8月14日(金)~23日(日)、中学生・高校生を対象に、オンラインレースの『VIRTUAL DISTANCE CHALLENGE(バーチャルディスタンスチャレンジ。以下、バーチャレ)』が開催される。
写真提供/バーチャレ運営委員会
新型コロナウイルス感染拡大の影響により大会開催が中止になるなか、バーチャレ運営委員会(主催者・横田真人氏)が、オンラインレース『VIRTUAL DISTANCE CHALLENGE』の開催を発表した。本大会は「記録を記憶に残す夏。」というスローガンのもと、全国すべての中高生を対象に、どこにいても参加できるバーチャルレースとして実施される。
中長距離種目のほか、4×400mリレーなどの実施が予定されており、参加希望者は7月20日(月)から本エントリーが可能で、同日から8月23日(日)までのレース測定有効期間内のレース動画を8月14日(金)からアップロードする方式となる。そのタイムをもとに、ランキングを作成(全国、都道府県別を予定)していく。
主催者の横田氏(TWOLAPS TC代表、前800m日本記録保持者)は大会開催の目的、意義を次のように語る。
「『僕らにできることはなにか』。3カ月間、僕らはこの問いと向き合ってきました。そのなかで、『全中、インターハイとはなにか』についても議論を重ねてきました。至った一つの結論は、全中、インターハイは、大会自体を指すのではなく、日々の部活動を指すということでした。全国一を目指す選手もいれば、友達とスポーツを楽しむことが目的の選手もいる。それぞれの目的と、日々の学校生活、トレーニング、地域大会、都道府県大会。顧問の先生、コーチ、両親、チームメイトとの絆。全中、インターハイはそのすべてが詰まった“言葉”であることに気がつきました。バーチャルディスタンスチャレンジを通して、それぞれの大会をぜひ作り上げて欲しいと思っています」
全国の頂点に至る道だけが全中、インターハイではない。そのように位置づける横田氏は続けて、今大会を通して、それぞれの“陸上競技”を記憶に残して欲しいと願う。
「全国ナンバーワンを目指す、大会を目指す過程を楽しむ、夏の思い出づくり、なんでも構いません。それぞれが取り組んできた“陸上競技”をここに詰めて、記憶に残して欲しいと願っています。そして、それが実現できるような大会を僕らも責任を持って作り上げていきます」

TWOLAPS TC代表で今大会の主催者・中距離レースディレクターを務める横田氏(写真提供/バーチャレ運営委員会)
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