
2月19日(水)に東京メトロが「東京メトロ女子駅伝部・新制服発表会」を行い、東京オリンピックを控えた2020年4月に「東京メトロ女子駅伝部」を創設すると発表した。東京大学スポーツ先端科学研究拠点と連携し、科学面で心強いバックアップを受ける。
左から高松いずみ、雨宮氷奈、志水見千子監督、青山由佳、向井智香。志水監督は陸上競技部ではなく駅伝部となった理由について、「駅があるので駅伝部」と由来を語った。駅伝はもちろん、トラックでの活躍も目指す 写真提供/東京メトロ
東京メトロ女子駅伝部は、2020年の東京オリンピック開催の年に「スポーツを通じた東京のさらなる活性化」(山村明義社長)を目的として創設された。東京メトロ沿線の東京都中野区を拠点とし、練習は東京大学教養学部の陸上競技場で主に行う。4月の創設から東京大学スポーツ先端科学研究拠点との共同研究をスタートさせ、陸上長距離種目における女性アスリートのコンディショニングに関する研究を進めていくという。「女性特有の問題について、レースのときに即、現場に落とし込める関係に安心感がある」と志水監督は科学面での強力なバックアップに期待を寄せる。
リクルート時代に小出義雄さんから指導を受けた志水監督は、小出さんから夢を持つことが大事と教えられたといい、「選手たちが夢を持つことができるところまで引き上げていきたい」という。選手たちの目標をまずは自己ベスト更新に設定し、「自己ベストの先に世界が見えたら。着実に力を伸ばしていきたい。2021年度からは駅伝に参戦し、予選を突破したい」と決意を語った。

東京メトロの山村明義社長(中央)、東京大学の藤井輝夫理事・副学長、八田秀雄教授も会見に出席した。女子駅伝部のテーマは「東京を走らせる力になる。」 写真提供/東京メトロ
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