close

2021-11-28

金本浩二が初優勝! 新日本プロレス入門からちょうど8年目で悲願の達成【第5回(1998年)スーパージュニア/週刊プロレス】

金本浩二が初優勝し、記念撮影

 1998年6月3日、新日本プロレス大阪大会で金本浩二が「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」初優勝を果たした。

 同年の出場選手は獣神サンダー・ライガー、エル・サムライ、大谷晋二郎、高岩竜一、福田雅一、ドクトル・ワグナーJr、金本、ケンドー・カシン、南条隼人、安良岡裕二、カズ・ハヤシ、エル・フェリーノ。金本は本命と目されていた戦前の下馬評通りにBブロックを突破して決勝に進出。Aブロックを勝ち上がってきた伏兵のワグナーと雌雄を決した。

 前年は準優勝に終わっているだけに2年連続のV逸は許されない。金本は自身のスタイルを崩さずとも、やはりどこかでメインイベントの責務を背負っていた。

 古キズである右ヒザの影響もあったか、いつものケンカ殺法全開というわけにいかず。メキシカンストレッチで悶絶し、雪崩式BTボム、タイガードライバーなどワグナーの大技を食らいまくった。

 それでも公式リーグ戦で猛威を振るったみちのくドライバーⅡやラ・マヒストラルもカウント2で返し、最後はこだわりのタイガー・スープレックス・ホールドで勝利。1990年6月3日に新日本プロレスの道場に足を踏み入れてからちょうど8年。金本がついにジュニアの頂点に立った。

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事



RELATED関連する記事