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2021-04-01

【プロレス】ヒロ・マツダが語る若き武藤敬司の素質「10年分を半年でやってのけた」

フロリダ遠征時の武藤(1986年2月)

1985年11月4日より新日本プロレスの武藤敬司がアメリカ遠征に出発。元NWA世界ジュニアヘビー級王者・ヒロ・マツダのもとで武者修行に臨んだ。

 1986年夏に来日した際、マツダは武藤についてこんなことを語っていた。

「たいした新人だ。いくら素質のある選手でも一流の格付けをされるまでに、最低10 年はかかる。それを武藤は半年でやってのけた。たぐいまれなルーキーだ。ケンドー・ナガサキと組んで、トップのファビュラス・ワンズ(スティーブ・カーン& スタン・レーン組)と抗争をやって、最高の人気。シングルでもタッグでも一流。ファンの期待に応えるだろう」

 当時の武藤は1986年5月にフロリダヘビー級王座を奪取するなど結果も出していた。ハルク・ホーガン、ディック・スレーターらを育て、マサ斎藤らを遠征時に世話した名伯楽・マツダが太鼓判を押すほどの逸材だったのである。

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