米プロフットボール・NFLは、現地11月4日(日本時間5日)、インディアナ州インディアナポリスで第9週のサーズデーナイトゲームがあり、3勝5敗のインディアナポリス・コルツと2勝5敗のニューヨーク・ジェッツが対戦。コルツオフェンスが機能して、大勝した。コルツは4勝5敗、ジェッツは2勝6敗となった。(写真はすべて Getty Images )
インディアナポリス・コルツ○45-30●ニューヨーク・ジェッツ
(2021年11月4日、ルーカス・オイル スタジアム)
【得点経過】
コルツ 第1Q 残り6:55 RBナイヒーム・ハインズ 34ヤードTDラン(キック成功)
9プレー88ヤード4:48 [0-7]
ウィスコンシン大学ではラン通算6174ヤードでカレッジフットボールの最上位、FBS史上で4位の記録を残した。上位の3人(ロン・デイン、リッキー・ウィリアムズ、トニー・ドーセット)は4年間で記録したのに対し、テイラーは3シーズンでこの成績だった。2年時、3年時には連続で2000ヤードを超えた。
これだけの実績を持ったテイラーだが、今のNFLのRB軽視の流れの中で、2巡41位という低い評価で、コルツに入団した。1年目は1190ヤードで早くもエースとなり、今季はどれだけ成績を伸ばすのか楽しみだ。
さらに忘れてはならないのが、2年目のWRマイケル・ピットマンJRの存在だ。父、ピットマンシニアは、バッカニアーズがスーパーボウル初優勝時の主力RB、ランだけでなくレシーブにも優れていた。
父の能力を継いだピットマンは、193センチ101キロの大型ワイドアウトとして、USCで活躍し、2巡34位でコルツに入団。ルーキーの昨シーズンは、先発8試合でレシーブ503ヤード1TDだったが、今季は658ヤード、5TD。飛躍のシーズンとなっている。
ディフェンスの弱いジェッツが相手となったサーズデーナイトゲームで、コルツは究極のバランスアタックを敢行した。パス・ラン共に30回。パスは22/30で272ヤード3TD、ランでも260ヤード3TD。
オフェンスのトータル532ヤードは、ペイトン・マニングがQBだった2004年以来の好成績で、パス、ラン共に250ヤード以上3TDを記録したのは、1956年以来65年ぶりとなった。
QBウェンツは今季6試合目の2TDパス以上でINTがゼロ。RBテイラーはラン172ヤード2TD、WRピットマンはレシーブ64ヤード1TDだった。
コルツは4勝5敗で、黒星先行ではあるがAFC南地区の2位。
開幕3連敗の後は、4勝2敗だが、第4週以降の2敗はいずれもオーバータイムにもつれ込んでのもの。3連敗時は1試合平均18.7点だった。しかし以降の6試合では、31.5点。1試合平均のスタッツでは、NFL32チーム中、トータルヤード13位、ラン5位、得点8位まで上昇してきた。
AFC南は、6勝2敗のタイタンズが独走状態だったが、大黒柱のRBヘンリーが欠場する間はブレーキがかかる。コルツの5敗は、従来ならプレーオフ黄信号だが、今季からレギュラーシーズン17試合制。まだまだ可能性がある。今後の課題は、失点の多いディフェンスを立て直すことと、「強いチーム」に勝つことだ。今季は、前シーズン勝率5割以上のチームには勝てず、前季5割より下のチームに勝っている。
11月の残り3試合は、ジャガーズ、ビルズ、バッカニアーズ。ここで最低2勝することが、プレーオフ進出の条件となりそうだ。
【小座野容斉】
2022-06-20
【陸上】全日中四種競技王者で400mH高校歴代7位タイの紺野稜真(九里学園高)が東北高校総体で50秒台前半V、3年ぶりの全国制覇、ハードル2冠を目指す
2022-06-19
【展望】競泳世界選手権/2日目 予選から注目選手続々
2022-06-11
【ボクシング】井上尚弥がリング誌選定の全階級最強ランキング1位に!
2022-06-12
【陸上】8種目10名が日本選手権でオレゴン世界選手権代表に内定
2022-05-24
佐々木朗希、無傷の4勝目!【BBMフォトギャラリー102】
2022-05-05
スムーズなライド感が、さらに進化した! 「ナイキ エア ズーム ペガサス39」
2022-06-20
【陸上】全日中四種競技王者で400mH高校歴代7位タイの紺野稜真(九里学園高)が東北高校総体で50秒台前半V、3年ぶりの全国制覇、ハードル2冠を目指す
2022-06-19
【展望】競泳世界選手権/2日目 予選から注目選手続々
2022-06-11
【ボクシング】井上尚弥がリング誌選定の全階級最強ランキング1位に!
2022-06-12
【陸上】8種目10名が日本選手権でオレゴン世界選手権代表に内定
2022-05-24
佐々木朗希、無傷の4勝目!【BBMフォトギャラリー102】
2022-05-05
スムーズなライド感が、さらに進化した! 「ナイキ エア ズーム ペガサス39」