JTOの「旗揚げ6周年記念大会」7・11後楽園に向け、直前企画の第2弾としてKING OF JTOに挑むサンダー誠己と、デビューを果たすジュエル・バードを直撃。同大会の全カードは以下の通り。
「JTO6周年記念大会」
★7月11日(金)東京・後楽園ホール(18:30)
▼QUEEN OF JTO⑦稲葉ともか<1位>vs稲葉あずさ<2位>
※第10代王者の防衛戦
▼KING OF JTO⑥ファイヤー勝巳<1位>vsサンダー誠己<2位>
※第10代王者の防衛戦
▼JTOタッグ選手権試合~3WAYマッチ⑤<王者組>MIYAMASA&IBUKI vs KEITA&塚本竜馬<挑戦者組>vs鈴木みのる&夕張源太<挑戦者組>
※第5代王者組の防衛戦
▼JTO GIRLSタッグ選手権試合④<王者組>柳川澄樺&神姫楽ミサvsビッグ春華&ホルスタイン・エンジュ<挑戦者組>
※第5代王者組の防衛戦
▼6周年記念6ドリームバトルロイヤル③出場選手=武蔵龍也、新、赤間“AKM”直哉、ARA、カーベル伊藤、十文字アキラ、ボンバータツヤ、ヒロ飯島、ケンスケ、ケンイチ、X、XX
▼ジャンボ井上復帰戦&枢夜佐季・ラブヒカ・ヒナーノデビュー戦②Aoi&みず葉&枢夜佐季vs rhythm&ジャンボ井上&ラブヒカ・ヒナーノ
▼ジュエル・バードデビュー戦①TAKAみちのくvsジュエル・バード
サンダー誠己「(KINGを懸けて後楽園で兄弟対決です)正直自分の中では、こうやって兄弟対決っていうのは出てますけどあんまり意識はしてなくて。イチ選手として超えないといけない存在なので。もちろん公表としては兄弟ですけど、そこに重視はあんまりしてないんです。(デビュー時は兄弟だと公表していませんでした)そうですね。先月、試合後に公表とともに挑戦表明をしたという形です。(なぜ公表してなかったのですが?)いま女子だったら稲葉姉妹がいて、ボクら兄弟がいる中で…同じ形で出るっていうのもひとつの手だったんですけど、それをちょっと変えてみて。ちょっと変化球的なかんじで(笑)。よきタイミングで発表できたらいいよなってかんじでした。
(ちなみにいま何歳ですか?)ちょうど、こないだ(7月5日)20歳になりました。(おめでとうございます!)ありがとうございます! なので今回は20歳になって初めての試合であり、自分のデビュー1周年でもあるので。(過去に挑戦はしている?)デビューして2カ月くらいで一度、KINGには挑戦してるんですけど…オープンチャレンジマッチっていう形で指名じゃなくて自らやりたいって言って。当時はまだKINGはファイヤー勝巳だったので、そこで対戦した時には惨敗で終わったので。それ以来の2度目の挑戦になりますね。(ベルトを取ってからの考えはあります?)まずはJTOという団体をもっとプロレス界に、さらにプロレスを知らない人にも広めていきたいですし。あとJTOの中だったらどうしても男子の存在がまだまだ薄いので。ボクが取って、まだ全然男子の中でも下の方なんですけど…だからこそ下から突き上げていって、先輩のケツを叩いていって。それくらい責任をもって先頭に立っていきたいなって思ってます。
(同じ日にQUEENを懸けた姉妹対決もあります)兄弟対決はあんまり意識してないとは言いつつも、やっぱり姉妹と兄弟って出てるかぎりは比較されますし。もちろんいま兄と姉がKINGとQUEENで、今回妹と弟が挑戦するってなったからこそ妹&弟の力を見せたいですし、姉妹&兄弟としても見せたいですし。あとはやっぱり4人の中で自分が一番輝くくらいまで試合で見せていかないとなって思ってます。(ただメインはQUEEN、セミがKINGです)そこはどうしても悔しいですね。男子の中だったらメインなのかもしれないですけど、JTOとしてのひとつの興行としてはセミファイナルっていう風になってしまうので。で、今年最初で最後の後楽園大会でそのメインに立てるチャンスを逃してしまったっていうのは…これが現状ですけど、すごい悔しいですね。
(幼少期からずっと兄と一緒だったからこそ、こう闘おうなどの考えは?)シングルで闘ったのがオープンチャレンジマッチ以来なんですけど、タッグで組んだり対決したりもしてて。大体兄貴のファイトスタイルは勉強しながらですけど、闘うとはいえ追ってきた背中なので…戦略的なことは色々、過去の試合を見ながらとか。ボクが実際に肌を合わせてきた時のことを思い出しながら考えていきたいですね。(他に男子で意識してる選手は?)デビューして間もなく1年経つ中で、闘って負けてきた選手にはやっぱりやり返すというか。特にいま明王なんですけどKEITAって選手がファイヤー勝巳からKINGのベルトを取ったんですけど、欠場して返上して…って形になっていて。だから意識しますし、去年シングルやって関節技で完全に敗北しているので…それをいざKINGになってからやり返していきたいなっていうのはありますね。
(男子の別のベルトは意識する?)KINGは2度目の挑戦で、無差別も過去に2度挑戦してて。タッグも1度あったんですけど、どちらも負けてしまって…。どうしても挑戦まではいくんですけど結果につながらずに終わってしまってるので。ゆくゆくはもちろん全部のベルトを取りたいですけど…ただ、いまはKING戦に集中してますね。(ではタイトルマッチに向けて最後に一言)自分のデビュー1周年、JTOの6周年であって記念となる大会であって。そのなかでKINGに挑戦できるっていうのは嬉しいですし…それでもQUEENがメインっていうのは悔しくて。複雑なんですけど、それは試合内容、あとは結果で見せていって。QUEEN戦を食うくらいの試合をして、自分がKINGのベルトを巻いて。JTOは全体的に若いんですけど、さらに下の若い人間がJTOを動かすくらいの大きな団体にしていきたいなと思います!」
ジュエル・バード「(何がきっかけでプロレスラーを志すようになったのですか?)自分は4歳くらいの時、物心がつく前に父親と母親にプロレスに連れてってもらって。そういうのがあって、アンパンマンとか仮面ライダーじゃなくてプロレスの記憶しかなくて(笑)。見てるうちに、幼稚園卒園くらいからリングに立っているマスクマンとかスポットライトを浴びてる人たちがかっこいいなって思って。自分もそっち側の人間になりたいってなって、そこからずっと将来の夢はプロレスラーって言ってました。そんななかで中学校卒業前くらいにご縁があってTAKAみちのく選手とお話しさせていただく機会があった時に、ホントは自分中卒でプロレスラーになろうと思ったんですけど、さすがに親とかが高校は出てほしいってことで。じゃあ高校の長期休みは全部プロレスのトレーニングや練習に使おうと思って、夏休みとかはずっと千葉に来てプロレスの基礎とかを練習をしていました。
(ファン時代は誰が好きだったのですか?)父親の影響もあるんですけど、ザ・グレート・サスケ選手とウルティモ・ドラゴン選手が好きで。ホントにルチャ・リブレのマスクマンが大好きで、とにかく自分の仮面ライダー的存在がマスクマンだったので(笑)。(自分が目指すスタイルもルチャ?)ですね。子供が憧れるヒーロー、キラキラしたマスクマンみたいなのに憧れて、自分が今度はそっち側の人間になりたいなっていうのがいまの思いです。(後楽園、さらに周年大会でデビューです)ホントに毎日緊張で潰れそうで(苦笑)。対戦相手が団体の代表…TAKAみちのく代表も昔から大好きだったので。ホントに緊張、緊張…ってかんじです。
(もちろん勝ちを目指して闘います)その通りです。代表は30年以上のキャリアの中で、自分はまだ何も持っていない状況なので。ここからどうにか食らいついて、爪痕を残すってよりかは勝ちにこだわってやっていきたいですね。(JTOの中で他に意識している選手は?)なかなかいないと思うんですけど、自分はエキシビションマッチを合計6回もやらせてもらってて。1回目がサンダー誠己選手、2回目がファイヤー勝巳選手、3回目が十文字アキラ選手。で、その次はこの前の東北ツアーで急きょTAKAみちのく代表とやって。その次がボンバータツヤ選手、最後は弘前で研修生とやったんです。なので、これまでエキシビションマッチで闘ってきた選手はもちろん意識しますね。
(この団体にはJTOルールもあります)見てる側からしても難しいルールで。サブミッションっていうなかで、マスクマンは華麗な技がメインって思われがちなんですけど、自分はベースのレスリングとかをしっかり大事にして。サブミッションとかもこれからしっかり考えて、JTOルールっていうのも意識しながらやっていきたいなって。(ちなみに現在は何歳ですか?)17歳です。今年8月で18になります。(稲葉)あずさ選手とは同い年で、学年も同じです。
(デビュー戦は家族なども見に来る?)来てくれます。地元が秋田なんですけど、秋田からけっこう応援に来てくださるみたいなので。平日なので友達も学校を休んでくれて見に来てくれる人もいて。そういうのでもさらに緊張が…。応援は嬉しいんですけど、色々な気持ちが(笑)。(イメージカラーはピンク?)ピンクなんです。自分この色が大好きで、携帯もピンクです(笑)。(ピンクのマスクマン自体、けっこう少ないイメージです)白や黒、金などは多いイメージですけど、ピンクはあんまりいないかなって。めんたい☆キッド選手だったり、ドラゴン・ダイヤ選手あたりはピンクですけども。
(抱いている夢は?)漠然なんですけど、マスクマンはミステリアスで中身がどんな人なんだろう?とか。感情も少し伝わりづらい中で、それを見て本気になって応援してくれたり、試合で感動とか勇気とか元気をもらえる人が増えてくれたらと。さらにJTOってあんまり子供のファンがいないイメージなので、自分がヒーロー的存在に頑張ってなって子供からの人気ももらえるように頑張っていきたいです。(では最後に一言)今回6周年の大会なんですけど、後楽園ホールって場所に自分はこだわっていて。そこでTAKAみちのく代表とシングルマッチ…シングルのデビュー戦もあまり見ないので緊張で潰れそうなんですけど、緊張以上にプロレスが好きって気持ち、自分が憧れてた気持ちをTAKAみちのく代表にぶつけていけたらなと思います!」