新監督の就任、有力世代の卒業など変化の年となった拓大。その変化を追い風に変えて成長を遂げたのが主将の赤崎暁(4年)だ。箱根駅伝では過去3大会、不本意な結果に終わっているが、今年は自信を持って挑むことができる。チームの順位を大きく引き上げる走りをするつもりだ。
写真上=全日本大学駅伝では7人抜きの快走で3区区間記録を上回った
撮影/中野英聡(陸上競技マガジン)
11月の上尾ハーフでは1時間01分46秒で、拓大の赤崎暁(4年)は日本人トップとなる2位。このタイムは2019年の学生ランキングでは日本人トップの相澤晃(東洋大4年)と1秒差の2位タイだ。
「今年の変化はひとりでもハイペースで押していけるようになったところ。今は自信を持って走れています」
名伯楽として知られた岡田正裕前監督の勇退に伴い、コーチを務めていた山下拓郎氏が新監督として就任。今季の拓大は徹底的に距離を踏む以前からの強化方法をベースとしながらも、スピード練習も増やすなど新機軸を打ち出してきた。赤崎もその流れにうまく乗っている。
「今年は5000mからハーフまですべてで記録を出したいと思っていましたので、春から個人的にスピード練習のメニューを組んでもらって強化をしてきました。山下監督とは年齢も近く、相談しやすいので楽しくやれています」
その言葉どおり、先に示したハーフだけでなく、5000m、10000mともに自己ベストを更新。とはいえ5000mは14分11秒62に留まっており、そのハーフの力から考えればもっと出ていてもおかしくない。スピードについてはまだ伸びる余地を残していることは間違いないだろう。
あかさき・あきら◎1998年1月21日生まれ、熊本県出身。大津中→開新高(熊本)。170cm、49kg。自己ベスト10000m28分27秒90(大4)、ハーフマラソン1時間01分46秒(大4)。
撮影/福地和男(陸上競技マガジン)
出雲駅伝では1区、全日本大学駅伝では3区を走り区間3位。本人は結果に納得していないが、全日本では11.9㎞のこの区間、終始、単独走を強いられながらも10㎞をトラック10000mのベストに近いタイムで通過し、突っ込んだレースができるところを見せている。そこも今季の成長の一つだ。
ロードではすでに学生屈指の力を持つ存在となった。ラジニ・レメティキ(1年)と並ぶ2枚看板はどの大学と比較しても引けを取らない。往路前半でこの2人がタスキをつなげば、一気にトップに立てるだけの力が今の拓大にはある。
「2区や3区で順位を上げるのが自分の役目です。これまで箱根ではいい結果を残せていません。最後は区間賞を狙います」
選手としての伸びしろも大きく残す逸材である。最後の箱根では拓大は一気に上位に進出させるだけでなく区間賞も手にし、赤崎の飛躍の序章として欲しい。
文/加藤康博
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