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2021-09-02

ジャイアント馬場デビュー30周年! お目当ての“32文ドロップキック”は…【9月2日は何の日?/週刊プロレス】

にらみ合うジャイアント馬場とアブドーラ・ザ・ブッチャー

 1989年9月2日、全日本プロレス日本武道館大会でジャイアント馬場がデビュー30周年記念特別試合をおこなった。

 馬場は1960年9月30日、日本プロレス台東体育館大会における田中米太郎戦でデビュー。この日の一戦は馬場のプロ入り30年を記念した特別試合だった。

 相手はいくどとなく激闘を繰り広げてきたアブドーラ・ザ・ブッチャー。ゴングが鳴ると、にらみ合い、首四つ、馬場が左腕をとる。ブッチャーは地獄突きからバックをとって馬場をマットに倒す。思いも寄らぬ技に歓声が沸く。

 お互いロープに飛んでまたにらみ合い。ブッチャーが地獄突きからエルボードロップ。馬場はチョップで反撃。ブッチャーもヘッドバットで応戦する。

 5分経過のアナウンスがあった。にらみ合いが中心でも観客を納得させてしまう古き良き時代のプロレスだ。

 馬場は河津落とし、腕ひしぎ十字固め。ブッチャーは足をかんで脱出し、凶器攻撃で馬場の額を割る。馬場はランニング・ネックブリーカーを決めると、最後は左足を抱えた変型バックドロップで14分37秒、片エビ固めで3カウントを奪取。試合中、場内から何度も「32文」コールが発生していたが、お目当ての技が出ないまま勝敗が決した。

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