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2026-05-26

異色の経歴で実況界に潜り込んだ清野茂樹アナが語るプロレスの魅力とは「目の前で展開されていることがすべてではない」【週刊プロレス】

翌週(5月30日)の大阪での実況トークイベントを前に23日、FM大阪「Saturday Junction 3Points」に出演した清野茂樹アナ

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 プロレスの実況アナウンサーとしてパッと頭に浮かぶのは古舘伊知郎氏。ほかにも辻義就、倉持隆夫、若林健治、福澤朗、古くは清水一郎、徳光和夫、舟橋慶一、杉浦滋男各氏など、中継していた局アナが中心で担当していたが、フリーとして携わって現在に至る異色の経歴を持つのが清野茂樹アナウンサー。「あらゆる実況をしてきましたね」と振り返るように、自身がプレイ経験のないスポーツはもちろん、生け花やサウナなど、目の前で展開されるあらゆるものを伝えてきた。その意味では、テレビ中継草創期にあらゆるスポーツを実況してひな形を築いた志生野温夫アナの21世紀版ともいうべき存在だ。

 高校時代の1990年5月には地元の商業施設、須磨パティオで開催された北尾光司のトークショーを観覧。最前列に陣取って質問もしたことが、プロレスラーとの初の接点になる。

 小学2年生からプロレスを見始め、「ワールドプロレスリング」の中継をラジカセに録音して何度も繰り返し聞いて、古舘アナの実況を“完全コピー”するほどのめり込んでいった。そして学校の休み時間にクラスメイトが繰り広げるプロレスごっこで実況を担当するようになり、そこから次第にプロレス実況者を将来の夢として抱くようになった。

 大学卒業後には広島FMに入社。面接でプロレス実況を披露をしたものの、いざ入社してみるとFM局とあって実況する機会はなし。そのため、実況の“イロハ”を教わることもない。今でも「ベースにあるのは子供のころにやっていた古舘さんの真似。だから邪道です」と語る。

 正式な初実況は、「FIGHTING TV サムライ」の2006年4月30日、新日本プロレス尼崎大会。メインは、永田裕志vsジャイアント・バーナードの「ニュージャパンカップ」優勝戦だった。

 そんな清野アナが語るプロレスの魅力とは……。
「どこまでほんとで、どこまでウソかわからないところ。数字がすべての競技とは違う。数字で測れないものがある。目の前で展開されていることがすべてではない。そこがその裏にいろんなものがあるのがプロレス」

 5月30日(土)18時から、大阪・梅田Lateralで単独トークライブ「アイアム実況者」大阪公演を開催する。イベントでは1927年8月13日、全国高校野球選手権大会が開催されていた阪神甲子園球場でスタートした実況の歴史を自身が再現して振り返る。しかも台本なしで。「今でも“古舘伊知郎ごっこ”やってます」という清野アナの現時点での集大成ともいうべきトークライブだ。
 配信での視聴も可能。チケットはLivePocketで発売中。詳細は清野茂樹オフィシャルサイト、SNSをチェックのこと。

<プロフィル>

きよの・しげき 1973年8月6日生まれ、神戸市須磨区出身。青山学院大学卒業後の1996年、広島FMに入社。2003年4月、新日本プロレス広島大会において場内FM実況を担当。その後、本格的に夢であったプロレス実況の道へ進むべく2005年末に退社、フリーに転向する。プロレスだけにとどまらず総合格闘技、K-1、ボクシング、大相撲にも進出。バラエティー番組での実況も担当。2010年4月からはラジオ日本で「真夜中のハーリー&レイス」でパーソナリティーを務めるほか、Webドラマ「極悪女王」では志生野温夫役を演じた。

橋爪哲也

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週刊プロレスNo.2412 (2026年6月10日号/5月27日発売) | 週刊プロレス powered by BASE

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