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2022-01-20

長州力がアントニオ猪木からシングル初勝利! 後頭部へのリキラリアットさく裂!!【週刊プロレス】

この後頭部へのラリアットで長州力がアントニオ猪木から勝利

 1988年7月22日、新日本プロレス札幌大会で長州力がアントニオ猪木から初のピンフォール勝ちを収めた。

 前日の21日、小樽大会でも猪木は6人タッグマッチながら長州のリキラリアットでピンフォール負け。22日の札幌大会のIWGP挑戦者決定リーグ戦では久しぶりに“じらし戦術”を使った。先に登場してリング上で身構える長州に対し、なかなかロープをくぐらない。

 長州は「猪木、入ってこい!」と絶叫。猪木は「オマエこそ下がれ!」と片足をリング内に入れかけてはまた引っ込める。やむなく花束贈呈はカット。リングアナウンサーのコールも猪木がエプロンにいる状態でおこなわれた。

 試合が始まると長州はいきなり対角線を走ってのオクラホマ・スタンピート。猪木も延髄斬りを返す。もっぱら攻めまくっていたのは猪木。延髄斬り、ブレーンバスター、キチンシンク、ダイビング・ニードロップと繰り出す。

 長州もやられながらもチャンスをうかがっていた。ラリアットを決めると、2発目をかわされてジャーマン・スープレックス・ホールドを食らう。これで猪木は3カウントが入ったと勘違い。この隙を突いて、長州は後頭部にリキラリアット!

 7分55秒、体固めで3カウントが入った。シングル11度目にして長州は初めて猪木から勝利。藤波も成し得ていない快挙をやってのけた。

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