アメリカンフットボールの国内最高峰「Xリーグ プレミア」は、10月16・17・18日の3日間に、東西の各会場で第9節の5試合が開催された。


逆転を狙う東京ガスが敵陣40ヤードまで攻め込んだ場面で、エレコム神戸LBコルビー・キャンベルが谷口のパスを鮮やかにインターセプト。そのまま67ヤードを駆け抜け、インターセプトリターンTDを決めた。試合の流れは完全に変わり、終盤には谷川の2本のFGで突き放して、快勝した。エレコムは開幕から3連勝したが、その後4連敗。この勝利が、第3節以来の勝ち星となった。キャンベルはピック6だけでなく8.5タックル、1サックを記録し、ディフェンスのみならず、チームの中心として圧倒的な存在感を示した。
オービック シーガルズ ○48-0● IBM ビッグブルー
2026年10月18日@富士通スタジアム川崎
オービックシーガルズがIBMビッグブルーを、オフェンス・ディフェンス・キッキングで圧倒した。第1Q、廣長晃太郎の76ヤードリターンで一気に攻め込むと、QBピアース・ホーリーからWR佐久間優毅への5ヤードTDパスで先制。第2Qはオフェンスが一気に爆発。ルーキーWR溝口駿斗への1ヤード、38ヤード、7ヤードの3本のTDパスに加え、RB長尾涼平への18ヤードTDパスも決まり、前半だけで35-0と圧倒的に優位に立った。
後半も勢いは衰えず、第3Qには山﨑丈路の30ヤードFGで加点した後、RB廣長が18ヤードTDランで45-0。第4Qには残り7分44秒から13プレー、54ヤード、7分27秒を費やす長時間ドライブで、最後は山﨑の27ヤードFGで締めくくった。IBMは最後までエンドゾーンが遠く、総獲得118ヤード、ファーストダウン8回に封じ込まれた。ディフェンスでも、リーダーのLBエイドリアン・ウェントランドが序盤で負傷しサイドラインに下がってからは、弱点を突かれて防戦一方となった。オービックは407ヤード、21回のファーストダウンを記録。攻守ともに力の差を見せつける完勝だった。
SEKISUI チャレンジャーズ ○41-14● オリエンタルバイオ シルバースター
2026年10月18日@ベイコム陸上競技場(兵庫・尼崎市)
前日の時点で、最低でも勝ち点11以上が6チームとなることが決まっており、両チームともにRBT進出の可能性は消えていたが、共に未勝利の両チームにとっては、関係のない話だった。そして、昨季3位のSEKISUIチャレンジャーズが、オリエンタルバイオ シルバースターを破って、今季9戦目にして待望の初勝利を挙げた。
シルバースターが第1QにQBコナー・リーガンからWRケイシー・ホーソーンへのTDパスで先制したが、SEKISUIも直後にQBギャレット・サフロンからWRイーサン十良への20ヤードTDパスで同点。第2QにはRB伊丹翔栄の1ヤードTDランで勝ち越すと、ターンオーバーから阿部拓朗へのTDパスを決め、前半を21-7で折り返した。
後半に入っても流れは変わらない。第3Q開始直後、QBサフロンからWRブギー・ナイトの4ヤードTDパスでリードを広げると、K佐藤敏基の36ヤードFGで加点。さらにDB岸晴登のインターセプトで得た好機から得点を重ね、31-7と突き放した。第4QもRB前島仁の12ヤードTDラン、中山龍之介のFGで着実に加点。シルバースターも終盤に1TDを返したが及ばず、SEKISUIがホームのファンの前で、力強い攻撃を見せた。
ノジマ相模原 ライズ ○24-17● 富士フイルム海老名ミネルヴァAFC
2026年10月18日@富士通スタジアム川崎
ノジマ相模原ライズが富士フイルム海老名ミネルヴァAFCとの接戦を制した。ノジマ相模原は第1Q、富士フイルム海老名のパントをブロックして先制TD。富士フイルム海老名もQBジェームソン・ワンの1ヤードスニークTDで追いついた。しかし、ノジマ相模原は、第2QにQB大橋功典からWRレイボン・ジョンソンへの37ヤードTDパスで勝ち越すと、34ヤードFGで17-7とリードを広げ、後半へ折り返した。
第3Q、富士フイルム海老名は25ヤードFGで7点差に迫るが、ノジマ相模原は第4Qに13プレー88ヤード、8分を費やすロングドライブを完遂。最後は再び大橋からジョンソンへの8ヤードTDパスで24-10と突き放した。終盤、富士フイルム海老名もQBジェームソンからWRジェイソン・マシューシャーシュへのTDパスで反撃したが及ばず。富士フイルム海老名は、総獲得ヤードは237対239とほぼ互角だったものの、一度もリードを奪えないまま、2連敗となった。
ノジマ相模原は、エースQBカートパランデックを欠く中で、先発2試合目のQB大橋が、パスで2TDの健闘。さらにパランデックがいないことでオフェンス起用が可能となったジョンソンが活躍した。第4QのTDドライブでは、吉澤祥、加藤大資らのRB陣が、富士フイルム海老名のディフェンスに走り勝ったのも大きかった。
第9節を終えたXリーグ プレミアの順位
第9節を終えたXリーグ プレミアの順位は次の通り。レギュラーシーズンは残り2試合で、4位から9位までの6チームが、RBT残り3枠を争う。
1位、オービック シーガルズ:8戦全勝(勝ち点24)
2位、富士通 フロンティアーズ:8戦7勝1敗(勝ち点21)
3位、パナソニック インパルス:9戦7勝2敗(勝ち点21)
■3位以上の3チームはRBT進出決定
4位、ノジマ相模原 ライズ:8戦4勝3敗1分(勝ち点13)
5位、IBM ビッグブルー:8戦4勝4敗(勝ち点12)
6位、エレコム神戸 ファイニーズ:8戦4勝4敗(勝ち点12)
7位、東京ガス クリエイターズ:8戦3勝5敗(勝ち点9)
8位、富士フイルム海老名 ミネルヴァAFC:8戦3勝5敗(勝ち点9)
9位、オール三菱 ライオンズ:7戦2勝5敗(勝ち点6)
■10位以下の2チームはRBTには進めず
10位、SEKISUI チャレンジャーズ:8戦1勝6敗1分(勝ち点4)
11位、オリエンタルバイオ シルバースター:8戦全敗(勝ち点0)
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