったの?」
青野「だったと思います」
松井「逆に怖くないですか? すごいヤダって思った」
青野「アクトレスで、2つに分かれてたんです、ビギニングとカラーズで、そもそもそんなに絡みがなかったので。新体制になって、珠紗も引っ張っていくほうだし。そこからですね、いっぱい喋るようになったのは」
松井「私も同じ認識です」
青野「珠紗は私のこと嫌いだと思ってました」
ジュリ番「そうなんですか!?(ワクワク)」
ジュリア「なんでなんで?(ワクワク)」
松井「2人でワクワクするのやめてもらっていいですか?(苦笑) 嫌いじゃないですけど、けっこう苦手でした」
ジュリア「アハハ!」
青野「(苦笑)」
ジュリ番「なに苦手なんですか?」
松井「敬語とかもだし、距離の取り方もそうだし。でも、自分だけじゃないんですよ。後輩みんなに対して同じ感じだったから。でも、代表とは仲良しだし。この人ってそういう生き方をする人なんだって」
ジュリア「アハハ!」
青野「(苦笑)」
ジュリ番「松井さん、相変わらず攻めますね!」
松井「せっかくなので(ニッコリ)。でもわかったんです、未来さんは人見知りなんですよね。数年越しに知りました」
青野「人見知りです、めっちゃ。敬語をやめるタイミングもわからないじゃないですか」
ジュリ番「ジュリアさんとも敬語やめようって言ったけど、結局敬語ですもんね」
青野「やめようって言った時、ジュリアさんのことなんて呼べばいいか聞くの、忘れちゃったと思って。ジュリアちゃんっていうのも変だし、ジュリアって呼び捨てにするのもなんか…もう呼べない…!って思って」
ジュリ番「やっぱりジュリーじゃないですか?」
ジュリア「まぁジュリーだろうね」
青野「…ジュリーって呼んでる人います?」
ジュリ番「総合格闘家の青木真也さんはジュリーですね! お師匠こと鈴木秀樹さんも時々、ジュリーって呼んでますね!」
ジュリア「なので、ジュリー以外でお願いします(笑)」
※後編に続く。

「MARIGOLD Summer Destiny2024」
★7月13日(土)東京・両国国技館(14:30)
▼第8試合◎The DESTINY(30分1本勝負)
ジュリアvsSareee
▼第7試合◎Queen of Queen〜誰を信じるかは自分で決めろ!(30分1本勝負)
林下詩美vsイヨ・スカイ
▼第6試合◎初代ユナイテッド・ナショナル選手権王座決定戦(30分1本勝負)
ボジラvs第5試合(MIRAI対青野未来)の勝者
▼第5試合◎初代ユナイテッド・ナショナル選手権王座決定戦決勝進出マッチ(30分1本勝負)
MIRAIvs青野未来
▼第4試合◎マリーゴールドvsLLPW-X(20分1本勝負)
高橋奈七永&桜井麻衣&石川奈青vs神取忍&井上貴子&NORI
▼第3試合◎初代スーパーフライ王者決定戦(30分1本勝負)
翔月なつみvs松井珠紗
▼第2試合(15分1本勝負)
野崎渚&CHIAKI vs マイラ・グレース&ゼイダ・スティール
▼第1試合(10分1本勝負)
天麗皇希&後藤智香vsビクトリア弓月&X
▼第0試合(10分1本勝負)
南小桃vs瀬戸レア
※丸森レアが瀬戸レアと改名しマリーゴールドで復帰戦。2:10開始。アクトレスガールズwithプリンセス天功~アクトレスタイム~あり
【チケット情報】
https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=50876・ロイヤルシート(特典付最前)12万円
・Sシート(特典付2-5列目)3万円
・枡席Aシート1万円
・枡席Bシート7000円
・2階最前列1万円
・2階Aシート(2-3列目)6000円
・2階Bシート(4-6列目)5000円
・2階自由席3000円