東京女子5・4後楽園に向けたインタビュー第二弾は荒井優希の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑戦する遠藤有栖。全カードは以下の通り。
「YES! WONDERLAND '26」
★5月4日(月・祝)東京・後楽園ホール(11:30)
▼プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合(30分1本勝負)⑨<王者>荒井優希vs遠藤有栖<挑戦者>
※第17代王者2度目の防衛戦
▼プリンセスタッグ選手権試合(30分1本勝負)⑧<王者組>ジェシー・マッケイ&キャシー・リーvs渡辺未詩&辰巳リカ<挑戦者組>
※第20代王者組2度目の防衛戦
▼インターナショナル・プリンセス選手権試合(30分1本勝負)⑦<王者>鈴芽vs風城ハル<挑戦者>
※第17代王者2度目の防衛戦
▼20分1本勝負⑥山下実優&ハットリ桜vs中島翔子&ハイパーミサヲ
▼15分1本勝負⑤水波綾vs凍雅
▼20分1本勝負
④アジャコング&上福ゆきvs関口翔&桐生真弥
③瑞希&駿河メイ&高見汐珠vs愛野ユキ&らく&原宿ぽむ
②YuuRI&上原わかな&キラ・サマーvs HIMAWARI&鈴木志乃&七瀬千花
▼15分1本勝負①小夏れんvs神嵜志音
――昨年のシングルトーナメントで荒井選手に初めて勝利したものの、先日の板橋大会では「勝ったけど悔しい試合」と振り返っていました。あれはなぜですか?
有栖 勝ったけど今まで負けすぎてて…。あそこで勝ったからといって悔しさは消えなかったんです。今までの結果が積み重なって、一回勝ったぐらいじゃ気持ちが晴れないぞって。
――なるほど。これまでIP王座戦やプリプリ次期挑戦者決定戦、さらにラスベガスでもシングルをやっていますね。
有栖 もっとやってるイメージあったなー。
――IP王座戦の時はライバルという言葉がありましたが、荒井選手は両国国技館から未詩選手とのライバルストーリーが始まってしまいました。
有栖 いやでも絶対ライバルってちゃんと思ってくれてると思う、荒井優希は。言葉ではそう言ってるけど、ちゃんと友達だけどライバルって思ってくれてると私は思ってますよ。じゃなきゃ、なんか私の気持ち晴れないですもん。ライバルって思ってくれないと。
――友達だけどリング上ではライバルだと。
有栖 もちろん、プロレスではライバルだと思ってますよ。他の面はただの友達。まあでもライバルって別に1人じゃなくてもね。みんながライバルですもん。でもその中でずば抜けてるのが荒井優希。
――ちなみに何をきっかけに仲良くなったのですか?
有栖 お互いがデビューして最初の1年間は空白だったんですよ。特に何もなく、普通に会話するぐらいだったんですけど。でもその1年後ぐらいに荒井優希が誘ってくれたんですよ。ビーズを作れるお店が吉祥寺にあるんですけど、それに誘ってくれて。で、なぜか日程も決まり、それで行くっていう。私けっこうあんま喋んない人とは緊張するタイプで人見知りだから。でも荒井がけっこう喋ってくれるから、打ち解けてて仲良くなって。その空白の1年間でも割と荒井の方からちょこちょこ喋りかけてくれてたのはあったんです。その時、荒井は敬語だったんですよ。で、行きたいとこがあるので行きましょう、みたいなかんじで言われて、そこからが始まり。
――キャリアはそんなに変わらないけど敬語だったんですね。
有栖 壁はたしかにちゃんとあったと思ってる。私は本当にマジしゃべれないから。それがきっかけでけっこうご飯とか行くようになって、気づいたらこんなになってましたね。
――今はどのくらい仲がいいのですか?
有栖 えー、どんくらいなんだろう。暇な時にご飯行くとか。試合終わりは割とご飯とか行ってるかも、毎回。
――ただ最近は荒井選手からよく別の選手の話を聞きます。特に緑の…。
有栖 そうなんです。荒井はけっこううまいからね。いろんな人にちょっかいかけちゃう。まぁでも関係性は変わらない。でもプリプリのタイトルマッチまでにはもしかしたらプロレスの話をするかもしれないから話しかけないかもしれない。
――あと1週間ちょっとですから。それでも荒井選手の方からコンタクトを取ってきそうです。
有栖 マジでそれはある。本当に観察力だけはすごいんで、あの人。だから来ると思う。
――もしかしたらタイトルマッチの前日とかにいっぱい食わせてきたり…。
有栖 それは本当に勘弁して(笑)。断りますよ、私は。でもあの人、本当にそういう食べる時って勢いだけすごいんですよ。勢いだけすごくて結果食べれないんですよ。「今日めっちゃいけるわ! 食えるわ!」とか言っといてマジで食えない。それが安定なので、残飯処理させられてますよ。まあでも、荒井はみんなに愛されてますからね。そのおこぼれもらってるみたいなかんじなとこありますよ。
――ちなみに初めて誘われたビーズはまだ残っているのですか?
有栖 ぶっ壊れましたね(笑)。思い出は、壊れました。
――なら今度はこっちから誘いましょう。
有栖 じゃあベルト持って誘おうかな(笑)。ベルトデコりたいから、ビーズのとこ行こうって。これ取っちゃったんだよね。これ重いからさ、もっと重くしよっかな。貼り付けて重くするね。だからついてきてって。
――さすがの荒井選手でもキレるのでは?
有栖 笑いますよ、あいつは絶対。笑って、なんだかんだでついてきてくれるはずです。
――いいやつなんですね。タイトルマッチの方に話を戻しますが、荒井選手が両国で勝った時点から挑戦する気持ちは抱いていたのですか?
有栖 もう両国で取った時点から次(vsJ-ROD)が決まってたじゃないですか。だから、防衛したら絶対言ってやろうって思って。仮にJ-RODが勝ってたら…うーん。でもベルトに対しての気持ちもあったから、そこはわかんないかも。
――結果的に荒井選手が防衛したことで目的通りの挑戦表明ができました。ちなみに荒井選手への思いとベルトへの思いはいま何対何ぐらいなんですか?
有栖 うわぁ…むずいですね。(しばし悩んで)6:4ぐらいですね。荒井が6。
――けっこう拮抗してるのですね。てっきり荒井選手への思いの方がもっと多いのかと思っていました。
有栖 だって先輩たちがメインで闘ってる姿とか見ちゃったら私もその立場になりたいっていうか。ベルトを持って東京女子の先陣を切りたいって思ってもいるし。ちょっと遅いかもしれないけど、去年のトーナメントから視野には入るようになって。決勝までいってベルト挑戦まであと一歩のとこだったけど負けちゃってすごい悔しかったから。やっぱり白いベルトに私は興味があるんだって思いましたね。
――今年の1・4後楽園でパートナーの鈴芽選手が初めてプリプリに挑戦しましたが、あれも大きかったのでは?
有栖 もちろん。もうすごいかっこいい姿を見せてもらったので。その鈴芽さんがまだ取ってないベルトなので…先を越せるというか。しかも…何て言うんでしたっけ? カタカナのやつ。全部取ったらなんちゃらみたいな。
――グランドスラムです(東女では荒井、未詩、辰巳の3人が達成済み)。
有栖 それだ。そういうのもある。荒井には先越されちゃって、それも悔しい。まあでもね、次取れば鈴芽さんとシングルチャンピオン2人みたいな。しかも、次の日じゃない? あれいつだっけ? 2日後か、鈴芽さんの凱旋。でじもん2人でベルト持っていきたいですね。
――よくビッグマッチ後にチャンピオンだけで並んで撮影したりしますよね。
有栖 うわぁ、それかっけえーすね。シングル持って並びたいです。タッグも取ってでじもんがかき集めて、2本ずつ持って…いいなあ。
――ただ5・4後楽園は荒井選手のデビュー5周年記念日なんですよね。
有栖 やばいですよね。だってデビュー戦で闘ってるじゃないですか、タッグで。そのデビュー日にタイトルマッチですよ、しかもプリプリの。2人とも激成長してますね。すごくないですか? ってか5年があっという間すぎて怖い。
――記念日だけに主役は荒井選手の方という見方も…。
有栖 でもそれで私がベルト取れば、私がもうそこの主役じゃないですか。もうかっさらっちゃいますよ。ベルト取って、私が5周年をお祝いしちゃいます。取った瞬間、そういえば5周年になったね、ちょっとご飯行こうって。ベルト持って、今日なんかバッグ重いとか言って(笑)。
――ものすごい皮肉な(笑)。ご自身はタイトルマッチ直前に誕生日を迎えますよ。
有栖 そうだ、4月27日。マジで自分の誕生日忘れますね、あ、そういえば誕生日じゃんみたいな感じになる。本当に今まではもう大行事だったのに、どんどん年を取るたびにそういえば…ってなっちゃう。でも荒井も誕生日なんですよ、5月7日。
――そっちの方がタイトルマッチに近いとは…。
有栖 負けてる…。やばいって。全部荒井に持っていかれてますもん。誕生日まで持っていかれる。無理無理無理。まあでも、どっちが勝とうがお誕生日会はしますよ、2人の。だって去年はディズニー行って交換しましたもん、自分の好きなキャラのぬいぐるみとかを。だから今年も祝い合います。緑の人は混ぜません(笑)。いや、来るならカメラマンとして。
――それはもはや混ざっているのでは…。そういえば才木玲佳さんが少し前に出産されたみたいで。
有栖 そうなんですよ。いいニュースばっかり。今度は私がいいニュースを才木さんに報告しにいきます。だって、あのベルトって才木さんも取ったやつですもんね。
――第4代王者で、ベルトのデザインも初代のものです。
有栖 一番最初だ、すごい。3代目のベルトを私が巻くのか。
――3代目は今年3月の両国で新調されたので、荒井選手が最初に巻いてしまいました。
有栖 うわあ…もう全部荒井がかっさらってくんだよ。くそー。じゃあ逆に荒井より先取れる何かってありますか?
――去年プリンセスカップで優勝してたら先でした。
有栖 そうなんですよねー。まあでも決勝いけただけで越してはいるのか。他もあるんじゃないですか? えー、ちょっと教えてください。先に取れる、もしくはもう取れてる何かを。
――地元の観光大使とか?
有栖 あっ、やってます。それはたしかに荒井はやってない。観光大使でかいですね。でも悔しすぎる。全部取られる。今んとこ2個ぐらいしかないよ…。でも探せばいっぱいあるだろうから、ちょっとみんなに探させましょ。ファンのみんなに。自己肯定感を上げてもらわないと。誕生日のイベント(4月25日)がちょうどいいや。それでけっこうパワーアップしてるんで、みんなに会えるって。そこでみんなに一個ずつ出せって(笑)。もうマジで一人一人に三行ぐらいで言ってもらう。
――一言じゃないんですか?
有栖 一言じゃダメ。ちょっと説明ありで。そうじゃないとダメですね。
――例えば「かわいい」や「かっこいい」だけじゃダメだと。
有栖 ダメです。どうとかどうとかで可愛い。理由込みでそれを言ってくれないと今言われたから絞り出したんでしょ?みたいな。それ言っとけばいいんでしょ?みたいな感じになるから、やっぱちょっと説明込みで言ってもらわなきゃ。
――では内面含めて、いま思い浮かぶ自分が荒井選手を越えている部分は何ですか?
有栖 えー、派手。
――説明付きの三行でお願いします。
有栖 (笑)。やだ、待って。派手、派手…自分から言っておいて派手しか出てこない(苦笑)。遠目でも一目でわかるぐらい派手? たまに街中で声をかけられますもん。遠藤有栖としてじゃなくて髪色が可愛いからって。外国人はビューティフルって言ってくれる。嬉しくてその日ルンルンで歩いてます。荒井は存在的には目立ってるけど、私は物理的に目立ってる。人混みに私と荒井を置いたとしたら、私の方が絶対に目立つし。2人いて、どっちを集合場所にするかって言ったら絶対こっち!
――たしかにそれくらい派手です。髪色も会うたびに派手になっていますし。
有栖 美容師の人が髪色でこれ以上派手にするのがむずいって言って、これつけるのはどう?って言ってくれて。じゃあここにつけましょうって、こうなりました。もう髪色だけだとマックスいっちゃったんです(笑)。なのでこれからもうどんどんプラスしていくしかないんですよね、何かを。どうしよう、マジで…。でも私がいつかやってみたい髪型は坊主。坊主に色入れてお絵描きしてもらうのが夢です。
――それは荒井選手にはできないですね。
有栖 そこまで振り切れることは多分荒井はしないですもんね。私はもうやれって言われたらやれます。髪の毛を失う覚悟はありますよ。
――もしタイトルマッチ本番の日に荒井選手が坊主で来たら…。
有栖 もう勝てないです。そしたらもう大丈夫です、もう挑みません、覚悟はわかりましたって、荒井の入場と共に帰ります(笑)。それやってきたらさすがにね。まあでも現状はとにかくファンの方にいっぱい質問攻めして、気分を上げて荒井優希という化け物に挑みます。だからちゃんとみんな3行の説明付きで褒めて!