アメリカンフットボールの世界最高峰・NFLはWeek4のマンデーナイトゲームが行われ、アトランタ・ファルコンズが、地区内ライバルのニューオーリンズ・セインツに快勝した。ファルコンズのランを主体にしたオフェンスがセインツを圧倒した。ファルコンズは2勝2敗で、カロライナ・パンサーズと並んでNFC南地区首位となった。
Week4マンデイナイトゲームアトランタ・ファルコンズ○45-24●ニューオーリンズ・セインツ2026年10月5日@シーザース・スーパードーム(ルイジアナ州)QBペニックス先発でチームが劇的に変わった

ファルコンズは今季第2週までは目を覆う惨状だった。しかし、第3週からマイケル・ペニックスJr.が先発QBとなったことで状況が劇的に変わった。特にセインツとのマンデーナイトゲームでは、ペニックスは的確なプレスナップリードと高精度のパスでオフェンスを牽引し、ファルコンズは11回のオフェンスシリーズで、7回をTD、1回をFGに結び付けた。パントはわずか2回だった。
ファルコンズはランで205ヤード&5TDを記録した。「パスの最良の友人はラン」ということわざ通り、ペニックスはパスを投げるのに十分な時間を確保できた。ペニックスは、パス20回でプレッシャーを受けたのはわずか3回、15回のパスを成功させて233ヤード、1TDを記録した。
QBペニックスは、2試合でパス33/45、489ヤード、2TDとスタッツ的には目を見張る数字ではない。だが安定した存在感を示している。第1週、第2週の2試合で524ヤード、16得点だったオフェンスが、ペニックスを起用後の2試合で、合計918ヤード、80得点を記録した。
躍動する2人のRBロビンソン

そして、「ダブルロビンソン」が躍動した。RBビジャン・ロビンソンがリーグ屈指のスピードとパワーを兼備した万能バックであることは誰もが知っていたが、この試合では、ビジャンを助けたのは、ファミリーネームが同じ相棒のブライアンだった。彼は14回のキャリーで62ヤードを獲得し、4ヤード、8ヤード、11ヤードのTDを決めた。3TDはビジャンを上回った。
ブライアンの魅力はとにかく「人に強い」ことだ。NFLのNext Gen Statsによると、彼の3TDで記録した合計23ヤードのうち、19.2ヤードはコンタクト後のゲインだったという。
ビジャンはビジャンで、強い輝きを放った。19回のキャリーで145ヤード、2TDを記録してセインツのディフェンスを粉砕した。
ビジャンは、先制となった59ヤードのTDで時速21.78マイル(約35キロ)を記録した。Next Gen Statsによると、これは今シーズン、NFLのオフェンス全ボールキャリアーの中で最速で、全盛期のWRタイリーク・ヒルに匹敵するスピードだった。
NFLリサーチによると、彼は4試合連続でMNFにおいて125ヤード以上のラッシングを記録し、この連続記録でエミット・スミス(元カウボーイズなど)やエリック・ディッカーソン(元ラムズなど)という伝説の超人RBと肩を並べた。
2試合連続20点差以上の勝利は、スーパーボウル出場年以来

もともとファルコンズのオフェンスは、2人のRBロビンソンに加え、WRドレーク・ロンドン、TEカイル・ピッツと、NFLでも屈指のタレントがいる。QBは剛腕強肩である必要はなく、冷静で正確かつクイックなボールデリバリーを遂行できる司令塔なら、オフェンスを覚醒させられる条件はそろっていた。
ファルコンズは2試合連続で20点差以上の勝利となったが、これは2016年シーズン以来だ。その年のチームはリーグ屈指の得点力を武器に第51回スーパーボウルへ進出している。
ファルコンズの真価はこれから試される。次の3週間はレイブンズ、ベアーズ、49ersという強豪との対戦が控えており、現在の攻撃力が本物なのか、それとも一時的な好調に過ぎないのかが明らかになる。