close

2021-07-06

【相撲編集部が選ぶ名古屋場所3日目の一番】2日休んだ髙安、復帰を白星で飾る

腰を痛めて休場していた髙安が3日目から出場、右おっつけから逸ノ城を寄り切った

全ての画像を見る
髙安(寄り切り)逸ノ城

前日の逸ノ城戦で首を痛めて車イスで引き揚げた貴景勝が、「頸椎椎間板ヘルニアによる神経根症」のため休場。1月に続いて綱取り一転カド番になりそうで残念なばかりだが、3日目から直前のぎっくり腰で休んでいた髙安が出場してきた。

ぎっくり腰を経験した人ならわかるだろうが、情けないほど動けないものだ。先週木曜日に発症して6日目。何とか動けても、そろりそろりというのが一般的な感覚だ。果たして相撲が取れる状態なのか。

対戦相手は逸ノ城。初日、2日目と御嶽海、貴景勝を破って勢いに乗っている。今場所は立ち合いの踏み込みがよく、当たりが強烈だ。貴景勝も立ち合いの衝撃で首を痛めてしまった。まともに受けてしまったら、さらに腰を痛める可能性もある。

立ち合い、髙安は頭から逸ノ城の胸をめがけて当たっていった。相手の圧力にやや下がったが、右からおっつけ、左を差して低い体勢。逸ノ城は突き起こそうとするが、髙安は我慢して頭を上げない。逸ノ城が右から引っ張り込もうとするところを右のおっつけも効かせて前進。下がるともろい逸ノ城を寄り切って白星を挙げた。

「落ち着いて前に攻めることができました。バタバタしないように、頭を上げないように考えていきました」と振り返った髙安。

腰の状態が心配されるが、「おかげさまでよくなりましたので出場を決めました。2日間、寝たきりで、歩けない状態だったのでやむを得ず(休場)という感じでした。しっかり休養を取ったので、万全な状態に戻りました」と語る。相撲を見る限り、腰痛の影響は感じられなかったので、すごい名医がいるのだろう。

腰を痛めてからは稽古ができなかったが、「先週の木曜日まで荒磯親方(元横綱稀勢の里)といい稽古ができましたので、稽古不足ということはないです」と心配はない様子。

今場所は再大関昇進が懸かる大事な場所だった。2場所連続三役で10勝を挙げ、13勝すれば目安と言われる3場所で33勝に届く。それが2日間の休場で、負けられない状態になったが、「前向きにいい内容の相撲を目指して頑張ります。今日が初日と思って、優勝争いに絡めるようにやっていきたいです」と力強かった。髙安の復帰は後半戦の盛り上がりに欠かせないものになるだろう。

文=山口亜土

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事