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2019-09-13

【陸上】第88回日本インカレ 優勝者コメント【2日目】

9月12日~15日、学生日本一を決する第88回日本インカレが岐阜メモリアルセンター長良川競技場にて開催。大会2日目は16種目の決勝が行われ、ドーハ世界選手権代表のパフォーマンスに会場は大いに沸いた。おもな優勝者のコメントを紹介する。

写真上=男子走幅跳のトップ3はいずれもドーハ世界選手権代表。左から2位の橋岡、優勝の津波、3位の泉谷(泉谷は110mH代表)(写真/中野英聡)

男子走幅跳 優勝 
津波響樹(東洋大4年)
8m08(-0.2)
今日は2本で終わらせる予定でしたが、1本目がファウルだったので、2本目と5本目を跳びました。ナイトゲームズin福井で2本連続自己ベストで8m23を跳んだ感覚が残っていて、ダメな跳躍をしたときに、その感覚と照らし合わせることができるようになりました。世界選手権では3本以内で8m10以上を跳んで決勝進出したいです。

2年ぶり2度目の日本インカレ優勝を果たした津波。世界選手権へ弾みをつけた(写真/中野英聡)

男子走幅跳 2位
橋岡優輝(日大3年)
7m94(-0.5)
世界選手権が近いこともあり、助走や踏切などの技術確認のつもりで臨んだため、記録はそれほど狙っていませんでした。体調はベストではなく、8~9割くらいの状態でした。(3本跳んで4回目以降をパス)良い跳躍とは言えませんが、修正ポイントが見えてきたので、ある程度は満足しています。世界選手権は初出場なので、チャレンジャーのつもりで。これから自分が世界大会の常連となったときに、世界の選手たちに意識してもらえるような結果を残したいです。

世界選手権代表の橋岡は1本目に7m94を跳んで2位に(写真/中野英聡)

男子棒高跳 優勝
江島雅紀(日大3年)
5m50
東京五輪の標準記録である5m80を跳ぶつもりで臨みましたが、コンディションとしてはギリギリのところでした。なかなか助走で安定した走りができず、5m61をクリアできないなど課題となりました。足りないものはまだありますが、世界選手権を前にこの経験ができて良かったです。

世界選手権代表の江島。5m50を跳び、日本インカレ初優勝を飾った(写真/中野英聡)

女子100m 優勝
湯浅佳那子(日体大4年)
11秒64(+0.7)
ただ、うれしい。その気持ちでいっぱいです。4年間、大村邦英先生にお世話になって、結果を残せてよかったです。今日はリラックスして走ろうと思っていました。スタートもうまく出れましたし、100点のレースができたのでは。主将として「私が決めなきゃ」というプレッシャー、不安があるなか、仲間から「大丈夫」との声掛けで、それを信じて頑張ることができました。

自己ベストとなる11秒62で女子100mを制した湯浅(写真中)(写真/早浪章弘)

男子1500m 優勝
飯澤千翔(東海大1年)
3分43秒07
桜美林大のダニエル・カヨウキ選手(1年)が序盤から前に出たのは想定どおり。1周ごとのラップが62秒、60秒、61秒と、自分にとって気持ちの良いペースで引っ張ってもらえました。記録は3分40秒でも、4分かかっても、とにかく1位を取ることにこだわったので、勝てたことはうれしい。ラスト1周の少し前で先頭に出て、残り200~100mでスパートするという、思っていた通りのレースができました。これから4連覇を視野に入れてやっていきたいです。

関東インカレに続き、日本インカレ1500mを制したルーキーの飯澤(写真/早浪章弘)

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