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2021-07-19

【柔道】変幻自在な柔道に威力、精度を上積み。60kg級・髙藤直寿、大会初日に金を目指す

大会1日目/7月24日(土)
男子60kg級
髙藤 直寿[パーク24]
TAKATO Naohisa


    3位に終わったリオ五輪後は、17・18年と世界選手権を連覇、東京五輪に向けて確実にキャリアを積み上げてきた髙藤。型にはまらない変幻自在な柔道で世界の60kg級をリードしてきた。

    しかし迎えた19年の世界選手権では、3位決定戦でライバル永山竜樹との直接対決に敗れ5位に終わった。そこから巻き返し、年末に行われたグランドスラム大阪では決勝で得意の小内刈で永山を下し、代表切符を大きく手繰り寄せた。

 代表内定後、コロナ禍で柔道ができない期間は「総合的に強くなるための身体づくり」と「一本を取れる技」を磨いた。それが2021年4月に行われたアジア・オセアニア選手権で結果となって表れた。

「舞い上がってしまった」という前回大会の反省も踏まえ、五輪本番までに「メンタルを整えていきたい」という髙藤。大会初日“切り込み隊長”の凱歌で日本代表に良い流れを呼び込めるか。


◎髙藤直寿の柔道スタイル
先手を取った組み手、動きから繰り出される多彩な技と、捉えどころのない柔道が髙藤のスタイル。小内刈を軸に立技、寝技ともに隙のない柔道をみせる。

リオ五輪は3位に終わった髙藤。大会初日に金メダルを目指す(写真/IJF)
リオ五輪は3位に終わった髙藤。大会初日に金メダルを目指す(写真/IJF)

Profile
たかとう・なおひさ◎1993年5月30日生まれ/栃木県出身/野木町柔道クラブ・大宮少年柔道同好会/東海大相模中-東海大相模高-東海大-パーク24/160cm/左組み/得意技=肩車・小内刈/16年リオ五輪3位、13・17・18年世界選手権優勝、19年世界選手権5位、10年GS大阪優勝、20年GSデュッセルドルフ優勝、21年アジア・オセアニア選手権優勝

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