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2020-10-19

【アメフト】「近江道」第1回 日本人としては約20年ぶりの本場リーグへの参加。TSL参加までの長い道のり。=近江克仁

=撮影:杉田恵

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はじめまして。IBM BIG BLUE所属の近江克仁です。現在、日本人初のNFL選手を目指し挑戦しております。今回、TSL(米国のプロ育成リーグ)参加にあたり、多くの方に私の挑戦を知っていただこうと思いコラムを掲載させていただくことになりました。アメフト関係者はもちろん、それ以外の方にも見て頂けら嬉しいです。

2020年は、タフな年です。

今年1月31日に大手損保会社を退職し、挑戦することを決めてそこからは順調に進んでおりました。2月2日に開催されたCFL(カナディアンフットボール)のグローバルコンバインで選出され、3月1日にテキサスで行われた日本代表vsアメリカ代表(TSL代表)の試合では敗戦したものの個人的にはNFL・CFLスカウトにアピールできました。

試合後すぐにLAに渡り、3月末にバンクーバーで開催予定だったCFLコンバインに向けてトレーニング開始。退職してから順調に進んでいると思った矢先、コロナウイルスが世界を襲います。その後、CFLコンバイン、ドラフトと立て続けに中止され日本に帰国。退職してから右肩上がりに進んでいた私のフットボール人生が、一気に下がっていきました。

4、5、6月と海外挑戦する機会はもちろんなく、ただただステイホーム。7月に開催されたTSLに参加予定でしたが、コロナとBLM運動の影響を加味して辞退。この期間は、できるだけ物事をポジティブに捉えようと考え、ポジティブシンキングで準備期間なんだと納得させてきました。

そんな中、8月末に「TSLが10月の開催を決定した」と朗報。しかもFOXテレビ系列のFS1にて試合が全米に放送されると。もちろん参加を表明しすぐにLAへ渡米。

そもそもTSLとは何か、というところなのですが。

2007年にNFLヨーロッパが解散した後、日本人がNFLへアピールする場所は全くありませんでした。また、アメリカ人も代理人と契約している選手のみがアピールできて、それ以外の選手は大学卒業後、就職するしか道はなかったと聞きます。そんな中、多くのフットボーラーのアピールできる場所として2017年にTSLが設立。短期間の練習+スクリーメージが行われ、スカウトへのアピールの機会となっていました。

2020年10月より正式にテレビ放映権も取得し、本格的なリーグが始動。6チーム(1チーム32人)でリーグ戦が行われ、その後チャンピオンシップゲームが開催されます。

(前IBMヘッドコーチの)山田晋三さんがXFLに参加した2001年以来、日本人がテレビ放映のあるアメリカのリーグに参加するのは約20年ぶりです。元NFL選手や元CFL選手、D1出身選手も参加しています。また、コーチ陣も元NFLコーチ、現CFLコーチなど有名コーチがたくさん。ここで活躍することがNFLへの最短ルートとと言っても過言ではありません。

最初は、ラスベガスにて開催されると聞いていたため、LAにてトレーニングしていましたが、その後テキサス州サンアントニオに開催場所を変更。スケジュールもいまだに決まっておらずなかなかイライラすることもありますが、こんなビッグチャンスはないのでどこまでも従うのみです。

10月18日。TSL初日。

今日は、各契約書にサインし、ホテルへチェックイン。その後、ヘルメット、ショルダー、ジャージ、Tシャツ、ショーツを支給され、今は、部屋でコラムを書いています。



私はAlphasという緑のチームにセレクトされ、背番号は6番になりました。勝手に決められてました。
De’Anthony Thomas*みたいですね。

明日は9時からウォークスルー開始。日本人のレベルは高いということを証明してきます。

試合日程は、以下の通りです。ネット配信あるかは不明です。

10月27日12:00 Alphas vs Blues
11月4日  17:00  Alphas vs Conquerors FS1にて全米放送
11月10日20:00  Alphas vs Jousters FS1にて全米放送
11月18日15:00 Alphas vs Blues 

YouTubeも更新していくのでぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCtA7esmuqHGAlOuKEQ8Ogxg

引き続きよろしくお願いします。

近江克仁

*デアンソニー・トーマス(現NFLレイブンスWR/リターナー)。オレゴン大学時代には背番号6で、パスキャッチ、ラン、リターンのすべてに秀でたマルチパーパスプレーヤーとして活躍した。

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