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2026-07-19

4代目タイガーマスクがひっそり残したジャイアント馬場と並ぶ快記録【週刊プロレス】

2007年の「ふく面ワールドリーグ戦」を制した4代目タイガーマスク

7月7日、東京・後楽園ホールで31年間に及ぶ現役生活に幕を下ろした4代目タイガーマスク。みちのくプロレス時代から数々のタイトルを獲得してジュニアヘビー級のトップクラスの地位を確立していくなかで快挙も成し遂げている。

真っ先に思い浮かぶのは史上初となる「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」2連覇。正式に新日本プロレス所属となって2年目、2004年に金本浩二、翌2005年に外道をそれぞれ優勝決定戦で破っての連覇だが、意外にもその後は2019年まで連続出場しながら2006年に準優勝が1度あるのみ。それだけ厳しくマークされていた表れでもある。

一方で見落とされがちなのが「ふく面ワールドリーグ戦」2度の優勝。4年に1度開催される同リーグ戦(2011年は東日本大震災の影響で1年遅れ2012年開催に変更、2020年は新型コロナウイルス蔓延により中止)で1999年の第2回と2007年の第4回大会を制しており、複数回の優勝は4代目タイガーただ一人。ザ・グレート・サスケが1回の優勝、獣神サンダー・ライガーに至っては優勝経験すらない。

また、これまで7回開催された「ふく面ワールドリーグ戦」だが、ドス・カラス(1995年=第1回)、アトランティス(2003年=第3回)、カリスティコ(2016年=第6回)、エル・パンテーラJr(2024年=第7回)とメキシカンが優勝しており、外国人選手の優勝確率が5割を超えているのは日本マット界で定期的に開催されてきたリーグ戦(トーナメント)では珍しい。

さらに4代目タイガーは、優勝を争う同一名称の大会でリーグ戦(1999年)とトーナメント(2007年)の2形式で優勝を果たしているのも快記録。70年以上に及ぶ日本マット界を見渡しても、ジャイアント馬場の「チャンピオン・カーニバル」、蝶野正洋と佐々木健介の「G1 CLIMAX」、大谷晋二郎の「火祭り」しか前例はない。

しかも4代目タイガーは2003年開催の第3回大会には参加しておらず“飛び石2連覇”でもある。連続して参加した2回連続でリーグ戦とトーナメントを制したのは、馬場が第3回(トーナメント)、第4回(リーグ戦)を連覇した「チャンピオン・カーニバル」に並ぶ記録でもある。

最近では新日本プロレスが「G1 CLIMAX」と「NEW JAPAN CUP」、全日本プロレスが「チャンピオン・カーニバル」と「王道トーナメント」といった具合に、リーグ戦とトーナメントで大会名を区別していることから、同一名称ながら開催年ごとに試合形式を変更することは考えられにくく、4代目タイガーの「ふく面ワールドリーグ戦」2度優勝の快挙は最後の記録となる公算はきわめて強い。

その意味でも日本マット界に数少ない記録を残したレスラーと言える。

橋爪哲也

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