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2021-07-11

丸藤正道が杉浦貴との“戦友”GHCヘビー級選手権を制す! 次期挑戦者に桜庭和志が「丸藤さんの弱点がちょっと見えた」と名乗り!!【週刊プロレス】

試合後、握手を交わした丸藤正道と杉浦貴

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 7月11日、NOAHが宮城・仙台サンプラザホールでビッグマッチを開催。メインでGHCヘビー級王者の丸藤正道が初防衛戦をおこなった。

 挑戦者は杉浦貴。2000年8月のNOAH旗揚げからずっと苦楽を共にしてきた“戦友”だ。今年のサイバーファイト・フェスティバル6・6さいたまで武藤敬司を破り5年半ぶり4度目のGHCヘビー級王座戴冠を果たした丸藤に対し、6・13TVマッチで杉浦貴がギブアップ勝ちを収め「NOAHの顔に戻った丸藤からベルトを奪うのが一番美味しい」と挑戦表明して決まったタイトル戦である。

 前哨戦では6・27TVマッチで丸藤がフロント・ネックロックを切り返して、6・13TVマッチのリベンジに成功。6・30後楽園のメインでは杉浦が米満リフトで3カウントを奪取。7・3横浜の“シングル前哨戦”では15分時間切れの引き分けだった。
 
 試合は互いに知り尽くし合っているだけに先の読み合いと激しい攻防が中心となった。杉浦のオリンピック予選スラムをカウント2でクリアした丸藤は雪崩式オリンピック予選スラム狙いをこらえて雪崩式不知火を敢行。壮絶な打撃戦を制して、最後は虎王・零、ポールシフト式エメラルド・フロウジョンとたたみ掛け、初防衛に成功した。

 試合後、丸藤は杉浦と握手。リングを降りた杉浦は鉄柵を出る際、リングに向けて礼。丸藤もリング上から頭を下げる。

 丸藤はマイクで「杉浦さん、今日は闘ってくれて、ありがとうございました。21年目のこれからも、どうぞよろしくお願いします。彼と21年、ホントに思い起こせば、いい思い出よりも、つらい思い出、苦しい思い出、悲しい思い出、そういうものがホントに多かった。だけど耐え続けて、信じ続けて、がんばり続けたら、そういう思い出もいつか必ず笑える日が来ると思って信じてやってるんで、その日まであと少し。みなさんの応援、本当によろしくお願いします」と語った。

 バックステージでは桜庭和志が「裏で見てていい試合でよかったんですけど、見てて丸藤さんの弱点がちょっと見えたんで。杉浦さんがやられちゃったんで、次、ボクが挑戦します。よろしくお願いします」と表明。それを伝え聞いた丸藤は「オレは弱点だらけだ。桜庭和志、弱点だらけのオレが今日、杉浦に勝ったぞ。ふざけた桜庭和志は来るな。オレは超強い桜庭和志とやりたい」と受諾した。
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