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2026-04-30

林下詩美5・23退団、岩谷&弓月ら負傷欠場……ロッシー小川代表に聞く、逆風のマリーゴールドと3年目の展望~前編【週刊プロレス】

ロッシー小川代表にマリーゴールドの現在を聞いた

5月に旗揚げ2周年を迎える女子プロレス団体「マリーゴールド」が逆風にさらされている。団体の看板選手である“プロレス界のアイコン”岩谷麻優が足の親指骨折のため、“未来のエース”ビクトリア弓月は右ヒザ前十字ジン帯損傷で欠場。4月20日付で勇気みなみが退団し、“団体のエース”林下詩美が5・23大田区総合体育館大会での退団を発表した。リング外のトラブルも含めて、春の嵐という言葉すら生易しいぐらいの4月だった。

揺れる団体の現状にロッシー小川代表は何を思うのか。「起きたことは起きたこととして、それをいかにカバーし、どう埋めるか。それを代わる明るい話題を出すかが大事」と語る小川代表は、3年目の展望、詩美退団、新世代の台頭、選手との複数年契約、秋の海外遠征計画、対他団体、後継者問題など多岐にわたる質問に回答。旗揚げ2周年記念5・23大田区総合体育館大会まで1カ月を切った女子プロレス黄金の花園のかじ取りを担う小川代表のインタビューを前後編でお届けする。(後編は5月1日正午更新予定)

――旗揚げ2周年興行5・23大田区まで1カ月を切ったなかで、エース・林下詩美選手の退団発表という大きな出来事がありました。

小川 これはいつも言うことですけど、入団した分だけ退団があるわけだから。それ自体は驚くことではないし、どういう形かわからないけど、いずれほかの選手にも起こるわけで。起きたことは起きたこととして、それをいかにカバーし、どう埋めるか。それを代わる明るい話題を出すかが大事で。それ(退団)を追いかけてもしょうがないからね。

――詩美選手が決断をしたのなら仕方ないと。

小川 自分の人生だからね。詩美がそれでいいと思って(退団という決断を)したんだろうから。辞めてどうするのか、辞めた先も決まってるのか。それは(詩美を)見てればわかるんじゃないですか。

――来るもの拒まず、去る者追わずという小川さんのスタンスは変わらないと?

小川 その通りで。去ってまた戻ることはできないけど。

――とはいえ、小川さんは猪木さん的な部分があると言いますか、許してしまう大きさもある印象です。

小川 許しちゃうというか、忘れちゃうんだよね(笑)。

――忘れちゃうのも、この業界でビジネスをするうえでは重要ですよね。

小川 ひとつ大事なところで。その時はいろんな感情があるけど、時間が経つと、それどころじゃなくなるというか。いつかまた交わって、おもしろいことができれば、ありえない話じゃないと。逆に言うと、これをキッカケに今まで出てこなかった人が飛び出る可能性もあるわけだから。
2024年5月に旗揚げされたマリーゴールド。オリジナルメンバー7人のうち、詩美の退団で半数以上が離脱。残るは桜井、弓月、石川の3人となった
――誰かが抜けたら誰かが出てくるとよく言われます。岩谷麻優さん、青野未来さんが2トップに立ついまのマリーゴールド、次に誰が飛び出てきそうですか?

小川 弓月なんかはもう飛び出てますよね。これから先の長いプロレス人生のなかで、1年1年何をやっていくか。(弓月に関しては)なんの問題もない。5年契約結びましたから。

――この春、契約更改があったと聞きます。他の選手も複数年契約だとか?

小川 基本的には。弓月は特例の5年契約だけど。

――大型契約です。

小川 いまケガしちゃいましたけど、彼女に任せたという期待を込めて。ウチの団体は若手が多いから、彼女で(格付け的に)真ん中ぐらいになっちゃってるじゃないですか。

――弓月選手は現在3年目。本来なら若手なんですけどね。

小川 だけど、その世代が“業界の表”に出てくる時代になっちゃったから。

――スターダムで言えば玖麗さやか選手もそうですし。

小川 そうそう。弓月に関しても順調すぎるぐらい順調に来てしまってる。2年間でここまできたけど、ドンドン伸び代を創ってあげないといけない。その後というと……誰になるのかな。やっぱりなんとかなってほしいと期待するのは(天麗)皇希とゴチカ(後藤智香)。これは最初からずっと思ってることだけど。

――マリーゴールド旗揚げから、とくに皇希選手には並々ならぬ期待を寄せてきました。

小川 2年間マリーゴールドでプロレスをやってきた。いままでやってきたものとは違うなかで、それがどこまで彼女たちに浸透してきたのか。ゴチカは思ってたのとは違う個性になってますけど。

――皇希選手は?

小川 皇希はすべてにおいてパーフェクトなんだけど、プロレスだけが。彼女がプロレスできるようになれば文句ナシなんだけどね。なかなかね、神様はすべてを与えてくれないよね。

――それでも皇希さんの飛躍に期待したいところですよね?

小川 いつも期待してますよ。ここが3年目のカギになってくるんじゃないのかな。この2年間で一番期待されて、一番形を残してないわけで。GHCは取ったけど。

――ケガが重なる不運がありました。

小川 そうだね。ただね、皇希のような素材がいるというのが大事で。それを表に出せるまでに至ってないというのは団体のプロデュース能力がないということにもなっちゃう。

――皇希さんの足踏み状態は、小川さん自身の課題でもあると?

小川 それはそうでしょう。皇希がスーパースターになれてないというのは我々の力不足というのもあるんじゃないかな。

――変化の兆しは見えますか?

小川 プロレスの勘というか、(試合が)すごく単調だったんけど、この前の大阪(4月11日)で越野SYOKO.とやった時、いきなりフライングメイヤーで軽快に投げたシーンがあったんですよ。あのリズムを皇希がつかめればいいなと思って。

――何気ないシーンに成長が見えたと?

小川 そうそう。このリズムだよって。(※後編に続く)
5・23大田区は皇希凱旋興行でもある
「MARIGOLD SHINE FOREVER 2026~A Glorious Celebration~マリーゴールド2周年記念大会」
★5月23日(土)東京・大田区総合体育館(14:30)
【決定カード】
▼ツインスター選手権試合(30分1本勝負)
〈王者組〉松井珠紗&CHIAKI  vs 後藤智香&天麗皇希〈挑戦者組〉
※第6代王者組7度目の防衛戦
▼New generation rival showdown
山岡聖怜vs暁千華
【チケット】
https://dsf-marigold.com/event/260523/

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