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2021-10-21

全日本女子プロレスが事実上の倒産「興行は今まで通りおこなっていきます。現金決済で乗り切る」【10月21日は何の日?/週刊プロレス】

左から松永高司会長、植田信治コミッショナー、今井良晴広報

 1997年10月21日、全日本女子プロレスが東京・目黒区の事務所にて緊急会見をおこない、事実上の「倒産」を発表した。

 会見には松永高司会長、植田信治コミッショナー、今井良晴広報の3人が出席。松永会長は「先月末の不渡りに続き、昨日2度目の不渡りが出ました」とショッキングな言葉を発した。半年以内に2度目の不渡りを出したということは銀行取り引きが停止。事実上、全日本女子プロレス興業が倒産した。

 全日本女子プロレス興業は経営の多角化を狙って、不動産や株式の投資に手を広げた。それが失敗。バブル崩壊で多額の負債を抱えることになった。負債額は10億円にものぼる。

「興行は今まで通りおこなっていきます。私たちからプロレスをとったら何も残らない。売り物を仕入れる金がなくなれば倒産だろうが、ウチの売り物はプロレス。自前で用意できる。がんばっていこうと思います。現金決済で乗り切る」

 松永会長は興行継続を宣言。同年の11・2両国国技館&11・24神戸ワールド記念ホール大会は中止。翌1998年の創立30周年を前に女子プロレス団体の老舗が厳しい状況に追い込まれた。

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