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2021-11-06

長州軍団が新日本プロレス札幌2連戦&千葉で凶行! 藤波辰巳の足破壊、前田日明を血祭り!!【週刊プロレス】

藤波辰巳にサソリ固めを決める長州力

 1987年5月13日、新日本プロレス「IWGP」シリーズ中の札幌大会に長州力が来場。全日本プロレスとの契約問題でTVマッチでは表立った行動を起こせなかったが、この日は藤波辰巳vsマサ斎藤の一戦に乱入。藤波にリキラリアットを決めてみせた。

 翌14日の同じく札幌大会。メインの藤波vs斎藤戦が反則決着で終わると、長州軍団がリングになだれ込む。

 長州はアントニオ猪木、藤波をリキラリアットでノックアウト。藤波にサソリ固めを決めてみせた。これで藤波は左ヒザをはく離骨折して長期欠場を余儀なくされてしまう。
  
 興奮冷めやらぬ18日、TVマッチの千葉大会で長州軍団がさらなる凶行に出た。この日、最後の“BI会談”がおこなわれ、坂口征二副社長は「今日の結果を見て勝手に判断してくれ。あとはオレが責任をとる」と宣言。IWGP公式リーグ戦の斎藤vs前田で長州軍団が動く。

 スーパー・ストロング・マシンが前田日明に手を差し伸べ、それが拒否されると前田を何度も鉄柱に叩きつけて大流血させてしまった。藤原喜明、坂口らも駆けつける騒動となり、手負いの前田は奮闘を見せたが、4分22秒、リングアウト負け。試合後もマシンが再び前田を襲ったが、長州らによって控室へと連れ戻された。

 全日本プロレスとの契約に縛られて宙ぶらりんの長州軍団が徐々にリングでのアクションを先鋭化させ“強行突破”に踏み切ってきた。

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