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2021-05-25

【アーカイブ】1964年の聖火ランナー全掲載 京都編 古都の名所を聖火が駆け抜ける

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今大会の聖火リレーは29個目の都道府県となる京都府につながれている。1964年大会の聖火リレーで京都府は第1コースで54名、第2コースで35名、合わせて89名の正走者が聖火をつないだ

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3月25日、福島県からスタートしたTOKYO2020の聖火リレーは、29個目の都道府県となる京都府につながれている。世は新型コロナウイルスとの戦いの途上、それでもオリンピックのシンボルが日本全国、希望の道をつないでいく。

さて57年前、日本で初のオリンピック開催となった1964年東京大会の聖火リレーの全正走者名簿が、当時小社が発行した『スポーツ・マガジン』10月号に掲載されている。

1964年9月9日、鹿児島県、宮崎県、北海道の3カ所からスタート(北海道スタートの聖火は青森県で二手に分かれた)し、10月10日の最終ランナー坂井義則氏まで、その数、全4341人。これはそれなりに貴重な資料だろう。


1964年10月に発行された『スポーツマガジン10月号』の表紙。ここに聖火ランナー(正走者)4341人の全リストが掲載されている


57年前の聖火リレーは4つのコースに分かれて日本国中を巡り、皇居前で一つにまとまって国立競技場まで繋がれた

インターネットという新たな情報伝達ツールが全盛を迎えている今、57年の時を経て改めて、紛れもなく1964年東京オリンピックの一部を彩った聖火ランナーたちの名前を、歴史と記録に刻み直すことが当社の使命であると考えた。

今年の聖火リレーが走るタイミングに合わせて、「57年前の聖火ランナー(正走者)」の名前を、都道府県別にリレー方式で刻んでいくこの連載。

第29回目の今回は「京都府」。

1964年の聖火リレーで京都府は2つのコースの通過点となっていた。一つは鹿児島からスタートし、九州の西側を通って本州入りし日本海側を通る第1コース。もう一つは宮崎からスタートし、四国を経由して瀬戸内海・太平洋側を通る第2コースだ。

第1コースの聖火は1964年9月27日に鳥取県から受け継ぐと、福知山市、舞鶴市と2日間かけて府の北側を走り、福井県につながれた。

一方、第1コースに1日遅れて奈良県から受け継いだ第2コースの聖火リレーは宇治市の平等院鳳凰堂、京都市の東本願寺や平安神宮など有名な神社仏閣の前を通過し、滋賀県へとつながれていった。

57年前に京都を駆け抜けた聖火ランナーの正走者89名は、こちらだ。
※氏名は『スポーツ・マガジン 10月号』に掲載された情報通りです。

 

1964年東京オリンピック聖火ランナー
【京都府】

1964年9月27日〜28日 第1コース 54名

1 衣川 豊
2 中田 勝利
3 夜入 光夫
4 衣川 洋一
5 青山 晴彦
6 衣川 盡
7 衣川 幸恵
8 新宮 春雄
9 大槻 英二
10 三木 芾里
11 井上 美智代
12 杉山 光男
13 岡山 敏之
14 志賀 輝男
15 背戸 達也
16 林田 惇
17 戸田 正巳
18 森島 敏子
19 小林 義正
20 福田 忠
21 細見 俊彦
22 深井 誠司
23 梅原 均
24 西田 正和
25 稲葉 紘之
26 大久保 智計
27 大槻 泰紹
28 川上 勝利
29 四方 完次
30 四方 重喜
31 中原 与一
32 坂根 正伸
33 木下 義清
34 石田 春次
35 平野 康彦
36 田野 格次
37 山本 正一
38 山本 一博
39 橋本 禎万
40 森下 竜三
41 麻尾 哲也
42 森下 初美
43 椋平 克
44 広田 健吉
45 椋田 公啓
46 小笠原 好生
47 西村 芳博
48 山本 吉夫
49 田中 実
50 和久 衛
51 西村 幸子
52 芦田 健一
53 鈴木 則孝
54 池谷 清


1964年9月27日〜28日 第1コース 54名

1 生田 幸弘
2 徳山 淳一
3 宮城 健
4 七条 孝之
5 平岡 譲
6 中野 福一
7 山田 三喜男
8 広瀬 久男
9 松田 造一
10 岸本 雄一
11 奥村 忠司
12 山本 義弘
13 山村 稔
14 児島 保夫
15 浜田 敦子
16 実光 千暁
17 長谷川 俊一
18 竹村 彰志
19 岸岡 洸
20 半井 陸亘
21 佐藤 信吉
22 塩田 和夫
23 山田 耕平
24 三村 陽
25 小松 峰喜
26 古川 忠幸
27 中山 幸臣
28 角谷 明美
29 石井 誠
30 藤井 祥弘
31 田上 晃
32 高橋 喜宏
33 山寄 省治
34 中沢 正勝
35 荒木 嘉明



次回の1964東京五輪聖火ランナー全リストは5月27日に「滋賀県編」を掲載予定です。

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