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2022-03-18

元横綱の北尾光司がプロレス転向を発表!「相撲は仕事でしたけど、プロレスは夢でした」【週刊プロレス昔話】

会見で上半身裸となった北尾光司

 1989年6月2日、東京・渋谷区神宮前のレストラン「ナーム」にて、スポーツ冒険家として活動してきた元横綱・双羽黒こと北尾光司がプロレス転向を会見で発表した。

 北尾は同年4月下旬、元・国際プロレスのレフェリーである遠藤光男氏にプロレス入りを相談。バージニア州ノーフォークの“鉄人”ルー・テーズのプロレスラー養成学校「バージニア・レスリング・アカデミー」で修行することを勧められた。

 会見中、遠藤氏は「実は(アントニオ)猪木さんから連絡を受け、昨日、猪木さん、坂口(征二)さんとお会いしまして『やるからにはワキ見をしないで、プロレス一本に専念してみろ。そして我々を超えるようなレスラーを目指せ。それだけの器なのだから』と激励されました」と告白。北尾は目標のレスラーとして「全米で“イチバン”のハルク・ホーガン。できれば、ニューヨークでホーガンと闘ってみたい」と語っていた。

「相撲は仕事でしたけど、プロレスは夢でした。いろいろファンの人たちからも“また雄姿を見せてくれ”と言われ、自分の若さと体力を生かすにはプロレスが一番だと考えました。ただ日本にいると“甘え”が出るので、まずアメリカに行こうと…」

 元横綱からプロレスに転向したのはこの時点で東富士、輪島大士に次いで3人目。北尾は業界を代表する選手になると期待されていたのだが…。

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