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2020-10-13

「SUPER PONY ACTION 2020」を完全適用した全日本選手権ポニーブロンコ大会が開幕

先発して4回無失点と好投した仙台ポニー・赤坂海斗選手(中1)

10月11日、全日本選手権ポニーブロンコ大会が開幕した。ポニーリーグの中学1年生以下を対象とした全国大会で、今年、新規加盟した仙台ポニーや香取ピグレッツを含め29チームが参加した。その開幕ゲームでは仙台ポニーが清瀬多摩ポニーズと対戦。1対0で初陣を飾った。

新規加盟の仙台ポニーが初勝利

 昨年末に策定された「SUPER PONY ACTION 2020」が完全適用された初めての大会で、打者には国際標準バットの使用が義務化され、投手には変化球禁止と60球の投球リミットが課された。
 そんな中、両チームともに3人ずつの投手を起用する展開に。仙台ポニーは1点リードの7回裏二死満塁とした時点で二番手の池田琉晃選手(中1)の球数が60球に達し、急遽、サードを守っていた佐藤輝明選手(小6)にスイッチ。このピンチをしのいで薄氷の勝利を収めた。

 今春、チームを立ち上げた仙台ポニーには中学1年生10人、小学6年生4人、4年生1人が所属。これまでの練習試合では「20試合くらいで1勝もしたことがなかった」(斎藤勇希監督)と言う。
 東北地方で唯一活動するポニーリーグのチームということもあり、練習試合ではボーイズやシニアのチームと相まみえてきたが、選手をケガや故障から守るために「SUPER PONY ACTION 2020」で中学1年生に適用される1試合60球の球数制限、変化球禁止、国際標準バットの使用は徹底してきた。
「相手は変化球をどんどん投げてきますし、打球も飛ぶ。正直、大きな差を感じることがあった。今日は今後の糧になるものを持ち帰ろうという話をして試合に臨んだが、こうして同じ条件で試合をしてみると子供たちの成長を肌で感じることができた」と、斎藤監督は選手たちの姿に感激の涙を浮かべていた。

反発係数が木製バットに近いとされる国際標準バット(木製バットも使用可)の使用が義務付けられた

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