アンドレ・ザ・ジャイアントのベアハッグで苦しむハルク・ホーガン
1987年3月29日(現地時間)、アメリカ・ミシガン州ボンティアック、シルバードームでWWF(現・WWE)「レッスルマニア3」がおこなわれた。同大会は9万3173人の観衆を動員。当時のプロレス史上最高記録だった。 目玉カードはハルク・ホーガンvsアンドレ・ザ・ジャイアント。ホーガンはレッスルマニア1からメインを務めてきた絶対的主人公。1984年1月にアイアン・シークからWWF世界ヘビー級王座を奪取し、すでに3年以上もの長期政権を築いていた。
一方のアンドレは1987年に入ってヒール転向を選択。両者の対決が初めてクローズアップされることになった。すでに全盛期は過ぎていたものの、アンドレは大ブーイングを浴びながら試合を支配。ホーガンは劣勢を強いられる時間が続いた。
しかし、ホーガンはアックスボンバーを決めると、誰もが不可能と思っていたアンドレへのボディースラムに成功。その衝撃でリングが大きくリバウンドした。最後は11分15秒、ギロチンドロップから体固めで勝利。プロレス史に残る伝説の一戦となった。
週刊プロレス 7月 7日号(WEEKLY PRO-WRESTLING No.2128)