close

2021-04-22

【ボクシング】24日世界戦。「お客さんが唖然とするくらい圧倒する」(寺地)「24日は僕が王者になる日」(久田)

王者・寺地(左)と挑戦者・久田。身長はほとんど変わりなし

全ての画像を見る
 明後日24日、エディオンアリーナ大阪第1競技場で行われるWBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦、チャンピオン寺地拳四朗(29歳=BMB)と同級1位・久田哲也(36歳=ハラダ)の調印式が22日、大阪市内で行われた。新型コロナウイルス感染症に対する蔓延防止措置が取られる中での試合を控え、両者は緊張の面持ちで登壇した。

 会見の冒頭、この試合をプロモートする真正ジムの山下正人会長は「この試合を請け負ったからにはエディオンアリーナが閉鎖にならない限り、興行は行う決意です。選手たちもこの試合に向けて必死に調整しているから、なんとか試合をするのがプロモーターの仕事」と決意を語った。

淡々と決意を語る寺地。左は父・永(ひさし)会長
淡々と決意を語る寺地。左は父・永(ひさし)会長

 今回が8度目の防衛戦となる寺地は「勝つだけの調整も体調も整えてきたので勝つだけです」と少しかすれた声で飄々と語り、「(昨年の泥酔騒動による謹慎中に始めた)ボランティアの時に知り合った方々や、僕をずっと応援してくれている方々、コロナで大変な思いをしている方々のためにも、最高のパフォーマンスを見せて圧倒して勝ちたいと思う」と決意を述べた。JBC(日本ボクシングコミッション)のコロナ対策ガイドラインにしたがい、観客による声出し応援は自粛となっているが、「僕の最高のパフォーマンスで声が出ないくらいにしたい」と、魅せるボクシング披露を表明した。

試合に使用するグローブ(ウイニング製8オンス)をチェックする久田
試合に使用するグローブ(ウイニング製8オンス)をチェックする久田

 2019年10月の京口紘人(WBAスーパー王者=ワタナベ)戦以来、2度目の世界挑戦となる久田は、「コンディションも良く、気持ちも乗っていますので、僕が世界チャンピオンになる日がもうすぐだということでワクワクしています」と落ち着いた様子。「チャンピオンのペースにならないように試合をしたい。みなさんに勇気や感動を与えられるような試合をします」と自信みなぎる様子で宣言した。

 両選手の予備検診結果は以下のとおり。

チャンピオン
寺地拳四朗
身長  163.8cm
頸周  33.3cm
胸囲  82.8cm
視力  左0.5 右0.4
リーチ 163.0cm
拳囲  左24.5cm 右24.7cm
血圧  116/80 mm/Hg
脈拍  72/min
体温  37.4℃

挑戦者1位
久田哲也
身長  162.4cm
頸周  34.2cm
胸囲  89.8cm
視力  左1.5 右1.2
リーチ 163.0cm
拳囲  左28.0cm 右27.6cm
血圧  93/56 mm/Hg
脈拍  43/min
体温  37.2℃

文&写真_加藤健太郎

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事