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2021-07-20

ヒクソン・グレイシー戦を控える高田延彦がキングダム旗揚げ戦で新人の上山龍紀とエキシビションマッチ 1997年5月4日【週刊プロレス】

初めてマウントパンチを見せた高田延彦

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 1997年5月4日、東京・国立代々木競技場第二体育館にてキングダムが旗揚げ戦をおこなった。

 1996年12月27日でUWFインターナショナルが経営不振によって解散。5年8カ月という歴史に幕を下ろしたが、ほとんどの選手がキングダム旗揚げに参加した。 

 オープニングでは超満員の観衆を前に安生洋二が仰天の挨拶。なんと高田延彦vsヒクソン・グレイシー戦が決定したことを発表した。

 この日の高田は旗揚げ戦だけにメインを張りたいところだったが、ヒクソン戦に備えるために、新人の上山龍紀と5分のエキシビションマッチで対戦。アキレス腱固め腕ひしぎ十字固めで2本取った後、マウントを取ってパンチを出すポーズも見せた。

 キングダムはルール的にUWFスタイルから一歩踏み込み、オープンフィンガーグローブ着用による顔面へのパンチとマウントパンチを導入。第1試合の開始早々、山本健一が金原弘光に右ストレートを繰り出すと場内は「ウォーッ!」と驚きの声を上げた。

 メインでは安生が団体の未来を担う垣原賢人に勝利。Uインターでは“200%男”として硬軟織り交ぜたファイトを見せていたが、キングダム旗揚げ戦では真面目に実力者ぶりを発揮した。

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