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2021-01-07

ボウリング用語集 せ

静的バランス
Static Balance

「ボールバランスに関する規定」のこと。ボールの指穴を中心にして、10.01ポンド以上の場合、天地の差(3オンス)、左右の差(1オンス)、前後の重量差(1オンス)を規制しており、スリーバランスルールと呼ぶ。ルールが生まれた背景には、材料科学の歴史がある。テンピンボウリング発祥の地、アメリカでは開拓時代から20世紀初頭まで、天地の重量差がない木製(指穴をあけると、ボトムウエートとなる)ボールだった。1905(明治38)年、工作しやすく、丈夫な硬質ゴム(エボナイト)ボールが誕生。あらかじめ指穴部分を重くしたトップウエートがあると、わずかにヒッティング効果を増すことがわかり、これがルールの起点となった。時代は経験則から科学研究に変わり、ウエートブロックの形状や構造、比重、回転軸とコアの向きを変える方向へ進み、設計と製造技術の競争に突入、現在に至っている。ボールの動きで、スリーバランスの影響は最大でも5%あるか、なしか。迷信と断じても、ルールが存在する以上は無視できない。しかし、いまでもフインガーウエートやトップウエートの配分を細かく注文する人もいる。


セブンテン
Seven Ten

スペアメークがほぼ不可能な、⑦番と⑩番ピンが残ること。


セッティ
Settee 背もたれのあるベンチ、小さなソファー

次の順番のプレーヤーが腰かけて待つ、ボウラーズベンチ。


セミフィンガーグリップ
Semi Finger Grip

フィンガー(中指・薬指)の第1関節と第2関節の中間でボールをグリップする方法。たまにフィンガーを深く入れすぎて、サムの抜けが早くなることがあるので要注意。フルフィンガーではしっかり握れない人や、握力が低下してフィンガーチップでは持ちにくくなった人に向いている。

セミローラー
Semi Roller

ボールの表面に着く回転軌跡が親指穴よりも外側にあり、ボ-ルの最大円周の3/4の軌跡をもつローリング。全ボウラーの90%以上がセミローラーとされるが、たしかにスピナーやフルローラーは少数派である。


ゼロピッチ
Zero Pitch

指穴がまっすぐボールの中心に向かっている状態。またフィンガーホールで中指・薬指の双方の指穴が平行にあることを「平行ゼロ」という。


センターライン
Center Line 中央の線

① ―⑤番ピンがあるレーン中央の位置。センターゾーン。

ボウリングマガジン

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