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2021-10-30

“五輪コンビ”ジャンボ鶴田&谷津嘉章が本格始動! “ロード・ウォリアーズ”のタッグ王座に挑戦!!【10月30日は何の日?/週刊プロレス】

谷津嘉章(左)とジャンボ鶴田

 1987年10月30日、全日本プロレス千葉公園体育館大会で“五輪コンビ”ジャンボ鶴田&谷津嘉章が始動した。

 両者ともにアマチュア・レスリングでオリンピック出場経験を持つ。鶴田は1972年のミュンヘン五輪出場後に全日本プロレスに入門。エリートコースを突き進み、比較的短期間でスターの座を手に入れることに成功した。

 一方、谷津は1976年のモントリオール五輪出場後の4年後にプロ転向。新日本プロレス、維新軍、ジャパンプロレスと転々として、全日本プロレス正式入団まで何度となくプロレス界の政治的トラブルに身を置いてきた。

 アメリカ遠征も鶴田が「プロレス留学」ならば、谷津は「武者修行」。鶴田には“温室育ち”なるレッテルが張られ、谷津には“雑草”といったイメージが定着していた。元オリンピック選手以外の共通点はない。

 “五輪コンビ”としての初陣はなんとタイトルマッチ。人気絶頂の“ロード・ウォリアーズ”アニマル&ホーク・ウォリアーのインターナショナルタッグ選手権に挑戦した。

 試合は12分16秒、両者リングアウトでベルト奪取こそならなかった。しかし、いきなりハイジャック式パイルドライバー、サンドイッチ・ニーパットという合体技を披露。何より清々しいスポーツマン精神を象徴するようなファイトは期待感を抱かせるものだった。

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