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2021-12-03

垣原賢人が下馬評を覆して初優勝!「13年のプロレス人生の中で最高の一日」【第10回(2003年)スーパージュニア/週刊プロレス】

スーパージュニア覇者となった垣原賢人

 2003年6月11日、新日本プロレス京都大会で垣原賢人が「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」初優勝を果たした。

 同年の出場者は獣神サンダー・ライガー、AKIRA、外道、田口隆祐、杉浦貴、藤田ミノル、えべっさん、タイガーマスク、金本浩二、エル・サムライ、垣原、成瀬昌由、邪道、スタンピード・キッド。決勝の舞台に勝ち上がってきたのは大本命の金本と伏兵の垣原。前年2月から新日本プロレス所属となっていた垣原だったが、大きな結果や存在感を残せずにいたのが正直なところ。

 決して前評判も高くはなかったが、垣原は決勝で金本と素晴らしい試合を繰り広げた。セコンドについていた参加全選手の気持ちが2人に乗り移ったような白熱した一戦を制したのは垣原。シャイニング・イナズマを初公開し、トルネードカッターからカッキーカッターにつないで金本から3カウントを奪った。

 試合後、垣原は「13年のプロレス人生の中で最高の一日」と喜びを表現。U系出身として総合格闘技路線に気持ちが向きかけた時期もあったが、それでもプロレス道を信じてきた結果がたぐり寄せたスーパージュニア初優勝だった。

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