場所前に玉ノ井部屋で新型コロナのクラスターが発生し19人が感染。玉ノ井部屋の力士は陰性者も全員休場となったが、何とか秋場所の初日を迎えることができた。
※写真上=両横綱の休場で最高位となった朝乃山だが、遠藤の掬い投げに横転し黒星を喫した
月刊相撲
出稽古を希望する力士は多かったが、このような事態になると、「禁止にしていてよかっただろ」という協会幹部の声が聞こえてきそうだ。下手をすると開催中止に追い込まれるところだった。
白鵬、鶴竜の両横綱が初日から休場し、出場力士の最高位となった東大関の朝乃山。優勝候補の本命として、小結に復帰した遠藤との対戦を迎えた。
右四つの朝乃山と左四つの遠藤、序盤は激しい差し手争いとなった。朝乃山は遠藤の左差しを振りほどいて、突き放して前に出るが、終始、遠藤の体勢は低いまま。遠藤がモロ差しを果たすと、朝乃山の上体が伸びてしまった。朝乃山は何とか左上手をつかんだが、上手投げが呼び込む形となり土俵に詰まる。ここは必死に残して、再び前に出たが、そこを右からの掛け投げ気味の掬い投げに横転。背中に大量の砂をつけて、花道を引き揚げた。
「途中で攻めを急いで、相手の形になってしまった。強引すぎた」と反省の弁の朝乃山。しかし、上手を取ったところでひと呼吸入れていても、相撲のうまい遠藤相手では、徐々に十二分の体勢に持ち込まれていただろう。上手投げは失敗だったが、強引にでも攻めた方が勝機はあったと思われる。
前に攻めるという強い気持ちが出ていた相撲内容は悪くなかった。体の動きもよく、調子も悪くないと思う。朝乃山も、「体調は先場所と変わらずいいです」と語っている。
「明日から切り替えて、自分の相撲を取れるように頑張ります」と国技館をあとにした朝乃山。2日目からの巻き返しを期待したい。
文=山口亜土
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